とうふ@TW2のブログ一覧

SIMPSON LOWTOP・・・
随分と以前に一度履いた、当時でも古臭くて地味なレーシングシューズですが
これがなかなか具合がよく、是非とも欲しくなりました




ところが・・・簡単に考えていたこのシューズを手にするのは困難な道のりでした
ネット上にラインナップとしては載っていましたが
取扱業者、輸入業者に問い合わせるも不明・・・・既に生産していなかったのでしょう




新品は諦めて、中古を探すこと約1年・・・海外も当たりましたが、なかなか見つからず・・・
とは言え、呑気に探していました（笑）




半ば諦め始めていた頃に
ふと立ち寄った中古量販店の片隅に、埃をうっすらと被るSIMPSONがポツンと・・・




タグの文字が消失していたので、ソールの刻印で　 “MADE IN USA”　を確認
USA SIMPSONに間違いありません・・・中国製は嫌いですから、ほっと一安心
あれからどれほどの月日が流れたことでしょう・・・？
サイズもちょうど良いアメリカ生産の、通称 “USA SIMPSON” にやっと出会いました





けっこうな年代物のようでしたが、清掃、色褪せ補修で蘇りました
革も造りも良いのでしょう、現在も履いており、鈴鹿もコレで走っていますが
予備的に持っているPUMAレーシングシューズより具合が良いのです・・・不思議です




一足目を入手して以来、もう少し綺麗なLOWTOPが欲しくなり
それからまた探すこと1年以上・・・昨年にUSA SIMPSON LOWTOPをどうにか入手・・・
元々少ないうえにサイズ、色まで合わせるとなると、奇跡に近いと言えましょう
そして、またまた年代物のようです（笑）




色褪せしていますが、革はしっかりしており、縫製も傷みなく・・・
少し履いてみて特に問題ないように感じますが、年代的にどうなのだろう？という不安はあります
そうだ、プロに診てもらおう・・・





フォーマルなブランド物の革靴を専門店で直してもらったことはありますが
このようなシューズはどこに診てもらえば良いのかさっぱりわかりませんから
それらしい店に片っぱしから電話してみたものの・・・全て断られてしまいました（笑）

一難去ってまた一難・・・さて、困ったぞ・・・





ある時にダメもとで、とあるお店に電話すると・・・
「LOWTOPですか？できますので、どうぞお越しください」 と即答・・・やっと見つけた
諦めず、根気よく当たれば必ず巡り会うものですね
まるで、フォレスターでショップ巡りをした時の、KM1のような感じです





名古屋の閑静な高級住宅街に、そのお店はひっそりと佇んでいました・・・・・が
身なりからしてセレブな、私には到底買えそうもない靴をお持ちのお客さんばかりで
ガラの悪い車で乗り付け、ボロくて汗臭い靴を持ち込んだ私は、ちょっと恐縮しました（笑）





シューズを診てもらいます・・・
このシューズを手にするに至る経緯から使い方までの、私の話に耳を傾けつつ
現物をじっくり吟味する店主のご意見は・・・

　「お客様もご存知の通り、コレはいいレーシングシューズです・・・
　革も縫製も贅沢に造り込まれて、傷みも見られないので、恐らく修理の必要はないでしょう
　クリーニングと点検、色褪せ補修程度で蘇り、実戦に通用するレーシングシューズになります
　ただし、本革スエードは非常に難しいので、少しお時間をください・・・」

という心強いお言葉・・・





私は納期指定のないレストアを御願いしました
実戦に使うものですから完全オリジナルなどは求めません
戦闘に耐えうる素材と工法の、言わば「チューニング」が望みです







良い出来栄えで仕上がった、と連絡を受けたのは約一カ月後・・・
思いのほか早くレストアして頂けました
はやる気持ちを抑えてマシンを走らせること20分・・・






蘇ったLOWTOP・・・
このシューズについて今回のレストア内容と、使用上のいくつかの注意点を頂き
　「この先も何かあれば、診ていきながら、育てていきましょう」
というお言葉を頂いてお店を後にしました
そのまま持ち帰るのは勿体ないので
苦労したこのシューズの履き心地を味わいながら、少し遠回りして帰宅






長かった、けっこう長かった・・・お金も、労力も・・・使った
ささやかなこだわりですが
趣味だからこそ、いい時間を過ごすためにも、小さなこだわりも通していきたい・・・
古くて新しいSIMPSON LOWTOP・・・
大切に、ガンガン使っていきたいと思います

我が家に来て約一週間・・・プリウスを少し触ってみます
ヘッドランプレンズが曇っていたので磨きを少々
この車、曇るのが早いようです




ジャッキポイントを探してジャッキアップ、ウマ架け
プリウスとレーシングジャッキスタンドがシュールです（笑）




油を抜きます




ヘンなエレメントです
次回は早めにオイルを替え、エレメント交換もしてやろう




オイルフィラーがきついのでカバーを外して




KNIPEXで外します




油を入れます・・・4Lでちょうど良いようです




Egルームがホコリまみれだったので、ちょいと掃除します
この車、オルタも無ければベルトも無い、A/Cコンプレッサーも無い、バッテリーも無い・・・
ヘンな車です




下回りカバーのピンが緩かったり無くなっていたり、ドレンの蓋が千切れていたり・・・
アンダーカバーがパカパカします（笑）





BOSCHで掘ります・・・破壊活動開始です（笑）




走り屋大好きのタイラップでガツンと締め上げます




フロントはマクファーソンストラット、ナックルはアルミの様子・・・
ドラシャ異常ナシ、ハブベ、ブッシュは大丈夫そう・・・ハブ径φ54
パッド、ディスク、ホースも大丈夫そう
スタビリンクブーツからグリスチビりあり・・・なるほど、ゆっくり治してやろう




付いていたＥＳターマック16インチは重くて足がドタドタするので軽くしたい
というカミさんのクレームがあったので
ジムカーナ用CP-F　7.5Ｊ-15を試着・・・後日塗りなおして取り付けます
この車に大径ホイール着けちゃダメですね




陽が傾いてきたので軽く試乗して終了
次回はリアアクスル点検、アライメント測定調整を行います
未知なる車プリウス・・・少しでも良い車にしていきます