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2011年05月10日 イイね!

おやじのウンチク・・・ID66スプリング考察

おやじのウンチク・・・ID66スプリング考察先日取付を行ったスプリングについて
僕なりに感じた事を記憶が消えぬうちに列記します。

勿論ド素人のウンチク満載&スーパー長文です。
興味ある方はお茶とお菓子を準備のうえご覧ください(笑)






日付:2011年5月5日
場所:ALT、市街地
天候:晴天
ALT気温:17~20℃
ALT路温:暖かい
ALT路面:ドリフト後のため?ややグリップ悪し
F:BESTEX ID66-203-120(内径φ66 自由長203mm 定数12kg)
R:BESTEX ID66-203-100(内径φ66 自由長203mm 定数10kg)
車両:SF5B改 
重量:1211kg(筑波にて測定、アタック状態、ガソリン20L)
アタックタイヤ:Z1☆255/40/17
市街地タイヤ:トランパスRV eco 215/60/16

◆取付けてみる
取付状況1
取付状況2

内径拡大=外径拡大となるが専用カラーを使用することで組付上は全く問題ない
SF5の場合、ベースがRVのためタイヤハウスが大きく255幅のタイヤも問題なく取付ができる
元々リヤのみ爪曲げ(折るのではなく逃がす程度)をしているが
フロントは何もせずOK、リヤも同様
仔細に見れば、SF5の場合は前後ともスプリングシートがタイヤ頂部付近という位置関係のため
スプリング径拡大によるタイヤへの干渉はありえない
むしろ心配していたのはスプリングとタイヤハウスの干渉
キャンバーを3度以上付けているため内側スペースに余裕はあまり無いが何とかクリアできた

GC8、GDBは注意が必要と思われる
特にGC8のリヤはID60(内径φ60)でも255が厳しいので、ID66の場合はフェンダー爪折り及び拡大、キャンバー、オフセット再調整などが必須となる事が予想できる
しかし既にGC8への取付実績はあるため、「255を入れる!」という取組み方をすればいけると思う

GDBはGC8と比較すれば難易度はやや低いと思われるが、リヤが楽とは言えないと思われる

GRBはむねりん号を見る限り、SF5と同等かやや有利、現状で255が入るならばID66はポン付け可能と思われる

BE、BH系もGC8と同等と思われるが、リヤはマルチリンクのためスプリング大径化の影響は無いかもしれない
それ以前のレガシィはGC8と同等であると思う
BL、BPについては本気仕様を見た事がないため不明


◆市街地を走ってみる
市街地用タイヤを付けて通勤路を走行してみると
初期入力に対するしなやかさはすぐに感じ取れた
ID60では「ガツッ!」と感じていた段差を「ドムッ」と乗越える
細かい振動も和らぐためガタゴト音がやや減少する

ALTに向かう山道で60km前後で走行すると
カーブ途中の段差でフラついていた所では、それを軽くいなして姿勢を維持している
ロールも自然さが出て楽な運転が可能

KM1に行く道中の高速道路も変化が現れた
以前は橋の段差などで「ダダンッ!ダダンッ!」と越えていたが
ID66では「ドドンッ ドドンッ」になり段差前で身構える事は少ない

これは12kg、10kgというレートで考え感じた事であり
ストリート用の足と比較すれば硬いことは変わらない

高速、一般道では基本的に踏まないので主として乗り心地の変化しかわからなかった

◆ALTを走ってみる
Z1☆255/40/17でテスト
車高、アライメント、内圧は以前と同一
リヤ右ショックの伸び側減衰が完全に抜けていた

①ブレーキング・・・ツッパリ感が減少 でもコシがある!
今までのID60は「ウリャ~~ッ!」とブレーキを踏んで「ドン!」と制動する感覚
失敗すればロックまたは減速不足が多発
で どこかに飛んでゆく(笑)

ID66は「んむっ!」と踏んで「ググッ」と制動という感覚
車の姿勢も安定度も良い感じがしてフラつきが抑え込まれている
つまり 失敗が少なく、あまり怖くない
それでいて制動距離は変わっていない(変わったらアプローチで飛んでしまう)

②ターンイン・・・ブレーキリリースに姿勢が比例する幅が確かに広がっている!
以前は2コナ、トップ、最終でノーズを入れる時に接地がやや希薄な状態でステアを入れながらグリップを探すような感覚であり
気が入っていない時は簡単にスッポ抜けして飛んでしまい
トップターンの土手寸前まで行く事は日常茶飯事であった

