とうふ@TW2のブログ一覧

夏土用入りです。
暦の上では一番暑い時期に入りましたが
とうふ技術研究所＆とうふワークスの活動は粛々と進みます。


エスをバラします



リジットカラーに交換します



エスはバラバラです
電動PSは重いですね



バラしついでにジオメトリーパーツ開発のデータを取って



明日からCAD設計開始します



某所では狂ったオヤジがエスのパーツを精密3D加工で進めています・・・



とうふ技術研究所の開発部長、ハジメちゃんもエスのパーツを開発



所長とワークスドライバーyutaもバラしたり組んだり・・・
パーツ開発は結構大変です



ワークスドライバーはフルバケでシェスタです（笑）



ワークスマシン2号機　エスの弱点強化と進化は続きます・・・

長男yutaは左手にハンデを持つアタッカーです。
ハンデとは、左手の指が全て欠損する肢体障害になります。

MTについては免許センターでOKを頂き、取得していますから
公道の運転は何の問題もなく、日頃からS2000を走らせています。




では、ALTをアタックする時はどうか・・・？

右手でハンドルを持ち、左手は手のひらの手首付近をハンドルに当てて走ってみます。
まず、持ち替えが難しく
極限域でのハンドル操作の精度に不安を感じ、車体が不安定になります。

シフト操作を手のひらで行ってみます。
2→3はそれほど問題ありませんが、3→2は手首を返すように行いますから
肩がシートから浮いて体が不安定になり
その状態での速く正確な操作は難しく感じます。

初めてS2000をALTで走らせた時に
実際に少しだけyutaを想定したアタックをしてみましたが、不安定でうまく走れませんでした。
にわかドライブのために、心理面の不安もあったのだと思います。

ちなみに　yutaのS2000は、シリーズ中最もナーバスと言われるAP1-100ですが
初走行の時は、あらゆるサスペンションブッシュ、マウントが劣化しており
抜けたノーマルショックに頂き物の古いタイヤでしたから足腰の接地感が乏しくて、唐突な挙動が発生し
エンジン、ミッションの揺れが激しくてトラクションも曖昧で、シフトも危うい・・・
いわゆる「油断できない車」の状態でした。

yutaはALT初走行ということもあり
ステア、アクセル、ブレーキ操作に専念するよう緒方社長に命じられ
その教えを反復練習しながら「油断できない車」を巧みに操ってアタックしていました。
　　2012年初走行↓



しかし、体のセンサーが十分でないために車の動きの察知が遅れるうえに
リカバー操作が健常者よりも遅れて、不安定になりがちです。

レッスンを見ながら、「何をすべきか？」が見えてきました。

　　わかりやすく、安心して踏める車にしよう・・・

当たり前過ぎて笑ってしまうような内容ですが
　しかし・・・言うは易く　行うは難し

　
何をどうすればすれば、わかりやすく、踏める車になるのだろうか？
未知なる車　S2000を少しでも知ることから、yutaとともに歩む「走りへの道」が始まりました。

予算と時間の壁に阻まれ、新たに発生発見した不具合に阻まれ、yutaが納得できる時間も必要になり・・・


1年半の歳月がかかりましたが、KM1やIbis、皆様のご協力を頂きながら
出来るだけ親子で、楽しみながら、少しずつ進め
暫定ですが走れる状態まで整備、モディファイが出来てきました。

ALT走行に向けて・・・①
ALT走行に向けて・・・②
ALT走行に向けて・・・③

初走行と比較して随分と良い状態になり
古くてグリップの落ちた09年Z1☆（通称プラタイヤ）であろうと
　「わかりやすいからOK」と言って踏んでいきます。
　　　2014年7月5日↓



先日のALTで、一生懸命アタックするyutaを見て1年半の苦労が報われた気持ちと
稚拙ながらも、ハンデをものともしない走りを見せてくれたことに喜びがありました。

この先も「わかりやすく、安心して踏める」ように手を入れていきながらスキルを上げていき
yuta本人が必要と感じた時にブレーキ、デフ、ファイナルなどのチューニングを行います。



