前回からのつづき
まあ事故られてしまったAE82
修理できないレベルではなかったのですが
相手方が修理費分+修復歴がついてしまうことによる損益を負担すると…
まあ気分的にもモヤモヤが残るのも嫌なので乗換を決意しました
当初はレカロシートと大の字ホイールカバー(笑)がシャレオツな
JT150 いすゞジェミニ イルムシャーを考えたのですが
納期は2ヶ月程かかるというのが難点喉飴
でも地獄で仏ってあるんですね
AE82を購入したディラーで
実はAE86のキャンセル車が出まして…
グレードは白黒ツートンのレビンGTVですが
値引は頑張らせてもらいます
ホントはGT-APEXにイントラアルミ+サイドステップのフルOPでと
考えていたけどン十万抑えられるし
またオモステだけどLOCK TO LOCKが3回転のクイックレシオ
タイヤも標準で14インチ60タイヤだし
なぜかオプションのLSDも入っているって!
しかも希望色だったので年末ギリギリ納車も納得の上でサインしました
まあ1987年5月にはレビン&トレノがFF化されるのはわかっていたし
壊滅してしまう1.6LクラスまでFR車は
もしかしたらもう乗れないかもということもありました
それにモデルチェンジ半年前から生産調整もかかっていた状況で
即納に近いのは魅力でしたね(笑)
いやいやいや…渡りに船ってこういうことでしょ?
こうして自分はAE86のオーナーになりました
まあAE86のインプレはあちこちでオーソリティな方々が
詳細なインプレを執筆されているので今回はそれに乗りませんよ
だってここはあくまでも…
おじさん的レビューですから(笑)
それと今回は画像一切なしです
過去の光学写真のフォルダが行方不明ということもありますが
もうネット上に画像が溢れていますから敢て出すほどまではないと判断しますた(笑)
ただひとことを言わせていただきますと
人気の1.6LクラスFRスポーツといえど
そこは80点主義のトヨタが作った1台
要約すると↑に尽きるんじゃないかな?
つまり素材としては三河産で用意しました
あとの味付はオーナーがシェフのつもりで…
そんな感じでしてね
初めてカスタマイズに手を染めた1台でもありました
まあ規制緩和前の時代だったので露骨なイジリはできませんけど(笑)
で…
手始めにやったのはサスをTRDのガスショック
GTVはハードサスが標準装備だったのでツルシでも
それはそれでよかったのですがしなやかさに欠けるんだよなあ
そうしたらディラーの営業サンから↑をどうかと?
結果的にはこれがジャストマッチだったことは事実で
ついでに車検対応のTRD製マフラーも装着したのはナイショです(笑)
次に手を付けたのがステアリング
形状こそスポーティーだったのですがこれもシックリこない
こちらはショップオススメのイタルボランテを装着
クイックなオモステは改善されないのですが
手触りとか握りやすさは大幅にフェリ-ングUP!
これは正解ですた
OEM装着タイヤはBS POTENZA RE86MもしくはYH ADVAN A450でした
どちらもグリップとハンドリングをバランスさせたスポーツタイヤ
ただRE86Mがグリップ>ハンドリング
一方でA450がハンドリング>グリップという特性
※前車AE82がRE86Mを装着してましたのでFF FRの違いはあれど比較できたかと?
