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イイね!
2021年05月02日

9回目キャンプ(CIMAたてやま体験センター) 恐怖の後編

15時に発生した豪雨にカミナリと恐怖を感じた後は、曇り空ではあるものの焚火を楽しむ私。

今回は天候に不安がありまくりのため、オイルランタンはやめます。

予報では22時くらいから雨でしたので、妻はなんとなく片付けを始めてました。

妻と娘はテントの中でおつまみタイムということでチーズやお菓子などを食べ、私は一人で焚火を見ながらお酒を飲むスタイル。



しかし、20時前後だと思いますが、そのときはやってきました。

ポツ・・・ポツポツポツポツ・・・ザーーーーと急な豪雨。

その瞬間、強烈な突風が吹き、タープを支えているペグが抜け、タープ倒壊。

タープが風で煽られている下には焚火。

タープに燃え移ったらまずい!と思って、超強風&豪雨の中でタープを抑える私。

もう、風が強すぎてタープを抑えるのに全力で全く余裕がありません。

台風のときにニュースで見かけるような超強風。
タープに加わる風力を抑えるのにとにかく必死。


恐ろしいほどの轟音でカミナリが鳴っています。

「バリバリバリバリ・・・ドッカーン!」

強烈な雨も加わっているので、一瞬で服はビショビショで目を開けるのも困難。


そのとき、どこかのお子さんが泣きながら、「助けてください!!」と私に行ってきたのです。

でも、私も超強風でタープが飛ばされないよう、タープが焚火に当たらないよう、ひたすら抑えていたので、「どうしたの!?」と言いつつも助ける余裕がありません。


妻がその子を近くのテントに入れてもらうよう誘導しましたが、後から聞くと、その子のテントも倒壊してしまい、親もテンパっていて、倒壊していないテントに託したそうです。


必死にタープを抑えている私も「今何をすれば乗り切れるか」という最適解が見つからず、完全にテンパってました。


外のカミナリも超近く、常にピカピカと光っていて、常にゴロゴロというか、バリバリと鳴り続けています。

更に怖いのが、ときおりドカーン!と鳴るのですが、音がでかすぎて体がビクッとするほど。
地響きがするほど。

明らかに遠くで聞こえるカミナリではなく、結構近くに落ちているという恐怖感に襲われます。


妻から「テントの中に入って娘の近くにいて!」と指示を受けます。

抑えているタープを妻に渡し、テント内へ。

テントに入るとすぐに娘が私に抱きついてきます。
ぎゅっと抱きしめる私。

轟音で鳴り続けるカミナリ。
雨の音ももちろんすごいですが、カミナリの音にビビりまくり。

娘は恐怖から体が小刻みに震えています。
娘が半泣きで「テントにカミナリ落ちても大丈夫?」と聞いてきます。

私の本音では「死ぬ」ですが、娘を怖がらせないため、「うん、大丈夫だよ。でも、体を低くしておこうね」と、体をトントンしてあげながら嘘をつきます。


外では妻がタープの支柱を取り外しています。
強風で倒壊するのは時間の問題と判断したのでしょう。

このあたりの判断は、テント設営の知識の薄い私ではできなかったことです。


私が娘を安心させ、妻が外で作業する。
男と女の役割が完全に入れ替わっています。

私は震える娘を安心させるため、抱きしめながら、「すごいカミナリだね~、こんなキャンプ初めてだね~」とひたすら作り笑いをしながら話しかけます。


内心は本当にビビッてました。
とにかくカミナリの恐怖感が半端じゃなかった。

バリバリバリ!!ドーーン!!という感じ。


そして、常に吹き続ける強風にテント横のペグが耐えられなくなり、ペグが抜けます。
テントがいびつな形で風に耐える形になりました。


風はともかく、とにかくこのカミナリ。
テント内にいるのは危険。

駐車場まで遠いけど、車の中に退避するのがカミナリから身を守る一番の手段。


一通り作業を終えた妻がテントに入ってきたとき、「車の中に退避しよう」と提案します。

「分かった」と頷き、すぐに車へ移る準備を開始する妻。

妻が寝袋・着替え・飲み物などをバッグに詰め込み、カミナリ&豪雨が少しでも収まるときを待ちます。

娘にもカッパを着させ、リュックを背負わせて待ちます。

緊迫する状況の中、一瞬だけ雨が弱まりました。

ここだ!というタイミングで、妻からも「娘、靴履いて!」と指示。


娘に長靴を履かせ、私はポータブル電源、車内で使うLED、貴重品を持ち、娘の手を引き、車に向かいます。

道中は泥でぐちょぐちょ。

泥の道は歩き、砂利に変わったところで「走るよ!」と、娘のスピードに合わせて走ります。

普段からキャンプの夜はヘッドライトを使っていますが、懐中電灯やランタンだったら手が塞がっていて、荷物も持てなかったでしょう。


車に着き、周りを見渡しても、車に逃げ込んでいる人はまだ見かけません。
この辺りの判断は早かったと思います。

娘を後部座席に乗せ、私は運転席の座席位置を前方にして倒し、後部座席を広くとれるようにします。
更にはリアゲートを開けてもう一方の後部座席を倒し、荷物を置きます。

私も後部座席に乗り込み、持ってきたLED電球を車内に設置。
バッテリーを守るため、室内灯を切って待機します。


車に乗り込んでようやく落ち着いた娘。
「もう大丈夫だね!」と久々に見る笑顔。
安心してくれた様子。

私も「よく頑張ったね、もう大丈夫だよ」と返したのを覚えています。


ただ、妻が遅かったのが気になって、ちょこちょこと外に出て確認。
荷物が多いのでテントに向かいたいけど娘を置いていけないし・・・と思いながら、しばらくして妻が車に到着。

風で飛ばされないよう、テントのポールも全部倒してきたとのこと。
(すげー判断!確かに全部倒せば風が当たらなくなる!キャンプの達人か!?)

