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とうふ@TW2のブログ一覧

2011年07月10日 イイね!

ヤンチャ坊主と会話する

ヤンチャ坊主と会話する2009年11月末
EJ205チューンド完成の時は「1日+α」で
1000kmの電撃ナラシを行いました。







以下がその急いだ理由ですが・・・
・ナラシ後センサー類、燃料系、他補器類交換及びECUセットという長い後工程があった
・モタモタしているとシーズンを逃す恐れがあった
・走っても走っても目標タイムにとどかなかった時期なので焦っていた
・涼しい時期のため1000kmの長距離も楽だった
・高速1000円でどこまでも走れた
・とにかく早く踏んでチューンに対する考えが正しかったのか試したかった
・半年後に控えたレースには細かい問題点も潰して完全な状態で臨みたかった
などなどによりナラシを強行しました。

それに対して・・・・今回はいたってノンビリとナラシを行っています。

何故? 

09年のように急ぐ必要が無く
ゆっくりじっくりと会話してやろうという気持ちもあり
往復20kmの通勤でナラシ走行を行っています。

日中にエアコンレス車で長時間走る勇気もありません(笑)
涼しい深夜のナラシ走行を行おうと思うものの
この歳になるとそれもなかなか面倒です(笑)

気が向いた時、ちょっと距離を走ろうと思っていますが・・・

それに・・・

今までのようにマシンに対して、走りに対して頑張り過ぎなくてもいいかな?
何かマシンセットすると強迫観念に駆られるように己にムチを打ち
特攻隊よろしく即出撃・・・これは、もういいかな?

走り始めて以来ずっと張り詰めていた肩肘を緩めて
ゆっくりとマシンと向き合い
コースに出た時にしっかり走ればいいじゃないか・・・

最後と決めたEgが完成した安心感?達成感?

もうあとは走るだけ、と考えた時に感じる寂しさ?

実際に走って納得できなかった時、己に憤慨して
また激しくやり続ける事になる怖さ?

修行の身でありながらこんな事を考える自分の弱さ
いつもならそれを押し殺して立ち向かっていましたが・・・

「このオヤジ日和ったな!?」
・・・そう思って頂いて結構です(笑)
多分一過性の「憂ひ」なんでしょう。


Egそのものはメタル交換をしたにもかかわらず思いのほかスムーズに回り
日常の回転域において以前と何ら変わらない印象です。

変化らしきものと言えば
ナラシ用オイルがやや低粘度のため油温90℃を超えると油圧が低目になる程度。
日記代わりに毎日の記録を表に書き込んでいます。

現在の走行はEg組み上げ後 300km強であり
段階的に上限回転数を上げていますが
やや踏んだ3000rpm前後から「グワッ」と回りたがるところを抑える毎日。

Eg:「はよ踏まんかい!いつでもイケるぞ!」
僕:「おっ・おい ちょっと待った!!」

通勤でさえ心躍るマシン
・・・まるで逞しく育ってゆくヤンチャ坊主と会話しているような日々です(笑)
Posted at 2011/07/10 17:30:49 | コメント(10) | トラックバック(0) | Eg Tune | 日記
2011年07月02日 イイね!

チューンドEJ205 そこに生命が宿る

チューンドEJ205 そこに生命が宿るEgが無事に組上がり
マシンを受け取りました。








危惧していたメタルも含めて
Eg内部は全域に渡り良好
僕がチューニングを担当した部分も非常に良い状態であり
パワーと引換えにレスポンスとフラットトルクを狙ったセットは正解であった事を確認のうえ
ブラックメタル組込みを行っていただきました。

09年の春から約半年・・・
ひたすらにハイレスポンスとフラットトルクを求め
持てる知識と 時間と 精神の全てを注いで 
ただ精密に、精魂込めて加工を施し
笑ってしまうほど些細なムダも削ぎに削ぎ落とし
一切の不安もなく踏込める強靭なEgを求めました。

完成後のシェイクダウンで受けた手痛い洗礼
その後に発生した数々の問題と対策・・・

アドバイス、アイデア、応援を頂いた皆様
レースまでに対策パーツを考案、製作してくれた実弟はんぺんワークス
構想から今日まで2年以上に渡り、慎重で的確な対応とアドバイスをして頂いた緒方社長

自分一人ではとても歩いて行けません。
皆様から頂いたご指導ご協力のもと

目指していたEg
己の全てを注いだEg
自身最後のEgが完成しました。

何も足さず、何も引かず
そのカミソリの切れ味に磨きをかけ
穏やかな走行からフラットアウトまで一切の不安なく踏み抜ける強心臓

これから暫くのナラシ運転を経て、再びあのステージに戻ります。

未だ遠くに見え隠れする目標目指して

ゆっくりと
しかし確実に進化して行きます。

緒方社長、皆様 
ありがとうございました。
Posted at 2011/07/03 22:48:40 | コメント(11) | トラックバック(0) | Eg Tune | 日記
2011年07月01日 イイね!

