KM1後発のオイルを試してみよう・・・ということでお出かけしました
途中のコンビニでフライフィッシング界を牽引する杉坂プロご兄弟に偶然お会いして
いきなり釣り談義・・・大物を狙いに行くそうで、着いていきたくなりました(笑)
愛車の古いフォードが激シブです・・・お気をつけて、また遊びに行きますね
KM1に到着・・・オイルくださ~い
いつもはコレ、アスリート0550なのですが
今回は一度使ってみたかったオイルを試してみます
これ、私は初めて使うので、一通り説明を頂いてから受け取りました・・・
ゴマちゃんありがとね~
試したいオイルは何が魅力かというと・・・コストパフォーマンスが高そうなのです
VHVIのベースオイルにPAO、エステル、ナノパフォーマ配合なので
一般市販のVHVIとは一味違う性能が期待できるうえに、価格もお手頃・・・
これからの季節にちょうど良さそうなのです
で、ここから少しエンジンオイルについてウンチクです・・・
一般販売されているエンジンオイルには少々の問題があるのをご存知でしょうか?
コレ、知っておいて損はないと思いますので、断腸の思いでネタをバラします(笑)
(素人ですので間違いがあるかもしれないことをご了承ください)
上が一般的な分類表に加筆したもの
下はガレージKM1のオイルの分類をまとめたものです
一般論的な分類表を拡大すると・・・
エンジンオイルは5グレードが存在しGr(グループ)で分かれます
Gr1~Gr5の順にグレード(性能)が上がるとされており
Gr1~Gr3までが鉱物油ベース、Gr4~Gr5が化学合成油ベースと定義されているのですが
オイル缶の表記は「Gr3(鉱物油)を化学合成油と表記できる法律」になっているようです
そして殆どのメーカーがGr表記もなく、店員さんも詳しいことをわかっていないようなので
何も知らない人は「化学合成油」の表記を信じて、Gr3の鉱物油を買っているのが実態だそう・・・
これ、鉱物油が悪いということではなく、表記が適切でないことが問題視されているのです
そこでガレージKM1のオイル分類表を拡大してみると・・・
KM1オリジナルオイルは、成分がわかるように正しく表記されており
お客さんに詳細を説明して、納得してもらってから買っていただくようにしています
また、テストを繰り返し、エンジン分解検証をして造り上げた実績も安心材料となります
私が約20年、KM1のオイルを使い続けている理由がここにあり
適正なオイル交換やメンテナンスを続けてきたことで
20年間オイルによるトラブルが一切起こっていないのが事実です
さて、カタい話はこれ位にしておいて、オイルを替えます
走行6000km・・・フィラーキャップを開けると、内部はスラッジがありません
オイルの減りもわからないほど僅少・・・
抜いたオイルは黒く汚れていますが、ヘタり、ガソリン臭、金属粒子、その他異常なし・・・
よく潤滑し、掃除してくれているようで、アスリート0550の性能の高さがうかがえます
この状態をベンチマークとして、新油「KM1 Sports 407」を入れていきます
・・・次にオイルを抜いた時が楽しみです
エンジンをかけて馴染ませます、冷間時の油圧が少し低めです・・・
KM1 Sports 407の特性が即座に現れたようで、油温も低めになるでしょう
うむ、よろしい
オイルを温めている間に下回りチェック・・・うむ、よろしい
排気口を覗いてみると、蒸気で濡れて、チタンの地金が見えます
半年振りに指を突っ込んでカーボンチェック・・・殆どカーボンが付きません
総走行約27万km、オーバーホール後10万km近く走っているのに
相変わらず完全燃焼をしているようで、エンジンに問題は全くありません
KM1の手組みエンジンも優秀で頑強です
・・・いろいろとKM1を褒めていますが、素人目線での事実をお話しているもので
宣伝や押し付けではありませんので、お間違いないようお願いします
エンジンが温まったので試運転とフィーリングチェック開始
予測通り油温低目で、低中回転のレスポンス良好・・・市街地、ツーリングに良さそうです
5000rpmまで回すと違いはわからなくなり、油温がいつもの82℃程度に上昇
またゆっくり流すと75℃程度に低下・・・やはり通常走行はやや低目になる傾向で
オイルの粘性抵抗が低目なのでしょう、市街地燃費がよくなるかもしれませんが
油温低目ということは、オイルに混入するガソリン、水分の蒸発が遅れるのかな??