好みとしてはA450で自分のはADVANが装着されていました
おぉ!と思ったのですがAの字をデザインしたトレッドパターンが
あまりにもな走行ノイズを発生させるわけで…
当初はAE82から引き継いだBS 331 EAGER
これが山無となってからはDL ZERA PASSIO
いずれも185/60-14のハンドリングタイヤにリプレイス
ホイールは出所不明ですが白黒ツートーンと合せたいと思って
社外品のホワイトフィンを組んでました
OPのイントラアルミを装着するとタイヤサイズが195/60-14になることもあり
AE86ではこちらのサイズをセレクトするケースもありましたが
逆に軽快さが失われるという雑誌インプレも当時多くあり
さらにハイグリップタイヤにすると安定はするけど逆に食い付き過ぎるという指摘もありました
ついでにタイヤをDLに交換する際にブレーキパッドを
日立製(品番忘却)に交換しましたが
今に比較すると制動力が弱かった時代
これは安心できましたね
AE86ではGT-APEXとGTVはスポーツシートが標準装着されていました
しかしこれが前期と後期では微妙に違う
前期はヘッドレストが可動式で後期は一体成型固定式なのですよ
AE86は前期/後期の違いで大きいモノとしては
前期GT-APEXのみデジタルメーターというのが有名ですが
厳密にはモデルイヤーでもっと細かな違いが存在します
例えば同じ前期でも1983年モデルはドアミラーが折り畳み不可とか
超初期ロッドのみカムプロフィールとECUセッティングが異なる
後期でもフロントガラスが1985年モデルが強化ガラス
法規改正後となった1986年モデルが合せガラスなどの相違があります
正直なところ好みは前期だったんですけど…
でもですよ
こういう時に福の神が現れるのですよ
当時の勤務先パイセン社員から
並行モノだけどレカロLXいる?
ハイハイそうですか!
いらないわけないでしょ
だから下さ~~~~~い!!!
どうせ並行モノでしたからローポジションシートレールも特注
元々ヘッドクリアランスに余裕がなかったのでこれは大正解
諦めたジェミニイルムシャーで一番欲しかったモノが入手できたので
これはこれで大満足ではありました
ただ…失敗もありますよ
夜の山道もよく行っていたこともありまして
ヘッドライトをCIBIEのハイワットキットを組込みました
これだけならばよかったのですが
ラリーカーよろしく調子に乗って
補助灯としてさらにCIBIE RECTAまで…
いや~ これは最強でして
夜道で敵なし(笑)
究極の昼行燈仕様
まあ自画自賛の唯我独尊状態だったのですが
やり過ぎは必ずツケが回ってきます
電装系パンクしますた(爆)
慌てて寒冷地仕様の強化オルタネーターとバッテリーに交換しましたがね
ここまで読んでいただければわかると思いますがAE86の場合は
手を入れること前提
手を入れれば入れただけ進化
自分好みのマシンに変身する
決してパワフルじゃないし
元はと言えば所謂ひとつの大衆車をスポーツに振ったクルマ
ただ乗り手=シェフと考えれば自分好みの一品になる
そうです
ここで冒頭にあった
人気の1.6LクラスFRスポーツといえど
そこは80点主義のトヨタが作った1台
↑に戻るわけなのですよ
結果的にハンドリングがいいコントロール性重視のスポーツクーペ
自分は胃にもたれないそこそこライトな味付が出来たかと?
それに燃費も意外とよかった
東京→青森 夜の東北道を無給油で走り切ったこともありますから
でも この1台も別れは結構突然やってきます
ライトウェイトFRスポーツが壊滅していた1988年
どうしても売って欲しいという人が現れました
レカロ/タイヤホイールセット/CIBIE一式/イタルボランテ
これだけは外してという条件をつければ諦めると思ったのですが
それでも売って欲しいと…
諦めさせるつもりで言っても相手の本気度が買ってしまえば仕方ない
売却価格>>>>購入価格もこの時期だったからこそでしょうね
まあユーノスロードスターもデビュー前だったし
S13シルビアも走り屋から注目されるようなってから
中古価格も一時的にこなれたのも事実ですけど
やはりAE86のプライス高騰は頭文字D以降でしょうね
尤も最初期の拓海仕様パンダトレノを見た時はビックリ
イタルボランテとドリンクホルダー
あれ?俺のとまったく同じじゃん
しげの先生どこかで俺の見てたのか?(笑)
でも俺はとうふ屋にはなれなかった
いや仮に所有維持できてたとしても最初からなれる素質はないな
だって5バルブエンジンに換装するなんて絶対にないから(笑)
でも歴史に残る1台に新車で乗れただけでも幸せだったなとは思います