
SUGO 4輪Fanミーティング
模擬レース ステーションワゴンクラスに参戦しました。
(写真提供:みすた~氏、ありがとうございます)
年頭目標:ワゴンレース入賞(3位以内)
【出撃】
5月2日10:00自宅出発
亡き母の墓に寄り花を添えて手を合わせ、無事の帰還をお祈りする
KM1に寄って緒方社長に挨拶
リヤガラスにも「KM1魂」を入魂して頂き
「いつも通り、自信を持って走れば入賞できますよ」と激励を受けて店を後にする
静岡で実弟「はんぺん@BC5」宅に寄り機材積込
一路宮城に向かって走る
【セットアップ】
SUGOに無事到着、mid015氏と久々の再会
なかじま氏と初めてお会いする
早速お二人からこのレースについて、コースについてのレクチャーを頂く
初めてのコース、初めてのレースだが非常に落ち着いて取組めそうだ
旅行中のみすた~氏も到着
写真撮影もさることながら
要所要所で細かな注意点や
Sタイヤ初心者の僕に使い方のアドバイスを都度いただく
・・・強力なチームとなり心強くなる
問題は短時間でコースと走り方を理解すること
これは僕の問題であり、走りを組立てていくしかない
はんぺん@BC5の車輌チェックの後コースイン
軽自動車、ミニバンクラスとも混走のためタイム出しをせず
動画確認と実走行を比較しながら走りを修正する
タイム:1′46″307
タイヤ:A048 255/40/17(M コンパウンド)
【予選】
予選用A050 GSコンパウンドに変更
緒方社長の指示通りの空気圧とする
GSコンパウンドは本来は一発用だが
コース慣れが必要なためにクーリングをはさんで計3回アタック
結局3度目がベストとなるが、まだ踏めていない
はんぺん@BC5が他車を観察して
その能力などを予想、決勝の戦いを考える
タイム:1′44″232
予選結果:5位
タイヤ:A050 255/40/17(GSコンパウンド)
元ワークスメカ、はんぺん@BC5の観察によれば
上位5台のうち2台のステージアは600psオーバー
他2台も僕のマシンより出力がありコーナーも抜群に速いと言う
しかし決勝ではトップ争いが激しくなり少なくとも1台が脱落
僕は順位を落とさないスタートをして
予選と同等か、やや速いタイムをキープし続けつつクイックなハンドリングとレスポンスで勝負
7周の間絶対にタイヤをこじらず面圧グリップで温存し
いつも通り正確にレコードラインを刻み抜けば他車のタイヤがタレて抜き去ることができる
結果として3位以内に入れる、と言い切る・・・
決してミスすることなく精密機械のように正確に走ることができれば
決勝でもコースに対するスキルが徐々に上がって速くなるだろうが・・・
そしてスタート直後から即戦えるようにタイヤを作り始める「はんぺん@BC5」・・・
【決勝】
出走10分前に決勝タイヤを取付けてグリッドに着く
気温26~27℃、暑い
フォーメーションラップ
ここで一瞬荷重を与えてグリップを探る
すごい!グリップしている!
再度グリッドに着く
レッドシグナル→ブラックアウト スタート!
3500rpmでミートして即座に加速
1台を抜き1台に抜かれる
前はエボ、後ろは怪物ステージア260RS(600ps)
常勝T軍団の挟み撃ちという苦しい状況でのファーストラップ
後ろを気にしつつレコードラインに乗せてエボを観察
弱点を探り始める
後ろから600psのジェットサウンドが迫ってくる
上位3台は驚異的速さで遥か先に行ってしまった・・・
長いレースではないのでモタモタしていられない
最終コーナーからの車速を高めてエボに仕掛ける
ストレートで横に並ぶと1コーナーのインを奪う
ここからは僕の土俵、インフィールドは負けない
プッシュは激しいが決して抜かせない
ラインは絶対に外さず、タイヤを温存しつつ、軽量を活かすブレーキングで相手を誘う
4周目にはエボが下がって600psの260RSが迫ってくる
コーナーで引き離す数メートルを即座に追い詰めてくる
苦しい攻防の中で稼いだアドバンテージをバックストレート以降で一気に詰め寄られ
メインストレートで軽々とブッチギられる
普通に考えれば精神的ダメージは大きいが
そんな事は織り込み済み、絶対に諦めない!
僕に出来る事はただ一つ
ブレーキングからインを奪ってクイックにターンイン
インフィールドで引き離す・・・必ずやってみせる
と思っていたら260RSがまさかのオーバーラン
土煙を上げる相手を横目に逃げの体制
・・・僕が苦しい時は相手も苦しいのだ
そして相手は明らかにタイヤとブレーキが疲れている
タイヤ、ブレーキ、車そして自身の集中さえもまだ不安はなく
絶対の自信と安定を見せ付けて機械のように正確にコーナリングを続ける
決勝直前に入れたKM1のガソリン添加剤が安定したEgパワーを吐き出し続ける
徐々にライバルが離れ、己との戦い、タイム出しのための走りに変わる
3位のインプは遥か彼方
しかし絶対に諦めず、全力で走り続ける
徐々にスキルアップする走りさえも楽しみながら・・・
6周目でトップ争いの一台が無念の脱落
信じられない光景、そしてこれがレース!
暫くしてはんぺん@BC5の予想が100%的中して僕が3位となった事に気付く
前後に敵はいない単独走行だが
遥か先のインプに1mでも近付くため
自身のベストタイムを更新するため全力で走り続ける
ラストラップでは確実な荷重コントロールを感じ
タイヤの必死のグリップを手に感じ
適正なロールを肩に感じてただ速く走る事に集中しつつ
レースという世界に感激
走った者にしかわからないであろう感動に涙を流しながら
メインストレートを全開で駆け抜けてチェッカーを受けた・・・
レース結果:3位入賞
ベストタイム:1′43″075(決勝ラストラップ)
タイヤ:A048 255/40/17(M コンパウンド)
最高ブースト:1.49kg
最高回転数:8230rpm
最高速度:189km
とうふ劇場「決勝レース」
↓
【最後に】
旅行中に駆けつけてサポートと撮影をしてくださったみすた~さん
SUGOについてアドバイスをくださったmidさん、なかじまさん、レカロフリークさん
現地でお会いした皆様
ありがとうございました。
応援メール、メッセ、コメントを下さった皆様
ありがとうございました。
レースを共に戦った選手の皆様
素晴らしい経験をありがとうございました。
今回も絶大なテクニカルサポートをしてくださったKM1の皆様
緒方社長
ありがとうございました。