チューンドEJ205 生命が宿る

チューンドEJ205 生命が宿る写真1










僕はもう何も出来ませんが
一日おきくらいの頻度で様子を見に行っています(笑)

何故?

見に行って何がある?

・・・人生最後のチューンドEg
こんなチャンスはもう2度と無いだろう
出来る限り、時間の限り見届けていきたい。

見ることで少しでも理解する事・・・

チューンドのポイントや各部設定値
マニュアルにはない独特の工夫と技術

小さな事、些細な事を地道に積み上げてゆくことで
量産Egでは手に入らない性能、生命がそこに宿る

その努力のお陰で僕の走りが成り立っています。

チューンドEJ205
あと数日で火が入ります。
Posted at 2011/07/02 00:28:46 | コメント(7) | トラックバック(0) | Eg Tune | 日記
2011年06月30日 イイね!

チューンするのはワケがある

チューンするのはワケがあるターボなのに
何故Eg本体チューンをするのか?

そんなご質問を数件頂きました。






また僕の素人ウンチクになりますが(笑)
その考えを少し書きます。
興味をお持ちの方
暑いですからお茶の準備をしてください。
ビールは1本OKとします。
途中退室は厳禁です(笑)

ブーストアップで出力向上
これがターボEgの一般的なチューニングであり
モノによっては出力やフィーリングが向上する有効なチューニングになります。

ターボとは排気ガス圧で羽根車を回し、もう一方の羽根車で大量の空気を吸込んで
Egに押し込んでやります。

Egに多くの空気(酸素)が入り、それに見合う燃料を入れてやれば
爆発圧が高まって出力向上になります。

じゃあブーストをガンガン上げればOKじゃない?(ブーストアップ)
いやそうとは限りません。
ターボの風量や回転数には限界があり
限界以上の空気量は出せません。
小さな扇風機で大型扇風機の風量は出せないのと同じです。

じゃあ大きなターボを付ければOKじゃない?(タービン交換)
いやそうとは限りません。
大型タービンを回せる大量の強い排気ガスを出せるか?
大型タービンが押し込む大量の空気を呑み込めるか?
つまりEg本体の能力が必要になります。

タービンに余力があり、Eg能力に余裕があればブーストアップが有効になります。
このような車種は燃料系、排気系なども余裕があるものです。

さらにEg能力に余裕があるものは大型タービンをも回せます。

ここでSF5です。
見た目はGC8と同じEgですが
タービンは小さく、Eg内部部品を変えて能力を下げてあります。
これで実用性や燃費を確保しています。

タービンが小さいのでブーストを上げても風量が出てきません。
そこでGC8のタービンを付けてECUセットを行いますが
今度は増えた空気量をEgが充分呑み込めません。

ブースト圧を1.2kgにセットしたとしましょう。

ブースト圧はEgの手前で拾いますから
見た目のブーストは1.2kgになりますが
Egの食欲が無い状態での圧力になります。
Egには思うような空気が入っていない事になり
「ブースト1.2だけどパワー無いよね」という状態になります。

加えて排気ガス量、ガス圧も弱い(少ない)のである程度回してから効いてくる
「ドッカンターボ」の傾向になります。

「ある程度の出力向上とフィーリングを確保する」
ここまでがこのEgの限界でした。

ひいき目に見て
KM1が計測する辛口セットなダイノパックでは200PS程度(予測値)
一般のダイナモで250PSというところです。
(ダイナモ係数は1.25という辛いダイノだそうです)

数字的には250PSでもEg本体の能力が違うので
GC8には程遠い「遅いEg」でありバトルで勝負になりません。
一般道、高速ではわからなくても
加速の繰り返しや中間加速の多いサーキットでは、その能力差が顕著に表れます。

それでもガンガンにブーストをかければもう少し空気を押し込めますが
タービンが過負荷となってしまいます。
無理にブーストを上げれば排気に負担がかかります。
排気残りがEg内部の温度を上げてしまい異常燃焼の元になります。
同時に排気温度も上昇してEgの排気部、エキマニ、タービンなどを破壊します。

ブーストを上げ過ぎれば空気温度(吸気温度)が上昇して異常燃焼の元になります。
空気温度が上昇すれば空気密度が下がって(酸素量が減る)パワーも出ません。
無理に押し込めて爆発圧力が上がったとしても
Eg内部がそれほど丈夫ではないので壊れてしまう可能性があります。

