還暦前後のことを「アラ還(アラカン、アラウンド還暦)」と言うそうで
59歳の私はブッチギリの「アラ還」になります(笑)
近頃は山好きな人の間で流行っている登山アプリなるものがあり
これが山岳ドライブや釣りにも役立ちそうなので挑戦してみました
はたして、ハイテクオンチでスマホオンチなアラ還オヤジに使えるのでしょうか??
どんなアプリなのでしょうか? 役立つのでしょうか??
興味ある方は、ご一読ください
まずはアプリ導入に至る経緯から・・・
登山やトレッキングで「道迷い」「現在地がわからない」など困ることがあります
その対策として高度計と方位磁針を用いて、または登山ウォッチで高度、方位を測定し
地形図に照らし合わせて現在地を特定(クロスベアリング)ということをしますが
山深い源流の釣りでは雨や霧、深い渓、樹海の中など目標物が見えないことが多く
現在地特定が困難なことがよくあります
山岳ドライブでも問題が・・・
カーナビに載っていない奥地の山岳路へ入った時にも現在地を見失うことがあるので
高度、方位を計測して地図帳で位置特定をしますが
目標物が見えないことが多いため迷ってしまうこともしばしば・・・
これらの対策として登山用ハンディGPS(高額ですよ~)を検討していた時に
登山アプリという、お安く便利なものがあることを知るに至りました
登山アプリとは???スマホを使ったGPSです
(アラ還オヤジの調査はここから始まります(笑))
予定する地形図をあらかじめDL(ダウンロード)
現地でアプリを起動し、GPSで現在地を捉えながらDLした地形図にログを残してゆく・・・
もちろん現在地の特定ができ、携帯の電波がなくてもOK・・・ハンディGPSと同じです
ならば登山アプリを検討してみよう、ということで
まずは数社あるアプリのメリット・デメリットを調査、ユーザーの評判を調査・・・
機能制限はあるものの、基本性能を備えた無料版があり、地図バリエーションが豊富
ログに加えて日記も残せるなど、初心者~上級者まで使いやすい
と、高評価なYAMAP(ヤマップ)に白羽の矢を立てました
まずはアプリを登録してみよう・・・できるのか?オレ?(笑)
YAMAPの無料ユーザー登録を恐る恐る試してみると、オンチな私でもあっさりクリアです
おぉ!オレってできるアラ還だな~
・・・はいっ!そこのアナタ、笑うのはまだ早いですよ!
マイページもとりあえず・・・
ここで笑撃のカミングアウト
スマホオンチな私は、初めて「画面キャプチャ」なるものを知りました・・・
ほほほっ、またひとつ覚えた・・・と、ほくそ笑みます・・・
・・・はいっ!そこのアナタ、まだ笑っちゃいけません、もう少しこらえてください(笑)
登録詳細が送られてきました・・・よっしゃ!写しを残しておこう
画面キャプチャって、ホント便利だな~(小躍り)
こんな調子なので、車もヴィヴィオの制御回路くらいしかできないハイテクオンチなのです(笑)
・・・笑いをこらえていたアナタ、爆笑オッケーです(笑)
地形図を選んでDL・・・
無料ユーザーは「DL2枚/月」「保存枚数2枚(消して新たに保存すればよい)」
という制限がありますが、図は広範囲を網羅しているので、DLは1枚で充分でした
準備ができたので週末に山へ釣りに行って使ってみましょう
管釣りの渓流ステージにてテスト開始・・・渓を順調に釣り上がって退渓・・・
ポンド(池)に移動したところでログと現在地をチェック・・・おっ!いいねぇ・・・
管釣りのため狭い範囲の移動ですが、思いのほか正確にトレースしているので
登山道は勿論、道のない山中や渓を歩く時などは、かなり頼りになりそうです
画面が大きいので、老眼でも「見やすい」というメリットにも気づきました
終了してログを確認・・・写真貼付・・・レポート入力、公開ON・・・操作は簡単です
GPS、撮影、レポートまでスマホ一台でこなせるので、とても便利です
その反面、7時間30分の稼動でバッテリー残64%・・・けっこう消耗します
不安定な状態で、頻繁にスマホを使うので破損対策が要る・・・
などのデメリットを感じました
レポートの他にブログ的なものも投稿でき、すぐに公開されるのでレスポンス良好
私もいろいろなブログを見れます
その他の情報も多いので、みんカラより面白いかも・・・
さて、前述のデメリットの対策案と実施したものを挙げたいと思います
破損対策について・・・
以前より転落破損、水没の対策にストラップ付防水ケースを使っています
操作性は多少悪くなりますが、電波状態などは特に変化はなく
数えきれないほどの転落や水没も、ガラス割れを含めて全て助かっているので
アウトドアでは必需品といってよいと思います
テスト当日も「ガチャン!」「ドボン!」を何度もやらかしましたが無傷でした
厚手ビニール、ダイヤルロック式密閉のヘビーデューティータイプを使っており
遠征では予備ケースも持っていきます
バッテリー消耗について・・・
電波がない、または弱い環境では、スマホが電波を強くして探す?のに加えて
撮影したり、GPSを使って登山アプリが動き続けているので電力消費が増えるようです
これについて対策の調査と検討をしてみました
対策1:「機内モード」に設定
電波がない所での節電として常識のようですが・・・初めて知りました(恥)
対策2:Bluetoothなどを切る
これも節電になるようです
対策3:その他アプリなどを切る
これも同じく節電になるようです
対策4:画面の明るさを弱める
これも節電に効きそうですね
対策5:電話は必要に応じて入り切り・・・
私は奥深い電波ゼロの領域に入るので、渓を出るまで切りっぱなしになりますが
登山、トレッキングなどをする場合は
コースや山小屋に基地局が配備されているなど、電波が届く所もあるようなので
上記節電も含めて注意が要ると思います
対策6:モバイルバッテリー
野営(電源のない環境)する場合や、日帰りでも撮影が多い、などでは要りそうですね
私は手持ちのモバイルジャンプスターター(USBポート付40000mA相当)
またはマキタ電動工具バッテリー(USBアダプタ使用30000mA相当)を使っていましたが
重いうえに防水性などもないため、源流釣りではやや不便を感じていました・・・
そこで、今後のことも考えて、ヘビーデューティーで軽量なバッテリー(20000mA)
を源流釣り用に新調するに至りました
USB充電の他、ソーラー充電も付いている、頼もしい旅のお供になりそうです
YAMAPを使った私的な感想をメリット、デメリットでまとめてみました・・・
メリット
・アラ還オヤジにも使える優しいアプリでした
・想像していたよりも正確に現在地を特定、把握できました
・登山、ハイキング、山釣り、山岳ドライブなど様々なシーンで使えそうです
・山に関する様々な情報が得られ、ユーザーとの交流もできて楽しめます
・みんカラよりも楽しそうなので、スイッチもあり得るかも?
・無料版を使えば0円で登山GPSになります
デメリット
・無料版は機能制限がありますが、今のところ不足を感じません
・スマホのトラブルがないとは言い切れないので、地図、地形図は必要と思います
・バッテリー消耗の対策は必要です
・スマホの破損、水没などの対策は行った方がよいと思います
山岳ドライブやアウトドアで頼りになり、様々な情報も楽しいアプリなので
興味をお持ちの方はトライされてはいかがでしょう?