夕陽に向かって吠える
↑な自主制作映画を何本も見たんだぜ(笑)
そもそも刑事ドラマなのにこのタイトルって…
意味不明すぎでわかんないなw
というわけで…太陽にほえろ!絡みな訃報です
露口 茂 -1932.04.08 - 2025.04.28-
東京生まれ愛媛県松山市育ちの俳優 1972年7月 -1986年4月にかけて691話にわたり
刑事ドラマ"太陽にほえろ!"で山さんこと山村精一警部補を演じ代表作となった
2025.09.01に老衰のため93歳で同年4月に東京都内の自宅で死去したと発表された
ウ~~~~~ン…"太陽にほえろ!"をリアルタイムで見ていた世代には
この人ってヤッパ山さんなんだよね
経験と並外れた推理力・洞察力と取調べ技術をベースに難事件を解決に導く知性派
ただし…これは途中からキャラチェンジされた山さんスタイルである

当初は↑のような短髪スタイルが特徴でしたな で…この初期山村刑事は
多数の情報屋へ提供謝礼としてタバコの箱に現金を忍ばせてタバコごと渡すなど
贈賄行為という法抵触も厭わないアウトロー的なキャラクターを前面に出して
時には強引な捜査手法を取るという問題警察官でして↓なことも…
勤務中に事件がなければ雀荘で賭け麻雀
現代じゃ完全に懲戒モノだよなw

テキサス刑事が登場した頃から天パ長髪かつ参謀的なポジションにシフトしますた
"太陽にほえろ!"は"特捜最前線" "西部警察"と並ぶ80年代前期3大娯楽刑事ドラマで
あのホイチョイプロダクションがOTVという本で比較ネタとして
犯人説得シーンの違い
↑でそれぞれのドラマ特性と違いを解説していたネタがありましたけど
これがホント的を得ていたつーかスンゴクわかりやすいんですよね
◆特捜最前線の場合◆

説得シーンの代表格は特命課№2である橘警部(本郷功次郎)の見せ場なんですが…
多くは犯人の肉親や関係者を現場に連れてきて人間味に訴えるんだけど
どうにもこうにも湿っぽいんだよね(笑)
これは人情系と呼ばれる人間ドラマでもある刑事ドラマだから仕方ないな
◆太陽にほえろ!の場合◆

拳銃を所持しない丸腰であることをアピールした上で説得に向かう
一見感情的だが山村の信条として腹黒さも持ち合わせた漢であるので…
犯人から死角になる位置に刺客を置く
つまりSATなどの狙撃隊ならびに
SITなどの突撃隊を準備した上での
頭脳戦を展開するのが山村精一つまり
これが太陽にほえろ!の方向性ですよw
◆西部警察の場合◆

有無も言わせず大門圭介が
ショットガーンでバ~~ン!
一撃終了(笑)
団長お疲れ様です
これがそのまま娯楽性でもあり爆薬類使用量ともリンクする
コンプラなんてクソくらえな時代の刑事ドラマの良さでもあるんだよな
そしてコンプラと言えば現代のドラマだとまず厳しいんですが
この山村刑事の場合↓がカッコ良かったんだ
タバコが様になっていたんだよなあ
山村…というよりコレは俳優・露口茂の哲学かとも考えられるんですけど
チョットしたポーズや見映えという点をスゴク意識していた
俳優という仕事であれば当然のことなのでしょうけど
山サンのカッコよさに憧れた
これって当社だけじゃないと思いますがどうでしょうか?
そして俳優としての最後の仕事は1995年のスタジオジブリ制作の"耳をすませば"
フンベルト・フォン・ジッキンゲン男爵 通称:バロン
自身の姿は見せず声だけでカッコよさを演じたのが最後になるとは…
この時露口サン63歳でしたけど既に役者として老いゆく姿を見せたくなかった
それもダンディズムと考えていたような気もするんですけど…
そういえば太陽にほえろ!レギュラーメンバーも結構鬼籍に入られてますなあ
そして↓が最初期七曲署捜査一課メンバーなのですが

2025年時点で存命なのはゴリさん役の竜雷太と殿下役の小野寺昭
それとシンコ役の高橋惠子(当時・関根恵子)の3人だけになっちまいますた
ちなみのこの時の高橋惠子サンはまだティーンエイジャーですた(驚)
こうなると完全に"昭和は遠くなりにけり"ではありますが
山村精一警部補こと露口茂サン
長い間ホントにお疲れ様でした
ゆっくりとお休み下さい 合掌