車中泊に必要な物を吟味して持ってきてくれました。
(あの緊迫した中、しっかりとお酒が入っていたのは笑いました)

後部座席を倒しているので寝袋を敷きます。

ビショビショになった洋服を着替えます。

3人が後部座席というのは流石に難しく、妻が助手席を倒して寝転がります。

全員が車に乗って、初めてホッとできた瞬間でした。
このとき、ちょうど21時。


この辺りで続々と車に逃げ込んでくる人を見かけるようになりました。


「ったく、こういうときこそオートキャンプだったら避難も楽だったのに!」
と文句を言う私。

妻が、「でもオートキャンプであの突風だったらタープが倒れたり、色んなものが飛んできて車に傷つくかもよ?」


・・・たしかに。



携帯電波が届かないキャンプ場。
駐車場では電波1本、なんとか電波が繋がり、天気予報を確認。


今は少し落ち着いているけど、23時くらいから雷雨とのこと。

とりあえず、雨もカミナリも弱まっていたのでトイレに向かいます。
(お酒を飲んでいたのでトイレが近い)

管理棟を覗くと、逃げ込んでいる人たちが結構いましたし、管理棟近くの駐車場では、車に退避している人もいました。


22時過ぎに娘を寝かせ、その後、妻もウトウト。

駐車場から管理棟トイレまでは急な坂道を行かなければならないので、トイレに行きたくなるお酒は我慢。

携帯の電波も弱いので、娘が持ってきた漫画を暇つぶしに読んで時間を潰します。


23時、再びやってきた豪雨と強烈なカミナリ。

以前、ニュースで車はカミナリが落ちても大丈夫という記憶がありましたし、駐車場に並んでいる車の中では、レヴォーグは車高が低いので、カミナリが落ちるとしても隣の車だろうと思っています。

5秒に1回くらい、空が光っている感じ。
雨も半端じゃない強さ。
車に当たる雨の威力も相当なもの。

車に退避して良かった・・・と思える瞬間。


0時になってもやまないカミナリと豪雨。

再度、携帯の電波を必死に掴み、天気を確認。

たしかに雹も書いてますね。


さすがにマットまでは持ってこれず、車内はフラットになるものの、少し凸凹している部分があって、なかなか寝付けませんでした。


1時過ぎに雨もカミナリも落ち着き、風は強いものの、ようやく静かになります。

トイレに行くために外に出ると、外の様子を見る人たちが結構いました。


そして、私も就寝。

※必死すぎて、ここまでの写真は一切無し。



朝6時過ぎ、妻に起こされて起床。

車内は雨で濡れた服を乾かす努力の跡。






昨日とは打って変わっての晴天。(但し、強風)

ビショビショ&ドロドロになったテント・タープを乾かすチャンス。


あとはもう、乾かして泥を落とすの繰り返し。

娘が暇しているので虫取り網を持って遊びに付き合ったりもしました。

チェックアウトの11時までずっと動き続け、なんとか撤収完了。


もう、前日の疲れが取れず、撤収作業で朝から疲れている状況。
「お風呂入りたくない?」ということになり、一度も行ったことが無かった「里見の湯」に行きました。

とにかくさっぱりしたかったし、気持ち良かった!



中の施設で昼食も頂きましたが、めちゃくちゃ美味しかった!



2階には漫画を読んだりテレビを見たり、和室でゴロゴロできる場所もあり、漫画を読んでゆったりとしました。


15時くらいに出発するも、こんな辛い思いだけをして帰るのも嫌で、娘の意向もあり海を見に行きました。




海に行ったものの、風がめちゃくちゃ強くて、砂がピシピシと飛んできます。

せっかくお風呂に入ったのに・・・と思いつつも、娘はめちゃくちゃ楽しんでいます。


そして、「帰るよ!!」と言うと、娘はしょんぼり。




まだ、アクアラインは大渋滞。
渋滞にハマりに行くのは嫌なので、早めの夕食を取るため、イオンのフードコートへ。

私はタンタンメン、妻と娘はマック。


帰りはアクアラインで少し渋滞していたものの、比較的すんなりと帰ることができたと思います。


今回のキャンプは本当に怖い思いをしました。

天気予報をしっかりと確認したにも関わらず、予報では見えない天気になり、こんなに恐ろしい体験を。。。

この時期の天気は本当に難しいです。

春はキャンプをするには最高の気温ですが、天気が変わりにくいという点においては、冬の方が安心できたかなとも思いました。

前回の成田ゆめ牧場、前々回のマナビス(ロッジ)と、3連敗です。


前編で色々とキャンプ場のネックな部分を書いていましたが、天候が良ければ景色は良いですし、トイレもウォシュレットは無いものの、とても綺麗にされている印象です。

とにかくスタッフの方が気さくで良い人達でした。

手を洗いに行ったときも、娘が大好きな動物・虫の話に付き合ってくれました。

妻はチェックアウトの際に、「これに懲りずにまた来てください」と言われたそうです。


ウォシュレットが無い点、携帯の電波が入らない点は結構痛い部分ではありますが、すごく自然豊かなキャンプ場。

今までは整備された区画でのキャンプ場だったので新鮮でした。


ということで、恐怖のキャンプでした。
ブログ一覧 | キャンプ | 日記
Posted at 2021/05/04 23:45:13

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