ちょっと気になるので、もう暫くの観察が必要なようです
翌日にオイル観察しながら、新たな試みのために、あるショッピングモールへ行くと
車用品コーナーで怪しげなエンジンオイルを発見・・・
久しぶりに一般市販オイルを見ましたが、表記がわからないものばかりです
全合成油=Full synthetic oil=100%化学合成油・・・の意味になると思いますが
恐らくはVHVI・・・皆さんこれを理解して買っていればいいのだけど・・・と心配になります
・・・何度も言いますが、鉱物油がダメじゃなくて、表記が正しくないのがダメだと思うのです
気を取り直して、モールに来た目的のひとつ、野営用品の探索を開始・・・
米国プロハンター、プロアングラー御用達のガチなサバイバルシュラフ を入手
野営しながらの山岳フライフィッシングに最適な逸品をやっと探し当てました
保温性が高く、タフで水濡れに強く、軽量コンパクト、登山用よりお値打ちな価格
と、ほぼ死角なし・・・車中泊にも良さそうですね
で、次が本題・・・いつかは挑戦したかったボルダリングの視察です
山岳フライフィッシングをより安全にするために、クライミング技術、知識を磨こう
ということで、トライしてみたかったのですが、はたして役に立つのだろうか?
また、運動不足解消にもなるかもしれないけど、どうなのだろうか?
それらを確かめたくて視察に来たのです
本来は競技やスポーツするのが目的と思いますが
山岳渓流でザイル、ハーネスを使わずに、難所を安全にクリアしたいので練習をしたい
という旨をインストラクターにお話してみると、やはりボルダリングが最適のようで
登山や沢登りをしている方と、これから挑戦したい方なども練習に来ているそうです
なるほど、トライする価値はありそうです・・・
視察のため普段着だったのですが
「ちょっとやってみますか?」の一言で、めでたくご入会&1時間チケットを買いました(笑)
ボルダリングは全く初めてなので
シューズの履き方、ルール、やり方説明、お手本クライミングなどのレクチャーを受けます
初心者は6級がカベになるということと、私が高齢(59歳)ということで
7級クリアの目標に設定していただきました
ルールは簡単・・・
スタートの所(ホールド)に両手をかけて開始・・・同じ色のホールドを利用して登り
ゴールに両手をかけてクライミング終了・・・下りはどの色のホールドを使ってもOKですが
山岳渓流では下りの方が難易度や危険度が高いので、あえて同色のホールドで下り
飛び降りない(渓流にマットはないので)というマイルールを設定しました
写真のゴールの高さは目測3m、スタートの色は橙なので5級になります
10級から挑戦し、9、8、7、6級と順調に進んで、目標はクリア・・・疲れた~
休憩しながら考えてみると、どうやら最初のルート組立てが重要なようで
次はルートをよく検討したうえで5級に挑戦します・・・登れるかなぁ・・・?
5級を2ルートクリアしたところでホールドが持続できなくなったと同時にタイムアップ
体力、判断力、精神力ともにかなり若く、山で実践してきた経験値もあるので
高齢(59歳)&初見にしては随分と良い結果、と高評価をいただきましたが
私的にはルート組立の甘さや、ホールドの持続力が課題として残る結果に・・・
後日また5級から挑戦して技術を磨いていきたいですね
帰りも新オイルのエンジンフィーリングを観察しながら走ります
燃費の変化を見てみました
距離の約半分はアスリート0550でオイル交換、その後約半分を走っての給油
名古屋、豊田などの都市渋滞や通勤渋滞の割合が多かったにもかかわらず
燃費は少し向上して18.2km/L・・・ツーリングで25km/Lほどの好燃費が期待できそう・・・
6000km走行後の交換時の観察まで断言できませんが、コスパフォ良さそうなオイルです
ヴィヴィオを手にしてから初となるエンジンオイル変更
たかがオイル、されどオイル・・・奥が深いので、もう少し観察を続けたいと思いました
そして新たなる挑戦のボルダリングも奥深く、面白いスポーツでもあるので
こちらも精進していきたいところです
定年まであと1年・・・まだまだ夢多き少年の志です(笑)