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イイね!
2023年12月01日

バラッドをお前に・10/改訂版

バラッドをお前に・10/改訂版




















皆さん、わんばんこ!


タイトル画像は、豊子のボディーを使い、A Iで合体コラボしてみました


ちなみに、金髪は豊子さんです

・・・(*´艸`)




前回のブログを読み直したら、あまりにも酷い文章だったので


仕事しているフリしながらだったので、台本のような読むに耐え難い文章に


いやいや、自分で書いたんやろうが・・


と、いうワケで書き直してみました



土日、奥さんの買い物を待っている、スキマ時間などに


読みなおして貰えたら嬉しす



m(__)m














バラッドをお前に・10/改定版











平日の木曜日なので、豊子とキムコは二人でいつものように、焼肉屋でバイトしていた



豊子が時計の針をみると10:50分を指していて



(あと、10分で今夜は終わりかな・・)



店主のオバちゃんしか居ない、店内を見まわし



木曜サスペンスを夢中になって観ている、オバちゃんの隣に自分も腰かけた時だった






ガラガラ〜チン♪


ドアが開く音と呼び鈴が鳴り


ラッシャー君と、同じ部落のゼットンの二人が入って来た


豊子はお冷を持って行き、同じ土手部落のゼットンに声をかけた






「よっ、久しぶりだね」


久しぶりに会ったので愛想良くゼットンに声をかけたが




「うん・・」

と、俯き暗い返事しか返ってこない





「ご注文は?」


キムコやゼットンが通う朝校での先輩、ラッシャー君に豊子がメニューをきくと





「悪り~コーラだけで」


ラッシャー君はいい、ゼットンは、うつ向いたままだった





「ラストオーダーになっちゃうけど、いいんですか?」




豊子はラッシャー君に確認する





「いいよ、待ち合わせだから」





ラッシャー君はいい、煙草に火を点けた




(-。-)y-゜゜゜






豊子は、厨房にいき冷蔵庫から、コーラを出しながら



「あんた、何かやらかしたでしょ!」


皿洗いをしていたキムコに問い詰めると





「えっ・・・」(; ̄O ̄)


