お座敷プリウスで効果があったアルミテープチューンをヴィヴィオにもやってみたらどうなるか??
思い立ったが吉日生活、お手軽なチューンなので、やってみましょう
はいっ、そこのアナタ!・・・怪しい香りがプンプンしますよね?オカルトチックですよね~??
いやいや・・・上手くやれば効果がある、ボンビーなVivio KK3研究所にピッタリのチューニングです
このお手軽お気楽な研究(遊び?)を見て頂き、弄りネタにでもして頂ければ幸いです
この研究のきっかけである30プリウスでは・・・
①風切り音の低減 ②汚れが減る ③アルミが犠牲となり錆びるので鉄が錆びにくくなる
④燃費が向上(テスト走行にて35km→39km/L 11%アップ) ⑤走行性向上はわからない
⑥貼る場所?貼り方?によって効果がない(わからない)ものがある
など・・・大きなものはありませんが、良い効果を得ることができました
ところで・・・プリウスは空力、効率、静粛性に優れ、ハイテク満載の優等生
一方のヴィヴィオは空力、効率、静粛性はお世辞にも良いとは言えず、ローテク満載の劣等生(笑)
そんな車にこのチューンは良い効果をもたらせてくれるのでしょうか?とても興味深いところです
改めて、トヨタの特許資料などを見てみます・・・すんごい資料です
しかし私のようなおバカにもわかりやすく作られているところはさすがです
で、「コレ見てみんなでやりましょう」と公開してしまうトヨタさん・・・ありがとうございま~す
材質による帯電の極性も改めて見ておきます
ガラスは+、金属は概ね0、プラスチックは-・・・大雑把にこんな感じのようです
注意したいのは金属同士でも優劣があるので、錆問題にならぬよう配慮します
アルミテープを貼ったことで部品の電蝕が進んでしまう可能性がないか?の検討が要ります
短絡、漏電、電子機器のエラーなど電気トラブルが起こらない配慮も要りますね
材料はプリウスと同じく、手持ちの導電性アルミテープでスタート
ホムセンで売っている普通のアルミテープでも変わらないと思いますが、まずはあるもので・・・
端っこをギザギザに切ると効果が高いようですが、面倒なのでそのまま切って貼ります
静電気計測器、騒音計、燃費計測器など面倒なこともやらず、体感や見た目で評価します
真面目に取り組んでみえる方には申し訳ないのですが、気楽に、アバウトに取組んで
このお手軽チューンを楽しんでみます
風切り音が大きく感じるドアバイザーの汚れ具合をよく確かめてペタリ・・・
ドアミラーも同じくペタリ・・・
汚れの目立つバンパーにもペタリ・・・
ルーフスポイラーにもペタリ・・・
トヨタの資料をベースに「コレはどうかな?」と思い付いたところで貼って走ってみる・・・評価する
ダメなら剥がして、貼り替えてやればオッケー
この気楽さ、手軽さがこのチューンの醍醐味ではないかな?と、思っています
さっそく走ってみますが・・・風切り音も走行性も・・・な~んも変わらん(笑)
貼る場所や貼り方が悪いのか?はたまた私の5感が腐っているのか?よくわかりませんが
まあ、アルミテープチューンはこんなもの・・・よし、次いってみようか!
リアガラスにもアルミテープを貼りましょう
自車はデフォッガ配線を外してから汚れが多くなっているような気がするので
多少なりとも効果があれば・・・という期待を込めてみます
貼付けスペースの都合上こんな風になりますが・・・何事も実験です
約2週間走ってみると・・・う~ん・・・悪くはならないけど効果も少ない・・・
ボディアースするような貼り方がダメなのでしょうか?目立たない貼り方が良くないのでしょうか?
