森進一でも吉田拓郎でも構わんw
今回の療養では岬をひとつのテーマにしたわけで
道東はパスしちゃったし
最北端は昨夏行ってるし…
となるとここは行っておかないとなあなんですが
大袈裟な言い方ですけど結構なまでの難攻不落な岬
とにかく風が強過ぎて近付けない
ええ…それが今回奇跡的環境だったおかげで…
とにかく地球岬に続いて岬めぐりしてますw

広尾(渋谷区の高級住宅街にあらず)からR336で南西方向の海岸線に沿う
まさに岬めぐりなんですけど10年振りくらいに来たら随分と道が改善された
早い話が海岸線クネクネなところが新たにトンネルで走りやすくなっていますた
日高振興局管内幌泉郡えりも町字庶野というポイントで
道道34号襟裳公園線に入るのが襟裳岬への始まり

この道道34号線ですが"日本の渚百選""日本の白砂青松百選"に入ってるらしい
まあ↑の画像からはそう思えないつーか左端にもう見えてるんですよねw
とは言えこの道を走るということは…
腹を括らないと岬に辿り着けない
それくらいの覚悟がないと行けないんですよね
なぜなら↓が理由なんですよ
風極の地?
どういうことかと申しますと…
全国900以上の風速計測実施アメダス地点で
年平均風速が最も大きいのが襟裳岬観測地点
1981 - 2010年の年平均風速は8.2m/s
10m/s以上は年間270日以上ある
つまり…4日のうち3日が
"強風Hello注意報"状態なわけで
バイクなんかで行っても駐車したら転倒しまくりという問題を抱えているわ
天気が良くても
誰もが台風中継できるクオリティ
絶景と引換にある阿鼻叫喚な地獄絵図が約束された観光地なのですw

ネットでの拾い物ではありますが海原はるか師匠がリアルでネタにした画像(笑)
これで如何に強風Hello注意報なのかがわかると思います
けれどもホント↑はまだいい方なんですよ
当社も今まで5回ほど訪れたんですが駐車場でクルマから降りる時点で
ドアそのものを開けるのが難しい
さらに外を歩いて行くことができない
風に身体を持ってかれ立ってられない
こんなんで岬周遊は諦めざるを得ないパターンが繰り返されておりました
ところが今回Weather Newsのサイトを確認したら…
最大風速2m/s以上がない
驚くべき逆特異日なことに気が付いたので本来はそばから始める十勝グルメ三昧から
急遽予定変更をしまして片道150㎞以上をかけてまでも襟裳岬まで来たわけです

清水町付近でも↑だけの快晴でしたがこの状態でも疑心暗鬼ではありましたがね

そしてやってきたのが襟裳岬駐車場ですがこの段階ではまだ安心できません
ドアを開けるまで信じられないんですよ
そして決死隊じゃありませんがドアを開けると…
風が殆どない!
奇跡の1日が始まりますよ
まずは岬の守護神とも言うべき襟裳岬灯台
灯台と言うと岬の突端にあるイメージですがここは結構内陸側
そして無人なこともあるのがそんなに高くないんですよ

ありがちな展望台ショット(笑)
こちらは好天を活かすために映像詐欺師しております

厳密な意味での岬突端は左側の断崖絶壁なところですね
住所的には幌泉郡えりも町えりも岬 北緯41度55分28秒 東経143度14分57秒
日高山脈の最南端であり太平洋を南へ突出した岩礁は沖合7㎞まで点在する

展望台からえりも岬漁港・広尾方面を望むと道道34号が如何に断崖絶壁を
登ってくるのかおわかりかと思います 実際道路のアップを見ると…

やっぱり勾配具合はわかりますなあw

何気に足元を見ると位置関係相関なマップが埋め込まれてます
そしてここからまた歩いていくと…

↑とは違う襟裳岬の看板が…(笑)
ここまで辿り着けるのは年間で何日あるんだ?

はるか南を望んだ太平洋
この先陸地にあたるのはいったいどこなのだろうか?

こちらは様似・苫小牧方向で断崖絶壁が続きますがこれも映像詐欺師してますw
つーかもう少し寄ると見えてくるモノがあるかと?
この断崖絶壁ですよ
船越英一郎の独壇場
無限増殖できるよな?
結局オチはそれかい!(笑)
ワンパターンもここまでやれば古典芸能ですが毎度毎度これじゃ申し訳ない
国立自動車総研もバカじゃありませんから今回はまだまだネタ盛ますから
やっぱりあるぜ! ♪襟裳岬の歌碑
あれだけの大ヒットナンバーですからねえ
ただ…ここの歌碑は青森県某所の石川さゆりサンとか長野県某所の五木ひろしサンと
違うつーか好感を持てるのが人感センサーなどで勝手に曲再生しないこと
尤も列車が到着しちゃうと無条件でさだサンが歌いだす富良野駅w
↑なのもあったりしますが実はこの歌碑で???な状況があります
アレッ? 歌碑がもうひとつある!
気になったので寄ってみますよ
♪襟裳岬
作詞:丘灯至夫 作曲:遠藤実 歌:島倉千代子
いやいやいや…こっちのVersionは
知らんがなあ(笑)
このイントロなんとかならんか? おどろおどろで幽霊が出てきそうなんですけどw
1961年のナンバーだそうですが知る由もないですよ
お母さんのお腹どころかお父さんのお股にもいなかった頃の話ですからねえ
つーか拓郎作曲が世に出る前はこちらの方がメジャーだったらしいそうですが
もう完全に吉田拓郎で育っちゃった世代だし元祖の森サンVersionも
今年でリリースから50年ですからねえ…(シミジミ)
勉強不足で申し訳ありませんが
島倉Versionは知りませんですた
ただ…同じ場所に同名異曲の歌碑があるのは日本国内ではここだけだそうです
そして…もうひとつ
ここ襟裳岬には命の補給基地とも言う↓が存在します
えりも岬観光センター
岬周辺で飲食できるのってここくらいしかないんですよ
まあ海鮮タップリのラーメンとか定食もそこそこイケてるんですが…
当社は裏メニュー"もやしそば"がいい
これは♪襟裳岬(当然拓郎&森Version)でも歌われています
♪もやし はじめてるらしい♪
なんだ?
このやっちまったな空気感は
もう…
そんなわけないじゃないですか!
ウソですよ!ウソ(笑)
さて 何事なかったようにブッコミをやったところで観光センターをよく見ると…
休業中(爆)
どうやら正月営業以降やってないようですorz
5回目の訪問で初めての凪と観光センターの休業を体験してしまったのですよ
どっちにしろこれで今回ここで昼飯という目論見は音もなく崩れ去りますたw
ホント…もうわかりましたね
"何もない春"とはこのことです
こうなるとえりも町内に向うしかないですがそれでも15㎞程の距離があります

かと言って↑にある帯広方向に向かうとしても40㎞以上離れた広尾町まで
商業施設は殆どないわけで今回も結局広尾でセイコーマート定食でしたからw
尤も道は↓なところなので1時間はかかりませんからね
ただひとつ言えることは
風が凪なら行く価値あり
それが襟裳岬なんだぜ!
その価値を知りたいなら…
空から見ると↑なところですが道道34号襟裳公園線で↓を目指して下さい
すべては"何もない"駐車場から始まりますから