【前回までのあらすじ】
宮古島逃亡を企てた代表取乱役
出発直前に空きが出てシートをグレードアップ
プレミアムな漢になったわけですが
その後の3時間にいったい何があったのか?
半分ドキュメンタリー仕立/半分ドラマ仕立
↑でお送りする超ヒマ&マニアックなお話です
当ネタはまもなく離陸いたします
何方様もシートベルトをお締め下さい(笑)
というわけでプレミアムクラスをゲットしたまではよかったのですが…

出発直前の変更だったので料金支払手続きなんかで手間取り搭乗はほぼラスト
ちなみにグレードアップに必要な料金は
こちら
2日前・前日のマイレージ会員料金に比較すると当日は1,000円増
それでも15,000円でこの贅沢は悪くない
ただ…ラウンジでマターリを出来なかったのが唯一の心残りですた(笑)

↑の何がいいかというと…
↓のワイドな足元空間

シートピッチ127㎝と
東北・北海道新幹線グランクラスの130㎝とほぼ同等
さらに隣席とはシェル型セパレーターで区切られるほか
↑のピッチなのでトイレに立つのもスルッとストレスなく出られます(笑)
定刻1150より若干早くボーディングブリッジが外されます

トーイングカーでプッシュバックされるわけですが
このわずか数分間がワクワクとドキドキとじれったさのミックスジュース(笑)
そして準備完了してタキシングが始まります

最初に目に入ったのが沖止めのB737-881(JA65AN)
コイツどこに飛ぶのか?

↑は乗ったら今回とは正反対の北連行(笑)
AIR DOのB737-781(JA09AN)ですがレジからもわかるようにANAからの移籍機
考えたらAIR DOの現有機はすべて元ANAで共同運航してますし
経営が傾いた時に手を差し伸べたのがANAでしたからね
そしてさらによ~く考えたらJAL沖縄支店的なJTAを除く第三勢力航空会社に
ANAは結構細かく関わっているのもまた事実なのですよ
スカイマークは一度倒れかけた時に支援されてますし
ソラシドエアはスカイネットアジア時代に支援されたほか
ANAからの移籍機と共同運航やってますし
↓で出てくるスターフライヤーも共同運航してますからね
そういえば羽田も最近では737増えたなあというより
コロナ禍による影響や新規代替もあってB777のような大型機も
以前から見かけなくなったと思うのは当社だけですかね?
そして…

デジタル望遠な荒い画像でスンマセンm(__)
羽田沖を航行するこの船が何だかわかりますか?
南極観測船しらせです
偶然でしたがこの日が東京港出港日
エアーなら3時間で行ける沖縄近海までも丸2日かけて行ったらしい
そして南極到着まで約1ヶ月の長い船旅
紅白歌合戦に電報打つんか?
その前に着いちゃうからそれは越冬隊のお仕事
そうだ!南極2号は?(一部大爆笑)
乗ってるわけないと思います(笑)
さて…羽田の滑走路です

↑の4本を巧みに使いあの発着本数をさばいているわけですが
今回は↓画像手前D滑走路左南西側RWY05からのTAKE OFFになりますた
余談ですが2010年に完成した2,500 x 60(m)のD滑走路
↑からの画像でもわかるかと思いますが
世界初の桟橋部+埋立地によるハイブリッド滑走路なのです

画僧手前側が桟橋部で奥側が埋立地なのですが桟橋部を支える鉄柱がスゴイ!
まるで海中神殿(笑)
1,000t以上の荷重にも耐えられるためにこんな構造なのです
材質はレアメタルも使用したもので耐用年数100年と言われてます
当然当社が生きているうちはダメになるとは思えない(爆)
で…
↑のD滑走路に辿り着くまで連絡路を経由するのでやたら時間がかかるのですよ
これがまたジリジリしてくるのですよね

当機の前をタキシンギしていたブラックタキシードのニクイやつ
スターフライヤーのA320-214SLが離陸体制に…
坂上二郎往年のギャグじゃありませんがこの次に
飛びます!飛びます!(笑)

※ここからは一部拾い物画像を使用します
離陸すると左側にお台場や東京ゲートブリッジと浦安にあるのに東京鼠園(笑)
これを見ながら大きく右旋回をすると間もなく↓が視界に入ってきます
東京湾アクアライン
この間約3分強でしてまだまだ上昇していきます

そして三浦半島上空
沖合に見えているのは
江の島ではなく伊豆大島
そういえば大島VORなんていうのが記憶にありますなあ

相模湾を横切ると今度は伊豆半島の登場
あっ!富士山ですか?
それは右側座席のお約束ですねえ(笑)
天候はよかったし完全な順光ですから綺麗に撮れたはずですが
今回は引退した杉谷の如く華麗なるスイッチヒッターばりな
左→右→右→左と空席の少ない状況での座席争奪戦をせざるを得ませんでしたが
最後の最後に飛行機の神様は最初希望していた左側を
しかもプレミアムクラスをサインしてくれたのです
↑の頃にはほぼ水平飛行になってベルト着用サインも消え…
そうなるとカロリー過多になる↓の登場です(笑)
魅惑の昼食(笑)
まさか取れるとは思わなかったのでシッカリと食い込んできた
ミンチ&ロールキャベツシチューによる挽肉の祭典
↑だったので食えるかな?というのもありましたが
蓋を開けてみると↓なラインナップでした