本当は表に貼りたいのですが、目立つのは嫌です・・・ここは黒いアルミテープがいいなぁ・・・
ということでプロ向けホムセンで黒いヤツを発見・・・導電性ではありませんが大丈夫でしょう
安いのでチューニング資材のアルミテープを気軽に買えるのもこのチューンの良いところです
黒いアルミテープを表に貼って約2週間走ってみると・・・
さらに汚れが減って・・・もとい・・・付きにくくなったと言った方が正しいですね
リアガラスは比較的綺麗な状態を保つようになりました
アルミテープならば(金属のテープならば)導電性でなくても効果はあるようです
ということでフロントガラスもリアと同様に貼ってみると・・・
2週間後のフロントガラスです、雨跡はありますが、ホコリ系は少なくなりました
音や走りについては依然として変化がわかりませんが、汚れが減るだけでも助かります
うん・・・こうなったら汚れだけでも効果を認められれば充分としましょう(笑)
電動ファン、ラジエターに貼ってみましたが
水温も変わらず、ファン稼働時の音も変わらず、その他変わるものはなく・・・(涙)
水温についてはKM1のクーラントが優秀だから変化が見えないのかもしれませんね
エアクリーナーボックスも狙ってみましょう
ということで、導電性アルミテープを貼ってみましたが、エンジンは特に何も変わらず・・・
元々ヴィヴィオはバイク並のハイレスポンスエンジンなので違いがわからないのでしょう
というか、私の5感は既に腐っています(涙)・・・がはは!次いこう、次だ!
サイドガラスも汚れにくくなって効果がありました
このように、気軽に貼って試せるチューンなので
「別れたら~♪つぎのひと~♪♪(別れても好きな人風)」のノリで次々と逝きました(笑)
「汚れ」で見るとココが一番効果がありました
リアゲートを開けるたびに埃を清掃・・・ちょっと気を抜くと泥と埃でコテコテになっていたのですが
アルミテープを貼って2ヶ月以上経ってもこの通り・・・ほとんど清掃が要りません
除電がうまくできているのでしょうか?空気の流れが変わったのでしょうか?
ココに関してはブッチギリに汚れが少なくなりましたが
欲張って貼り増ししても、それ以上大きな変化はありませんでした
梅雨時は雨に晒され、風に吹かれ、梅雨が明けた途端の猛暑で洗車ができず・・・
5月に洗車して以来3ヶ月以上放置プレー・・・
本来なら車がシマウマのようになり、泥、埃汚れも多い筈ですが、ご覧の通り汚れは少なく
所々に黒っぽい筋がある、という程度まで改善していました・・・ホントに一切掃除していません
いつ洗車しようかなぁ・・・
徐々に、徐々に・・・
車の汚れ方を観察しながら、パッと見ではあまりわからないように貼り込んでみましたが
「汚れ」以外の効果、変化はそれほど感じられないまま時が過ぎました
そんなある日、久し振りに友人を乗せて走ると・・・
「この車・・・賑やかさが減ってるけど、何かしたの?」と言うのです・・・えっ??