ID66では初期からロールが素直に始まり、腰に伝わる荷重、ステアに伝わるグリップがわかりやすい
当然抜ける事もあるが「足りないよ」という信号がわかりやすいため
「さようなら~」という事態は一度も無く冷静に対処ができた

1コナは125km前後からの飛込みのため
初期のしなやかさ故少しの不安があり「大丈夫か?」と一瞬感じる事があったが
そこからググッと乗って安心するシーンがたびたび発生

3コナも同様に比較的速度が高いため進入で戸惑う瞬間があったが
結果として問題なくアプローチできている
これは慣れで解決するような些細な事と考えている

③CP~・・・低速コーナーでの動き感も改善され横グリップが良好
上記ターンインと同様に苦手な2コナ、トップターン、最終でも以前より動き、荷重を乗せられ
人間への信号も初期からわかりやすく
実際の接地感も良好で狙った所を通す事が楽になる

これはデバイス無し(電スロ、ABS、DCデフ、トラコン等なし)にはありがたい
動きの感じがかなりよくわかるため、その瞬間の操作もやりやすい
横→縦の移動もやりやすさを感じる

今回はショック抜けがあり特に3コナではピョコンと動く挙動もあったので
ダンパーを交換してから再度挑戦したい

④脱出・・・「スッポ~ン」と抜けるトラクションがかなり改善された
以前はトラクション様の顔色をうかがいながら踏込むような加速であったが
ID66では幅が広がり、少し横が残る状態でも加速に持込める瞬間があった

やはり苦手な所、速度が低目のところで顕著に現れている

今までよりほんの一瞬早く加速に移れる事がタイムアップにも貢献しそうなため
やはりショックをきちんとしてから再挑戦したい

◆総評
これは内圧 車高 アライメントなどのセッティングや運転操作を見直して
さらにこのキットを生かせるようにしなければ意味がありませんが
足の動きがわかりやすい事がとにかく嬉しく
緒方社長が仰る「しなやかさ」がほぼ全域に渡りID60を上回ると感じました。
そしてRG JTC-N1ダンパーはこのスプリングに合わせているのでは?
と思えるほどのマッチングを感じます。

ただしID60が駄目というわけではなく、大袈裟に言えば少し神経質で生かせる幅がやや狭いところを
ID66にすることで広げてやり、
低速でも、より動きの良い足になることで乗りやすくタイムアップの可能性を広げられると感じました。

残念ながら今回はリヤダンパー不調ということで真価を発揮するに至りませんでしたが
それでも可能性は充分な手応えがあり
投資する価値は充分あると思います。

次回はリヤのみZXダンパー(単筒式)になりダンピング特性が変わってしまいますが
足の基本であるバネの特性という観点では大きな違いはないと考えて取組みたいと思います。

尚、SF5では「ほぼ全域で良好」と表現しましたが
・フロントのRG赤バネが死んでいたから余計に良く感じた?(リヤはBESTEX)
・SF5はスバルの中でも重心が高く、ボディが弱いので、より効果が大きい?
・デバイスが一切ないため頼るものは感覚のみ。わかりやすさが向上したことで人間を助けてくれる?
などの理由から特にそう感じた可能性があります。

したがって他車種で同じ傾向とは限らないため
インプ、レガシィなどは緒方社長に問い合わせていただきたいと思います。

そのうえで
「今のバネ(ID60)の限界を感じる」「バネがヘタッてきたのでリフレッシュ」「車高調整を新調したい」
などの時にID66を検討することが良いと思います。

◆さいごに・・・
たかがバネであり、理屈はわかっていても、たった6mm径が変わるだけなので
大きな期待をしてガッカリすることを恐れていましたが
正直な所このID66キットは「独り占めしたい!」と思う程、僕にとっては素晴らしいものに感じ
久々に足に対する感動を味わいました。
そして僕のテーマである「わかりやすいマシン=乗りやすいマシン」にまた一歩近付くことができるアイテムであると思います。

・・・足をいじって走る事は本当に奥が深い!
まだ未知の事がたいへん多く
一つ一つ手を加えながら学んでゆく事は楽し過ぎます。
そして
もう少しで20万kmのとうふ号は古い車ですが、無限の可能性を持っている!

ID66・・・最高です!緒方社長、素晴らしい逸品をありがとうございました。
Posted at 2011/05/10 19:57:51 | コメント(8) | トラックバック(0) | 整備 | 日記

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