キムコは、なんともいえない表情で答える




「ラッシャー君が、ゼットン連れてきてるよ」




「マジか・・・」





キムコの反応で、直ぐに朝校で何かあったと、豊子は閃き



「学校でなんか、やらかしたでしょっ!」



惚けて皿洗いを続けているが、顔に出てるキムコに問い詰めると







ガラガラ〜チン♪


再びドアが開く音と呼び鈴が鳴ったので、コーラとグラスを持って急いで店内に戻ると



豚美さんと京子さん、そして三人目は、先日に噂になった麻衣子さんだった




「ちょっと、豚美ちゃん!焼肉なんか食べてる場合じゃないでしょうがっ!」



麻衣子が豚美に、が鳴り立てながら、席に座る




「うるせーな、お前は」



豚美は、面倒くさそうにいつもの席に座ると



「環八で、何台か潰されてんだからねっ、ちゃんと説明してよ」






二人の会話は、どうやら、揉めているようなので


ラッシャー君とゼットンのテーブルにコーラとグラスを置き


向かいの、いつもの席に座る三人に、黙ってお冷を置くと




「あっ、スカジャンの子!」



麻衣子が、豊子を見て驚いた




「今晩は・・」


豊子が挨拶すると







「だから、それを今から確めるんだよ」



豚美が、豊子を見て言った






「キムコは来てるよね?」


京子さんが言ったので



「もうじき、上がりますけど、どうかしたんですか?」


豊子は、意味が分からず、気になって聞いてみると





「来てるなら、上がってからでいいや」


タバコに火を点けて、豚美さんが言った



いつもと変わらぬ口調だが、豚美さんは怒ってると、直感で豊子は分かったので、逃げるように厨房に行き







「なんか、豚美さん怒ってるよ」




「マジか!」



「怒羅美の麻衣子さんも来てるし」



「じぇじぇじぇ!」












豚美さんと京子さんの隣の席に座っている、ラッシャー君が



「コイツらだった」


ゼットンを豚美さんに突き出すように紹介すると





「後は、キムコとアンソンか?」


豚美さんは、ラッシャー君が連れて来た、ゼットンを睨みながら問うと




「はい・・・」


ゼットンが、うつむきながら返事



「パクちゃんは?」


京子さんが、ラッシャー君に尋ねる



「今、千葉の現場で帰りが遅く、泊まって来る事もあって平日は捕まんねーんだよ」


ラッシャー君が言うと







ガラガラ〜チン♪


店のドアが空いた瞬間、皆が振り向き


「あっ!」


と、声をあげ、店内が緊張に包まれた



入って来たのは、鮫島さんと、いつも集会で訓示を読む、大仏パンチのプロレスラーみたいな人だった






「おい、どうなってんだよ?」



長身の鮫島さんが、だるそうに歩いてきて、ラッシャー君に問う




「すんません、ウチが原因でした」


ラッシャー君が、席を立ち謝ると



「何なんだよ、昨夜の浜連の大行列はよ!」



大仏パンチがラッシャー君に掴みかかって怒鳴った



「それを聞きにきたんだから、ヤメロ」



鮫島さんが、冷静に大仏を止める



「うっす」



「それより、パクが居ねーじゃねーかよ」



「すみません、仕事で平日は捕まらなくて」



「ちっ・・」



鮫島さんは舌打ちし、ラッシャー君とゼットンの隣に腰を降ろし、麻衣子さんが居る豚美さんのテーブルを見ると






「オバちゃん、今から貸切ね」


豚美さんが、三万円だし豊子に渡しので、指定席にいるオバちゃんに豊子がお金を渡すと









「店で喧嘩したら、皆んな出禁だからね」




「喧嘩じゃないよ、ミーティングだよ」




「ならいいけど、メニューは?」



「あまり物でいいよ」



豚美さんが言うと、オバちゃんは厨房に入り、変わりにキムコがコーラを5本持ってやって来た




「どうも・・」


キムコがビビりながら、皆に挨拶し俯いたままのゼットンをチラリと見ると




「オマエも座れ」


豚美さんが、ビビってるキムコに命令



「さてと、分かりやすく説明してもらおうか」



鮫島さんが、キムコを睨みながら言う




「ちょっと待て、心当たりがあるから、豚子も呼ぶわ」



豚美さんは、立ち上がり、どうやら家に電話をかけに行ったみたいで、戻ってくると、キムコは、皆の前で






ユンソナとアンソンの事


放課後、剣走の健康兄弟をナムルとアンソンの二人がボコった事



その次の日に、剣汝のアパートに、豚子も含め、皆でカチ込んだ事を説明した



豊子は、先日にふと思い出した幼馴染のユンソナが中心になって登場して来たので、心臓が止まりそうになりながら、キムコの説明を聞いていた








「なるほど、それで昨夜、浜連が乗り込んで来たってワケか」


鮫島さんが、タバコを揉み消して言うと




「でっ、肝心のアンソンのガキは何処にいんだよ?」


キムコの説明を、黙って聞いていた豚美さんが、キムコとゼットンにきいた









「えっ」(; ̄O ̄)



「そういや、学校に来てなかったす」(; ̄O ̄)



キムコが驚き、ゼットンが気付いたように声を上げると







ブン!ブオォーん!