彼曰く、以前より会話が楽になったとのこと・・・
それも「何となく」というものではなく「断言できる」と言うのです・・・へぇ~っ、気付かなかった・・・
少しずつアルミテープを貼って、僅かずつ風切り音や振動などの騒音が減っていたようです
最近は燃料ポンプの音が聞こえて「??」と思うことがあるのも、コレが原因のようです
騒音といえば最も煩いのがルーフベンチレーターです・・・忘れていました(笑)
ベンチレーターの蓋やハンドルに貼ってみると、風の音が「台風」から「強風」くらいに静かになり
風向きも整えられるようで、髪の毛があまり掻き乱されなくなりました・・・これはよくわかる
各所のアルミテープが除電?放電?して空気の流れをよくしていることが想像できます
・・・SEVよりずっとわかりやすいですね(笑)
それならば空気抵抗は減っているハズ・・・
試しにいつもの長い下り勾配で50km/hからのニュートラル走行をしてみると・・・
追い風でもないのに、車速の乗りが以前より向上しました
メーター上は5km程度の違いなのですが、体感的に「車速の乗り方」が全然違います
そこで、もしやと思い、アルミテープを貼りながらの燃費記録を見てみると
(ツーリング、サーキット、エアコン多用時期などを除いて)
市街地、通勤で平均18.3km/Lだったものが徐々に平均19.5km/Lに・・・6.5%の燃費向上です
燃費計のない車なので、全然気付きませんでした
ちょっと面白く感じるのは燃費の凹凸が少なくなっていること・・・
アルミテープチューンは燃費の安定化という効果もあるかもしれませんね
モノは試しにチョイとツーリング・・・海沿いのクルージングを楽しんでみました
燃費記録に挙げていませんが、5月に同ルートで25.2km/Lの好記録を出しています
このクソ暑い季節にそんなの超えられるんかい?という不安と淡い期待を胸に200kmの旅に・・・
ウソです・・・ただ走ってみたいだけです(笑)
出発は深夜・・・夏の夜はポール デイヴィスのCool Nightを聴きながら楽しみましょう
プリウスはグライダー走行とEV走行を駆使して記録を叩き出す「頭脳プレー」を楽しみますが
ヴィヴィオは踏んで走る方が味わいがあります
国道、バイパスを「法定速度+α」でハイペースに・・・「+α」はご想像にオマカセします(笑)
国道1号浜名バイパスは80km/h制限、殆ど高速です
おじいちゃん 海を眺めながら「+α」まで踏みます(笑)
ここは遠州灘からの強い風が吹く、悪条件の直進性を試せる随一のポイント・・・
以前よりフラ付きが減って直進性は向上・・・苦戦するムダに大きな車を尻目にガンガン逝きます
道中で気付いたことは・・・
・50km/hあたりからの車速の伸びがよく、100km/hあたりからはわからなくなる
・海からの横風に車体が振られる度合いが少なくなっている
・80km/h程度までは風切音が静かに感じる、それ以上は変わらないように感じる
・窓を閉めている時に比べて、開けた時の空気抵抗の大きさをよく感じる
などなど・・・燃費が変わりそうな気配です
帰宅してガソリンを入れると・・・給油量7.29L・・・走行距離は203.9km・・・
携帯を電卓にしてポチポチ・・・27.97km/Lの燃費!軽々と新記録を樹立・・・11%の向上です
ちょっと信じがたい数字で、こんなの公開していいのか?という気持ちもありますが・・・
往き、帰りともに同じ給油機で、キッチリと給油口いっぱいまでガソリンを入れての計測なので
この燃費は間違いありません
(車体を揺らして完全にエアを抜いて満タンにするので2回給油します)
今回は燃費が不利な真夏・・・しかも夏休みシーズンで交通量も以前より多い・・・などなど
条件は悪いので、これはもうアルミテープによる燃費向上と考えていいでしょう
短い実験期間ですが、気付いたものを挙げてみると
①騒音(風切り音?)の低減 ②汚れが減る ③
アルミが犠牲となり錆びるので鉄が錆びにくくなる
④燃費が向上 ⑤走行性が向上するかも?
⑥
貼る場所、貼り方によって効果がないものもある・・・
③、⑥についてですが
③はZAPテープに置き換えて犠牲電極としているので、観察していません
⑥についてはわかっていないのでもう少し時間をかけて観察します
以上のようにアルミテープチューンはヴィヴィオにも良い効果があることがわかりました
アルミテープを使うことで静電気を放電、除電→空気などモノの流れを改善・・・
圧倒的な効果はありませんが、少し気を付けて観察することでその効果を見出すことができました
そして手軽に安く創意工夫を楽しめることがこのチューニングの魅力・・・
ヴィヴィオに限らずですが、気が向きましたら一度トライされてはいかがでしょう?
また、この件に関して建設的なご意見などがありましたらコメント等お願いいたします
・・・長々とお付き合い頂きありがとうございました