そして、オヤジとして一番望むチューニング・・・

それは僕の左手をyutaに移植することです。

医学が進歩して、それを実現できる日が来ることを願っています。

カート→ALT→ALT・・・・3週連続サーキットです、カラダイタイ（笑）

今日は長男yutaの車仲間でALTへ
オール20代、平均年齢20前半・・・血気盛んな若者が集う 「ALT男祭り」です
そこに保護者として同行しました（笑）

yutaを筆頭に荒くれ系ばかりですが、車と走りを愛するかわいい野郎どもです
うむ、実に頼もしい




男祭り特別顧問は緒方社長・・・荒くれ者のハートを一瞬にしてワシ掴みしてしまいます
　で、祭りになると・・・萌えます・・・　ソイヤッ！ソイヤッ！ソイヤッ！ソイヤッ！



祭りの華　NIWA姐・・・「そこの若いの！　踏め～っ！」 と、姐御が檄を飛ばします



お祭りオヤジ連・・・みすた～氏、でんき屋氏、実弟はんぺんワークス,ゴマちゃんが指導に駆けつけてくれます



最速の保護者が揃う豪華な体制のもと、暴れるお祭り野郎達・・・
最年少はマー坊ことマサト君・・・一番の鉄砲玉で、車も踏みっぷりも男前
　　なんと学生さんです



FD3S　バリだ君　セッティングが終わったばかりのバケモノは400馬力！壊すなよ～
　　


赤マル急上昇のハジメちゃん・・・単車の鬼走りのノリでエスを踏む　
　　緒方さんラブです（笑）



アルテッツァ　kokubo君・・・「ぼ・ボク　ストリートだから・・・」と言いながらカウンターあてます



ジータ　morita君・・・「お・オレも走っていいっすか？」と、いきなり乱入



かつて荒くれ王として県下に名を轟かせたyutaもここでは三下野郎・・・周囲のオヤジ軍に平身低頭です（笑）
　　ちなみに、ワタクシとうふも三下オヤジです（笑）



若者は皆元気です
オヤジ達が止めない限り走り続けます



お祭り野郎は血の気が多いです
至る所でバトルが勃発します



とうふオヤジも真っ青のミサイルを連発



そんな中　yuta号のマシンセットと試走で、のほほんとオヤジ走りしますが・・・
次々と襲ってくる野郎どもを　ちぎっては投げ、ちぎっては投げ・・・久しぶりにオヤジも血が騒ぎます
がはは、許せ若者よ・・・今日は・・・祭りじゃ～っ！



良い感じにまとまってきたところでyuta　アタック
かつての特攻隊長も今は冷静さを身につけています
教えを守ってあくまでも冷静に・・・



はい、2名乗車ながら予定通り冬のベストを超えて32秒ワールドに突入　　
うむ・・・順調順調
今日はお祭りなので、ガチでタイム狙いはしません
車的にはさらに上に逝ける仕様ですから
ここからは走り込みとセッティングの詰めが必要です



NIWAさんのsplランチに大盛り上がり！
貪り食いバトル！



祭りが終わってALTに静かなひと時が・・・・・訪れません
勝った！負けた！あのコーナーはこうだった！・・・
お祭り野郎達は興奮覚めやらぬまま駐車場でいつまでも盛り上っていました（笑）



山間のALTは周囲に迷惑がかかりませんから、好きなように盛り上がってもらい
オヤジ達も高原の涼しい風を受けながら、オヤジ談義を楽しみました



実に楽しいALT男祭り・・・若者諸君、ありがとう！　また走ろう！

そして、ご指導くださったエキスパートの皆様、ありがとうございました

yuta：32.601sec（2名乗車）
とうふ：32.369sec（2名乗車）

　　　　とうふ劇場↓