面倒なのでお品書きも↓で勘弁しておくんなまし

国内線なので当然の如くなコールドミールではありますが完食
たいへんおいしゅうございました
量的には軽食の範疇で537Kcalだそうですが感覚的には
サンドウィッチマン伊達じゃないけどゼロカロリーに近いですよ(笑)
食事が終わって外を眺めていると↓の光景
ほぼ浜松上空
当然ながら手前の湖は浜名湖なわけですが…
ここまで1時間もかかってないということは
この後2時間以上の退屈が待っていると言っても過言じゃない
搭乗したB767-381ERは基本設計が80年代のネオヒストリック
機内エンタテインメントが貧弱
↑に尽きるという感じ
これが多客期に投入されるB787シリーズですと…

パーソナルモニターがあるので結構楽しめるのですが
B767だと↓

↑な大型モニターがあるだけ
マルチオーディオや魅惑の機内誌 翼の王国 も廃止され過去帳入りしている今
他にすることもなく当社に襲ってきたのは睡魔ですた(笑)
で…爆睡体制となった代表取乱役に代って航路についての解説をば
世には奇特つーかどうでもいいような細かいことを研究し
ネットで公表されている方がいらっしゃいまして
そちらから情報等を拝借しますが東京→宮古は↓なルートで飛行します

正規ルートは赤ですがショートカットとして青のルートを通るケースも多いとか?
確かに当社搭乗機は↑の浜松付近を最後に殆ど洋上飛行でした
基本的に東京羽田から沖縄へは那覇・宮古・下地島・石垣も途中までは共通で
Y56→Y5→Y12→Y128→Y52→Y525というルートで飛ぶそうです
※興味のある方やヒマな方はご自身でお調べ下さい(笑)
で…当社が爆睡から目覚めたのは左側に↓が見えたあたりですた

気が付いたのが通過直後だったことと雲が邪魔してわかりにくいのですが
ハート型の島があるのを確認できますかね?
なのでハッキリわかる画像を拝借しましょう(笑)
ハイ!コレッ!↓
鹿児島県十島(トカラ)列島 宝島
↑の空から見られると幸せになれるという島ですけど
これを通過したということは確実に1時間は寝ていたということです
間もなく飛行機は那覇に向うルートから分離し宮古・下地島・石垣へ向かう
Y576と呼ばれるルートに乗ることになりまして
左側に沖縄本島が見えてくることになるのですが…
※↑が楽しみなので当社は沖縄方面便では左窓側が必須なのです
雲が多くて見えない!
それもそのはず当日午前3時の雨雲レーダーは↓な状況でした
こりゃあ無理だ!(苦笑)
さらに着陸時刻に近い15時は↓な感じ

沖縄本島と宮古島の間に強烈な降水帯が存在します
石垣島は弱い雨が降っていますが宮古島は大丈夫そう
高度を下げ始めるとベルト着用サインが点灯し↓なアナウンスが…
当機は間もなく雨雲に突入します
大きな揺れが発生しますので
ベルト着用と共に洗面所ご利用を
お控えいただきます
↑が終わるか終わらないかのうちに来ました
ウワッ!
揺れキツッ!
8月に乗船した太平洋フェリーのウネリに負けず劣らずだな(笑)
尤も船はリバースもしくはマーライオンになり兼ねない状況ですが
こちらはそこまではないですがね
そんな中チョット貴重なショットが撮れますた

上側に雨雲 下側に普通の雲
遠く青空が抜けるという構図なのですがこんなのまず見られないって!
それに驚いていたらY576ルートで宮古へのアプローチとなるYUTAHポイントへ
もう完全に着陸態勢なんですけど…
※下地島空港の場合DIANAというポイントでY576から離脱します
宮古空港(ROMY)へのアプローチは↓の2パターン
◆南風=RWY22への着陸◆

陸地が見えたらいきなり宮古島という感じのアプローチ
◆北風=RWY04への着陸◆

冬場に多いパターン
一旦東平安名岬方向から弧を描きながら来間島まで回り込み
下側に宮古島東急ホテルを見ながらのアプローチとなります
今回はRWY22からの着陸でした

あれカメラさんと照明サンが先にいるような川口探検隊的ショット
細かいことは気にしない それワカチコワカチコ(笑)
RWY04=南風ということは雨雲がいなくなる証
↓はボーディングブリッジを装着する際の画像ですが光線の具合が
すべてを物語っている気がします

はい 降りたら降りたで
高温多湿の28℃
東京初秋装備といっても薄手の長袖シャツですが途端に汗だく(笑)
尤もこの時から宮古島を離れる4泊5日の間は雨に濡れることなく
Tシャツ短パンだけで過ごせますた
ちなみに14時頃に雨が上がったそうで当社の晴れ漢ぶりを実証です
まあひとことでいうとシドニー五輪の時のQちゃんじゃありませんが
とっても楽しい1,158マイルでした
そして最後に↓な航空会社さん サンキューでした~!