ガラガラ〜チン♪


貸し切りで閉店したというのに、四回目のドアが開く音と呼び鈴が鳴って



朝校の二人、カネゴンとガメラが慌てて入って来たが、中にいるメンバーを見て金縛りにでもあったかのように、立ちすくんだ




「・・・・」





「何だオマエラ!」


ラッシャー君が席を立ち、二人に近寄って怒鳴る






「あああアンソンが・・」


「すすすスタンドに・・・」



二人とも、震えて何が言いたいのか、全く伝わらない





「アンソンがどうした、カネゴン、いいから落ち着いて話せ!」


ラッシャー君が宥め、豊子が二人にお冷を渡すと、二人は震えながら、一気に飲み干し






「さっき、アンソンがバイトしてるスタンドに燃料入れに行ったら」



「行ったら、どうしたんだ?」



「店の人が、昨夜の浜連の集会で、剣走がスタンドに来て拉致てったって」




「・・・・」




「馬鹿野郎がっ!」


ラッシャー君が、カネゴンをブン殴った




「もう、一晩も経ってんじゃねーかよ!」


ガメラには膝蹴り





「すすすいません」


二人は泣きだしそうな顔で謝る
























「おとつい、豚子がウチに連れて来た女が、ユンソナなんだな?」




豚美さんが、キムコに問うと




「はい・・」




「剣汝の女の名前分かる?」



麻衣子さんが、キムコに問う




「速攻で豚子ちゃんにやられた雑魚女は、ゆかりって言ってた気がします」



ゼットンが覚えてた





「ゆかりか・・」


麻衣子さんが呟くと



「知ってんの?」



「剣汝のアタマだよ」


豚美さんの質問に、麻衣子さんが答え





「ちっ・・・」

鮫島さんが舌打ちした







「でっ、豚子は、その(ゆかり)っての相手に、どの程度、暴れたんだ?」


豚美さんが、キムコに聞いた




「鼻と前歯と手首を折っても、まだ殺しそうな勢いだったから、皆んなで、羽谷締めにして止めました」





「マジかよ!」

大仏パンチが驚く




「昔から、豚子ちゃんは強いと思ってたけど、ヤバかったす」


ゼットンが捕捉する





「豚子は、大阪での中学時代、オジーが手に負えなくなって、こっちのオトンのとこに連れて来たんだ」




豚美さんが、煙草に火を点け言った





「そうだったんですか!私が本人から聞いた話と違うんですけど」




京子さんが驚きながら、豚美さんに聞き返し



「中三の年末まで、友達といたかったからって、言ってましたよね」



豊子も捕捉するように、京子に確かめる





「いや、あいつに大阪の友達なんて、一人もいない」




「マジっすか!」

キムコも驚く




「中二の夏に、鑑別にも入ってるし、このままじゃ人殺しになる、オトンしか勝てないって、オジーが連れて来たんだ」




豚美さんが、大阪時代の孤独な豚子の過去をバラすと






「アパートにカチ込んだ時も、凄い慣れた感じで、豚子ちゃんの指示通りに突っ込んだら、あっと言う間に勝負ついたす」



カネゴンも興奮して喋りだし



「ゆかりとのタイマンも、犬猫を虐待するみたいで、見ていて恐くなったす」


ガメラも、豚子の感想を述べる





「キレればキレるほど、冷静になるから、豚子のは喧嘩じゃなくて、人殺しってオジーが言ってた」





「じぇじぇじぇ!」


全員が驚きの声をあげた




「そんな、豚子ちゃんがキレて、そこまでやったって事は・・・」




京子が呟き、豊子は何が起きたかを理解した









「ユンソナに何があったのよ!」



キムコに掴みかかり、怒鳴ったが、キムコは何も言わずに下を向く




「皆んなで、私に隠してて、何黙ってんだよ!」


更に、豊子がキムコを責めると







「豊子ちゃん、それは確かめちゃイケないんだよ」


麻衣子が、豊子の手をキムコから離しながら言った




「・・・・」




「豚子がユンソナが連れて来たら、アンソンの居場所聞き出して、突っ込むぞ」




豚美さんが京子さんに言うと









ブオォーン!


