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さきほど、超強烈な温泉へ行ってきました。

今、パソコンに向かってますが、
体から、温泉のくさいニオイが漂っています。

なんともすごい温泉です。


胎内市中条の海岸沿いに、
大きな親鸞聖人の像があります。
すごく目立つので知っている方も多いはず。

実は、そこは、日帰り温泉もやっているのでした。

日帰り温泉が大好きなので、前々から気になっていました。
なんでも、ものすごく個性的な温泉だという情報。

さっそく今日、日曜の午前中に行くことに。

大きな駐車場にクルマを停め、
「西方の湯」と書かれた門から、薄暗い建物へ入ります。

フロントがありますが、人がいない・・・。
呼び鈴を鳴らしても出てこない・・・。
しょうがないので、フロント後ろにある事務所へ入ってみると、
おじさんがテレビを見ていました。

「すいません、お風呂いいですか」
「あ、すみません」
「500円ですよね」
「はい。ここは、初めてですか？」
「はい、初めてです」

さっそく、薄暗い通路の奥にある浴場へ。

寒い脱衣所で服を脱ぎ、ガラガラと戸を開け、浴場へ。
３名の先客がいました。誰もいないと思っていたので意外。

まず、すごいニオイが鼻をつきます。
なんというか、原油のニオイ、もしくは便所のニオイ・・・。

そして、源泉掛け流しの大きな浴槽にたっぷりと入っている温泉・・・
この色がすごい。
真っ黒です。しょうゆ、もしくは墨汁みたい。
表面には、泡がたくさん浮いています。

泡が浮いているということは、つまり新鮮が源泉がたっぷりと注がれている
ということで、この黒い色は、源泉がもうそういう色なんですね。
黒くて、いろんな成分が溶け込んだ、すごいニオイの温泉。

体を洗い、恐る恐る、黒いお湯の浴槽に体を入れていきます。
透明度は、１０ｃｍくらいでしょうか。濃いです。ほんとに。

肌がピリピリするのは、お湯が少し熱めというのもありますが、
いろんな成分が皮膚に作用しているのでしょう。

そしてなんといっても立ち上るニオイがすごい。
鼻が曲がりそう・・・
中条といえば、日本有数の原油の出る場所。
つまり、このニオイは、油臭なのでしょうか。

このお湯をなめてみると、しょっぱく、苦く、そしてまろやか。
とっても濃い味。

洗髪などしながら、このすごい温泉に４０分くらい浸かっていました。

その間、驚くことに、来客が３人も来ました。女湯からも声が聞こえてきます。
私一人だろうと予想していたので、びっくり。ちゃんとお客はいるんだね。

上がるときは、ニオイがつかないように、シャワーで体を洗ったのですが・・・

帰りのクルマの中では、自分のカラダのニオイがすごい。
ハンドルを握る手や、首筋から、ムワーッと立ち上る臭気。

ガソリンがなくなったので、スタンドに寄ったんですが、
「なんか、くせーな」
と思われると嫌で、入るのを躊躇したくらい。


新潟周辺のニオイのある温泉といえば、月岡温泉があります。
タマゴのくさったような、硫黄のニオイが素晴らしいですよね。

しかし、この「西方の湯」は、
その月岡のお湯がただのお湯に思えるほどの強烈さでした。

ただし、お肌はスベスベです。服がサラサラと感じます。
カラダもすごくポカポカ。
すごく成分的には「いい湯」なんでしょう。
健康にとても効く温泉なんだろうと思います。

新潟周辺の方、新潟を通過する方も、
いかがでしょうか？

私も、また行きますよ。
このニオイも、風呂から上がるときに、ボディソープで全身を洗えば
少しはマシになるかもしれません。

とにかく、この温泉は強烈でした。
ひょっとして、はまっちゃうかも？？