
←の業界なんですけど
もっと具体的な会社名を言うと
新日本海フェリー
なんか前に見たのは2010年代だった記憶が…
国立自動車総研北海道逃亡の友(笑)
今年は使わないけれどネタにしないわけがないw
今月(2023年6月)になって在京地上波キー局の一部で↓のCMを何度も見たわけです
◆新日本海フェリー CM 見たことのない景色篇 30sec Version◆
関東エリアからは新潟 - 小樽/新潟 - 秋田 - 苫小牧東に就航する新日本海フェリー
夏シーズン前に大々的PRというわけでスポットCM入れまくりなのですが
ホントのところカーフェリーCMを見たの久々であるんですがね
これ15sec Versionは実に芸の細かいことをやっているのですよ
◆新日本海フェリー CM 見たことのない景色篇 Type-A 15sec Version◆
◆新日本海フェリー CM 見たことのない景色篇 Type-B 15sec Version◆
◆新日本海フェリー CM 見たことのない景色篇 Type-C 15sec Version◆
15sec Versionの違いに貴方は気が付きましたか?
答えはラストカットのテロップ違い
Type-A:新潟から北海道へ(関東・甲信越)
Type-B:北海道へ(秋田・関西)
Type-C:秋田・新潟・関西へ(北海道)
※( )内は主な放送エリア
放送エリアでキャッチを使い分けているんですねえ
まあ当然と言えば当然なのですがこういうきめ細かさがCMでは大事なのですよ
枕でも触れましたがカーフェリーのCMって
すごく久しぶりに見たな
そこで↑CMを公開しているYouTube新日本海フェリー公式チャンネルでは
↓のアーカイブを公開しています
◆新日本海フェリー CM 人生に船旅を篇 15sec Version(2019年)◆
構成やコピーが今年公開された見たことのない景色篇に似ているつーか
これをベースにしたような気がするんだけどイメージ的には重要だよな
◆新日本海フェリー CM ミュージカル篇 15sec Version(2018年)◆
船内にドリー・ミニクレーンのみならずドローンまで飛ばした意欲作(笑)
まあバブル期みたいな勢いがある作品ですな
尤も新日本海フェリーって昭和の時代からメディア戦略には結構積極的でして
バブル期には関東ローカルで↓のをスポンサードしてますた
◆テレビ東京 天気予報(1990年)◆
放送終了直前丑三つ時の歌う天気予報なノリ(笑)
つーか終夜放送のなかったこの時代には殆どPVみたいな天気予報って
どこの局でも見ることができた遺物だということですが
既に30年以上前に現在も使われているキャッチコピーである
Cruising Resortが使われていたのは驚きです
尤もこの時代に新日本海フェリーなみにメディア戦略を採っていたのは
今はなき東日本フェリーで北海道・東北エリア限定でしたが
やはり同じようなことをやっていました
◆北海道ローカル天気予報 提供:東日本フェリー(1984年)
石狩・空知・後志地方なんて今じゃ言わないよなあ
↑じゃ旅行者はわからんって(笑)
で…↑のキモは後半のCMです
この80年代半ばから90年代頭にかけて使われてた
シブ過ぎるCMソングが肝になります
♪北国の海♪

作詞:伊藤アキラ/作曲・歌:アイ・ジョージ
※↑のタイトルをクリックするとMP3ファイルが開きmediaplayerで再生されます
途中から存在感を増してくる鳴きまくるエレキギターが泣かせるぜ(笑)
マニア心を擽り過ぎるこのナンバーは今でもファンが多いんですよ
しかもこのEPレコードは驚きの東日本フェリー全額出資の自主制作盤
非売品で完全なノベルティグッズだったというレア物ですよ
とにかく広告宣伝費の掛け方が半端なかった会社でして
2008年春に高速フェリー ナッチャンRera & ナッチャンWorldのPRで
↓なCMまで制作しちゃうんですが…
◆東日本フェリー CM 青森 - 函館 魔法の2時間篇 30sec Version◆
主演:戸田恵梨香/楽曲:尾崎亜美って豪華すぎる
チョットだけシンデレラエクスプレス感あるけど…(笑)
しかし既にこの時点でカナリ財政は悪化していたわけで
そのうえ燃料費高騰の煽りもあり同年11月にナッチャンは運航休止
さらに12月には暫定的運航継続となった函館 - 大間航路以外全廃
そして2009年11月に道南自動車フェリーに吸収合併され会社が消滅しました
もし今残ってたらどんな前略するか見てみたかった気もしますがね
さて…新日本海フェリーと共に北海道航路のもうひとつの雄と言えば↓
太平洋フェリーですな
名古屋 - 仙台 - 苫小牧を結ぶこちらの会社
CMについてYouTube公式チャンネルをチェックすると↓の作品のみですた
◆太平洋フェリー CM 女子旅篇 30sec Version(2015年)◆
◆太平洋フェリー CM おもてなし篇 30sec Version(2017年)◆
ウ~~~ン…そろそろ新作でもいいんじゃない
つーか新日本海フェリーが動き出したんで何らかの動向があってもいい頃
昨夏の最繁忙期仙台 - 苫小牧では
往復とも定員の90%は乗ってましたから
もうコロナは関係ないって!
共存での旅なんじゃねーの
↑考えると新日本海フェリーが新作CMで広告宣伝に出てきたのも
妙に納得できるし自然の冥利だと思うんだけどどうでしょうか?
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Posted at
2023/06/26 01:33:18