
ホント船越英一郎が好きなんだな(笑)
第一章:松戸ナンバー@宮古島
第二章:宮古島に本土ナンバー
↑から続く第三章
果たして英一郎は再び崖の上に立てるのか?
【第二章からのつづき】
パイナハマビーチで遭遇したケバブを販売するキッチンカー
いったい何なのこのクルマ
ベースになった車種を知りたい
ええ動機はそれだけでサスペンス劇場三発目なわけです
この大きさのキッチンカーだとベースに多いのは↓
Quick Delivery
三河がクロネコ宅急便でお馴染みヤマト運輸と共同開発したウォークスルーバン
車内での作業時でも腰をかがめる必要のない天井が高いことが必須で
後にNISSANからATLAS LOCO ISUZUからBEGINというフォロワーといえる
同コンセプトモデルをリリースさせるキッカケになったモデルでもある
※ココイチ仕様キッチンカーはあくまでも当社の趣味です(笑)
でも…これはスグに違うと気が付きますた
だって車内への乗り込みがスライドドアですからねえ
逆にケバブ号の特徴から追っていく方が早いと発想の転換でした

最初に注目したのは↑の
リヤ小径タイヤ
室内高を稼ぐためには小径タイヤで低床化して稼ぐ必要があるのですが
これで
ラインナップに低床モデルがあること
…となると最低でもキャブオーバータイプの1.5 - 2tトラックが
用意されているモデルだということは判明しました
ただしリヤはドネル搭載が理由なのかフレームごとストレッチしてる感じです
続いて注目したのが↓
助手席ドア
プレスラインとサイドウインドウの処理で追い込めばイケル
そこから攻めようとしたわけです
まず日野・三河連合のデュトロ・ダイナはサイドウインドが斜めのライン
これは↓のMISUBISHI CANTERも同様なラインなのでこの2種は除外
となると国内でこのタイプは
ISUZU ELFじゃん
ところがです…

ウインドウ処理とドア下部のプレスラインは一致するんだけれど
ウインドウ直下のキャラクターラインがない 嗚呼万事休すか?
でも…ふと思い出したんです
ELFってOEM供給してたな!
あらゆる手段で探しまくりましたら見事にヒットしますた
あっ!正にこれだ!
このドアって何だと思いますか?
答えは↓です
MAZDA TITAN
ISUZUからのOEM供給となった4代目モデル
これに低床タイプが存在するので間違いないかと?
※厳密にいうと画像は1.5tクラスのTITAN DASHです
これでベース車はわかりましたがもうひとつ気になることが…
ケバブキッチンカーのフロントは↑じゃないんです
それは取って付けたようなフロントのクラッシャブルゾーンと
明らかに他モデルから流用のライトとグリル類で何だ?これ?となっちゃった
最初は↓かなと画像を持ってきました

グランドハイエースですがヘッドライトの大きさや形状が違うなあ
そうか!↓だ!
NISSAN E25 CARAVAN
CARAVANとしては4代目モデルで間違いない!
姉妹車のHOMYは廃止つーか統合しちゃったわけですが
沖縄でホーミーはマズイって(笑)
尤もHOMYの代わりに↓のOEM供給が始まったりもしますた
ISUZU COMO
どっちでもいいんですけど結局のところケバブキッチンカーは
NISSAN・ISUZU・MAZDA
↑のOEM連合集大成な1台
だったという結末ですた
ちなみに…
このケバブ屋としての経営母体を調べてみると宮古島で
ゲストハウスを運営している会社
本土から移住したご夫婦が起こした企業ですが
奥様が宮古島にはケバブがないと嘆き
かつて東京で常連だったケバブ店に事情を話したら
宮古島でやればいいじゃん
やるならケバブの作り方教えるよ
そこからスタートとなるわけですが丁度コロナ禍が始まった頃と重なって
最初は結構苦労したようです
ただ…
どうしても解けなかった謎があります
所沢ナンバーな件
クルマそのものは本土で改造改装したことだけは確かで
ケバブ店開業に際し航送 営業認可も宮古島で取得したのですが
なぜ今も所沢ナンバーなのかだけはどこを探しても
その理由を解くカギは見つけられませんでした
これは当事者に直撃するしかないかな?
ええ…
今回も船越刑事は崖を得ました(笑)

このケバブですけどネットではまいう~と評判なので
是非次回来島の際には直撃したいと考えております
ただ…移動販売故に神出鬼没
さらに逃げ足も速いというホシそのものなのが困ったものです
あっ!また崖だ(笑)
Posted at 2022/12/20 01:29:44 | |
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