というわけで…4月23日ついに本編公開
ティザー予告編公開
最終予告編も公開
新幹線大爆破ダイスキな代表取乱役
Netflix制作Reboot版をあれだけ煽ったわけですから
当然レビューするつもり満々w
ええ…責任をもってご報告させていただきますよ
で…最初にお断りしておきます
内容的にネタバレあり
なのでそれが嫌な方は最初からスルーして下さいな(笑)
まっ 詳細なストーリーをここでバラすつもりはありませんが
一応公開当日に↓な動画が公開されますた
◆新幹線大爆破 独占配信開始| Netflix◆
さらに↓なのも…
◆新幹線大爆破 オープニング映像| Netflix◆
これだけでも結構なネタバレなんですが…(笑) ひとつハッキリ言えるのは
樋口真嗣 監督 カナリな新幹線大爆破マニア
とにかく愛情とリスペクトが半端ないって!
イマドキの社会情勢も含みつつなんだけど
1975年のオリジナルへのオマージュがスコイ
たとえば…↓のシーン
◆1975年Version|浜松駅上り転線シーン◆
今回↑を盛岡駅で同じような展開をやっているのですが…
これでよく走り続けられるな(笑)
まあCGだから盛れるだけ盛ったネタでもあるんですけどねw
さらにJR東日本全面特別協力なので↓も特別出演w
E956型高速試験車 ALFA-X
ドクターイエローがいない代わりにこれかよ(笑)
↑ですが当該のE5系にもマニアの愛情が込められています
コックピット左上の編成番号 U75

E5系は全部で52編成つまりU52編成までしか存在しないのですが
1975年オリジナルへの敬意からU75編成としたとしか思えない
これに気が付いた時は涙モノでしたからねえ
で…ストーリーそのものに触れるのも何だったので
当社が気になった登場人物に触れておきます

↑が主要登場人物相関図です
確かに六平直政サン演じる味のあり過ぎる電気工事士がチャーミング過ぎる件
松尾諭サン演じる観光会社社長は某知床観光船会社社長をモチーフにしただろ?
そしてNetflixには欠かせないこれまた珍味的ワンポイントなピエール瀧サン
笑えるツッコミ処もありますけどやはり下敷きは結構多いと思います

当該"はやぶさ60号"に乗車する国会議員 加賀美裕子役の尾野真千子サン
そして林広大 秘書役の黒田大輔サンですねえ
議員と秘書の会話が如何にもステレオタイプなのですが
どこか
”2位じゃダメですか?"な人を参考にしたかな?

チャラいYoutuber等々力満役の要潤サンとの絡みも絶妙で漫才そのものですたw

松本千花運転士役の のんサン
オリジナルでは千葉真一サンが演じた青木運転士に比べると登場シーンは少ない
けれどもチョットしたセリフとか動作で結構な存在感ですねえ
元々はコメディエンヌとして高い才能を持っているんですが
シリアスな芝居もそつなくこなせる実力派ではないかと見ています
爆弾が仕掛けられた後で100㎞/h以下に落とせない緊迫した状況の中で
主役の高市車掌役の草彅剛サンと冗談を言い合うシーンがあるのですが
普通に芝居として流してしまうと浮いちゃうところを上手くメリハリつけてます
これだけで彼女をこの役に抜擢した価値はあるかと思います
余談ですがこの冗談はラストでキチンと回収されますからお楽しみに(笑)

笠置雄一 新幹線総合指令所総括指令長役の斎藤工サン
オリジナルでは宇津井健サンが演じた倉持指令長に相当する役です
倉持指令長は現場での経験を積み重ねた叩き上げの職人という感じでしたが
笠置総合指令所は腕のいい天才外科医的にオペレーションするタイプ
だからと言って感情は表に出さないタイプではなく怒るべき時は怒るんです
佐々木健太郎総理補佐官役の田村健太郎サンとの取っ組み合いシーンは味あります
そしてセクションは違うのですが今回のストーリー展開で↓人なしでは語れない
いや…右腕としては出木杉なドラえもんの四次元ポケット的存在と言える
技術本部の山本サン

要は種明し要員でもあるのですが受け手側の想像を超えてくる救出方法を
提案・解説してくる 現実には可能かは???ですが驚きの連続でした
ただ…これもよくよくは1975年オリジナルへの敬愛でかつそれが如何にも
テロには応じない冷たい政府と
何とか助け出そうとするJR東日本
↑な対比を生み出して非常に素晴らしい展開を魅せてくれますた

乗り合わせた修学旅行生である小野寺柚月役の豊嶋花サン
1歳から芸能活動はダテじゃないつーか18歳でこの演技力は素晴らし杉です
そしてポイントポイントで結構なまでに芝居の味付を変えてくるのですが…
何で普通の女子高生が注目されるのか?という疑問はありますがストーリ展開で
カナリ重要な立ち位置つーか前半にある主役の草薙サンとのシーン
さらに客室内にあるSOSボタンを押した後のシーンを見ると…
なぜ彼女を注目すべきがよくわかるというかそこにヒントだと思いますよ(謎)
それにしても18歳なのにいい芝居するよなあ
そして最後に樋口監督つーか制作陣のシャレという意味で当社的には拍手な人w

保線担当者チーフ役の田中要次サン この方は役者になる前は
リアルな鉄道マン経験が"あるよっ!"
国鉄→JR東海で保線畑を担当していたのですがスタッフ知ってた上での配役
そう願いたいですよw
そして最後にどうしても言いたい究極のネタバレです
まずひとつは…
1975年オリジナルとのリンク
単純に原作引用をしただけではないということで同時に
シン・新幹線大爆破
↑言わせるだけの意味合いもあるということです
それとオリジナルとは大きく異なる点です
ラストに新幹線は大爆破します
オリジナルではゼロ地点到着前に無事爆弾除去できるのですが
Reboot Versionでは除去する方法がなかったということかな?
いや…タイトルに偽りなしつーかどう生還するか
犯人のモヤッとした目的を浄化させるためには必要だった気がします
しかしラストはその手があるんか?
ゼロ地点も含めてマニアの愛情だな
↑なエクセレントかつマニアックなオチだということだけ言っておきます
つーかこのオチじゃなければJR東日本も納得しなかったような気がしますけどw
国立自動車総研的には↓言っておきます

ええ…手に汗握る2時間17分ですた
これだけスリリングな傑作をネット配信だけって勿体ない