元々SF5のEg能力が高くない事はわかっていましたが
実際にタービンを替えてみて確信を持ち
そこからEgチューンの構想に入りました。

GC8かGDBかは迷いますが
Egブロック、クランク、コンロッド、ピストンの丈夫なGDBとすれば
大きな爆発圧力に充分耐えます。

シリンダーヘッド本体はSF5をコンバート
吸気、排気の量を決定するカムシャフトをハイカムにして
吸気、排気の時間を長くとることで
大量の空気を呑み込める→爆発力向上(出力向上)→大量の排気ガスをきちっと追い出せる(ガス量ガス圧大)→タービンを回せる

これで大き目のタービンを楽に回せて
大量の空気を呑み込めるEgになります。

これをブースト1.2kgにするとノーマルEgとはケタ違いの空気量を呑み込んだ状態での1.2kgですから
出力もトルクもケタ違いになるという具合です。

ハイカムにすると低回転が無くなるか?
例えば272°のハイリフトなどの過激なカムではそうなってしまいます。
カムの角度が大きいほどバルブ(吸気、排気)の開く時間が長くなり
リフトが高ければバルブの開く高さが大きくなり
低回転ではガス吹き抜けなどが起って扱いづらいものになります。

僕は256°を選びましたが
角度だけを見ればGRBと同程度になると思います。

さすがにSF5のノーマルEg、ノーマルタービンよりは低回転が多少弱いですが
セッティングをきちんとしてやれば充分に扱いやすい性格になり
朝の通勤渋滞などもバッチリです。

各回転しゅう動部研磨とバランシングは
摩擦ロス
ポンピングロス(吸気や圧縮などのロス)
ブレによる回転抵抗ロス
を減らしてやり

燃焼室研磨とピストントップの研磨は
点火後の火炎の広がりを速くすることでレスポンスに貢献します。

様々なロスは6000rpm時に25%にも達すると言われています。
もともと300PSの能力を持つEgでは約70PSもロス馬力を食われて
軸出力は230PSになってしまいます。

これを少しでも取り除いてやり
5PSでも10PSでも搾り出してやろうという考えです。

「ノーマルEgをオーバーホールしてバランシングと摺り合わせをしたらパワーが上がった」
これはロス馬力が減って軸出力が上がった事例です。

ロスを減らす事は出力向上とともにレスポンス向上、燃費向上、耐久性向上にも繫がります。

これにインジェクター、ポンプ、エアフロ、吸気、排気、点火など補器の能力を上げてやり
ECUをきちんとセットしてやれば純正部品ベースのEgといえどもびっくりするほど出力、トルク、レスポンスが向上します。

無理がないので吸気温度、排気温度まで程よくなってしまいます。

気になる出力を以下に記します。
(ノーマルEgの出力は予測)

出力変化(タービンは同じRHF5)
約200PS→267PS(辛口ダイノパック)
約250PS→333PS(一般ダイナモ)

トルク変化(タービンは同じRHF5)
約25kg・m→37kg・m(辛口ダイノパック)
約31kg・m→46kg・m(一般ダイナモ)

割合的に出力33%、トルク44%の向上となりますが
同じ出力のブーストアップ仕様とは全然異なる加速能力とトラクションになり
ステージとやり方次第で400PSクラスのマシンにまで喰らい付くことも可能(リスクはあります)

そしてバトルではターボラグなど微塵もなく8000rpmオーバーまでブン回り
全域レスポンスでライバルに喰いつける「速いEg」になります。

これは数字には表れにくいレスポンスとトルク特性が非常に優れているからであると解釈しており
ここにEgチューンの値打ちがあると思っています。

この仕様で乗りやすく、壊れにくく、燃費もノーマルと大差ないチューンドになります。

見た目が地味でターボ車ではマイナーですが
これが僕が考える「チューンド」であり
構想通りの性能を得られた事例になります。

Eg本体をチューンするワケ
お解りいただけたでしょうか?

あとは運ちゃんのレベルが上がれば言う事なし・・・というワケです(笑)
Posted at 2011/06/30 19:25:40 | コメント(10) | トラックバック(0) | Eg Tune | 日記
2011年06月26日 イイね!

チューンドEJ205 ハイレスポンスを求める②

チューンドEJ205 ハイレスポンスを求める②写真1
写真2









バルブは良好な為、取外さず
シリンダーヘッド燃焼室を研磨しました。

こびりついたカーボンやEg洗浄で付いた傷を取りながら
火炎がスムーズに燃え広がるように、形を変えないよう気をつけて・・・

その他回転部、しゅう動部ラッピング

いずれもかけた労力の割に微々たる効果に過ぎませんが
やれる事はやっておく。


そして緒方社長のECU論・・・
ノーマルベースでありながら
あれほどの素晴らしいものが出来るまでの歴史、工程・・・

そこまでやるのか?
・・・僕はまだまだわかっていませんでした。

完成までもう少し時間はかかりますが
一歩一歩 
確実に前進します。

Posted at 2011/06/27 11:38:47 | コメント(4) | トラックバック(0) | Eg Tune | 日記

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