店の前に、豚子のインパルスが止まり、ユンソナを連れて店に入った来て、店内のメンバーを見渡すと





「まぁ、座れや」




鮫島さんが、豚子とユンソナの前に椅子を出した




「なんや、皆んなして?」



「豚子じゃなくて、この子に、話があるんだわ」





鮫島さんは、ユンソナの両肩に手を置き、椅子に優しくすわらせた




「おい、アンソンの居場所教えてくれ」





ラッシャー君がユンソナに聞くと





「えっ・・・」




「なんや、アンソンって?」


豚子が横から入る




「昨夜、剣走に拉致られた」



「マジかや?」


ラッシャー君の説明に豚子が驚く




「だから、ユンソナ、頼むから教えてくれ」



ラッシャー君がしゃがんで、ユンソナを覗き込みながら聞くが、ユンソナは目を合わさず下を向いてる





「知らない・・」




そう、ユンソナが呟いた瞬間、豊子は掴みかかり






「知らねーじゃないんだよ!」



彼女を引き起こし、壁に叩きつけた





「アンソンは昨夜からだぞ、ちゃんと説明しろよ!」



ユンソナの髪を掴んで、再び壁に叩きつけると




「豊子に、何が分かるんだよ・・」


ユンソナが小さい声で呟いた




「えっ・・・」




「日本人になった、オマエに何が分かるんだよおぉぉ!」




ユンソナは声を縛りあげて、唸り飛ばした




「あんた、何言ってんの?」




「中1で横浜に転校して、ひたすら在日って隠してたのに、中3の時にチンコロされてバレたんだよ」




「登録カードか・・・」



キムコが呟いた




「それより、前だって言ってんだろっ!」



ユンソナは怒鳴り返す



「じぁ、なんで?」





「好きな先輩と付き合って、本当に彼が好きだったし、信頼してたから正直に話したら、あっと言う間に言いふらされて」






「そんな・・」





「オマエみたいな汚い、在日なんかと付き合えるかって、最後に言われたんだ」






「・・・・」







「それからは、毎日レディースの先輩に呼び出されて、地獄のような毎日だった、だから好きでもない男と寝るしかなかった」






「だからって、なんで?」



豊子が聞き返す




「私と寝た男は、皆んな守ってくれるから、でも直ぐに違う男にヤラレて、繰り返しているうちに、今の男になったんだ」






「そんな・・・」






「日本人になって、ここで皆んなに守って貰ってる、ハンチョッパリの豊子に、何が分かるんだよおぉぉ!」







「・・・・・」




  




「在日って、バレたからこっちに転校したのに、豊子は居ないし、勝手に日本人になってんじゃねよ、バカヤロー!」











豊子は何も言えず、呆然とユンソナを見下ろしてると




「もう、やめー、この子かて、昨夜はボコボコにされてんのやから」




豚子が、豊子とユンソナの間に入り、豊子を自分の椅子に座らせると






皆、黙って・・・・


何も言えなかった・・・



豊子が、ユンソナにかける言葉が見つからずに、途方にくれていると













「おい、ユンソナとか言ったな、テメー舐めてんじゃねーぞ」



豚美さんが、ジンロの瓶を手に取り、ユンソナに言い寄った



ユンソナは、泣きじゃくった顔で豚美を見上げる










家が金持ちだとか、貧乏だとか



親がいねーとか、いるとか



高校中退だとか、中卒とか



在日だとか、部落だとか



テメーはよ、そんな泣き言を喚く為に、不良やって、サセコになって浜連の集会出てたのか?





「・・・・」




ウチのチームには、そんな泣き言ぬかす奴は、一人もいねーぞ



豚子やアンソン達に助けてもらった挙句



関係ねー豊子のせいにするんならよ



最初から、ツッパって不良なんかやるじゃねえよ





「・・・・・」






いいか、命に嫌われてるのは


オメーだけじゃね〜んだよおおお!























アンソンが帰って来なかったら、テメーも含めて剣走と剣汝



皆殺しにして、大師橋に晒し首にしてやるからな







バリッンー!





豚美さんは、ユンソナの頭すれすれに、ジンロの瓶を壁に叩きつけて割った











































つづきま~す🐷





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Posted at 2023/12/01 23:24:15

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