さて、二日目の朝。
6時に起きて朝の温泉に向かいます。
元高級旅館ということで至るところに面影があります。
この五葉館という建物のエレベーターホールの隣は川が流れています。
見た感じ天然の川ではなく、コンクリートで固めて作った川のように見えます。
温泉はというと、男女入れ替えとなったお風呂。
作りはほとんど同じですね。
部屋の鍵が1つしか貰えないので、娘を待たすのを避けるため早めに出ました。
部屋に戻ってまったり。
雨は止んでいますが、曇り空。
朝7時、早速朝食バイキング会場へ向かいます。
バイキング会場は五葉館にはなく、本館になります。
五葉館と本館を結ぶ地下通路には池があり、金魚が泳いでいて、これもまた高級旅館を感じさせてくれます。
バイキング会場は9階ですので海がはっきり見えました。
しっかりと朝食を取り、五葉館に戻る前に庭園を散策。
この建物から出る滝というのもすごい。
広くはありませんが池には鯉が泳いでいて、奥にはプールもありました。
桜も咲いていてとても良い庭園。
そんな静かな庭園で何故か全力ダッシュをする娘。
まぁ、誰もいないからいいか~。
五葉館も面白い形です。
エレベーターホールから見えた川も本館と五葉館の間を流れていることを確認。
凝った作りをしています。
チェックインの際に、会計はチェックアウトのときだと混み合うと言われていたので、お会計だけ済ませました。
部屋に戻って観光地を探します。
でも・・・昨年頑張って周りすぎて本当に行くところがない状態。
深く考えるのはやめて海沿いでまったりと過ごすことを決断。
11時のチェックアウトまでゆっくりしました。
10:45にチェックアウトをして、ホテルを出てすぐに帽子を忘れたことに気づいて取りに戻しました。
「全く、何してんの!いつも私に言ってるくせに!」と、ここぞとばかりに怒られました(笑)
ということで、改めて「さらば、金城館!」
途中にあった昔ながらのお肉屋さんでコロッケを購入。
娘はいらないと言ったのに1口食べたらもっと食べたいと。
こんなに美味しいとは思わなかったらしい。
海に向かって川沿いを歩きます。
「ここ、去年も歩いたところだ!」と覚えていてくれたことが嬉しい。
いやぁ、去年はマジで死ぬほど歩きましたからね。
去年は熱海駅からホテルまでもめちゃくちゃ歩き、ホテルから来宮神社まで宮坂という強烈な坂道を歩き、来宮駅から熱海駅は電車移動。
熱海駅からビーチまで再び歩き、ビーチからバスで熱海城に行ってトリックアートを楽しんで・・・と、重い荷物を背負いながら6km以上は歩いていると思う。
今回はもうユルユルの何もしない旅にしたいと思っています。
遊覧船乗り場を見て、そのまま海沿いを歩いて親水公園へ。
親水公園では子供たちがズボンをびしょびしょにしながら遊んでいます。
「タオルあるから海に入ってもいいよ。リュックも見ておくから」と伝えると、「お父さんが一緒に入らないならいい」と。
そんなこと言いながらも楽しそうに海に足をいれている子供たちを羨ましそうに見ています。
「本当に入らなくていいの?」と聞いても私が一緒じゃないと入らないと。
あいにく私の長ズボンは裾を上まであげられないタイトな作りでしたし、ズボンの変えもなかったので断りました。
娘は波打ち際で靴が濡れないギリギリの場所を探して遊んでいます。
私は近くのベンチで座って眺めていました。
こういう時間もいいですよね。
だんだんお腹が空いてきて、時間を見ると12時過ぎ。
食事処を探します。
なんというか、こっちに来て美味しいものを食べていないので、ちゃんとした海鮮屋さんを探しました。
行ったお店は「寿し忠」というお店。
1000円で海鮮丼が食べれると書いてありました。
しかし、海鮮丼は売り切れ。。。
でももう入っちゃえ!!
メニューを見て驚愕。
寿司の並で2420円。
海鮮ちらしの並も2420円。
海鮮ちらしの上が2720円
た・・・たけぇ・・・。
観光地価格だから仕方ないですね。
もう引き下がれないので、海鮮ちらしの上・寿司の並とビール・コーラをオーダー。
料理が運ばれてきましたが、なかなかのボリューム。
北海道の海鮮丼よりも量が多く、これならこの金額も仕方ないかと思いました。
結果的には大満足の美味しさ。
いくらも刺身もほたても美味しかった。
お値段なりの美味しさはありました。
でも、お会計で7000円弱。
昼飯で7000円弱は凹みます。
お腹も満たされて、再び親水公園に戻ります。
ここでも「海に入らなくていいの?」と聞きますが、入らなくて良いとのこと。
しばらく海を眺めて、14時半に熱海駅に向かうことにしました。
この熱海駅までの道のりが地獄。
強烈な階段と坂道の連続。
距離は近いけど、とにかく辛かったですね。
熱海駅の商店街で昨日食べれなかったバラ売りの蒸した温泉饅頭を食べました。
やっぱり温かい温泉饅頭は美味しいですよね。(1個100円)
串に刺さった濡れおかきもおねだりされ、食べさせます。
更には自分で品物を選んで買いたいと言い出し、お金を渡してベンチに座って待ってました。
なかなか帰ってこないな~と思っていたら、熱海フルーツキングのいよかんゼリー?を買って戻ってきました。
めちゃめちゃ食うじゃないか・・・。
そして今度はお土産を買いたいと。
おじいちゃんおばあちゃんに「ぐり茶」と「温泉饅頭」を娘が選んで購入。
ここでもう、いつでも帰れる状態。
でも、娘はまだ帰りたくないと言います。
特に行くところもなければ買うものもない。
熱海駅のベンチで座ってまったりしていました。
そのとき、娘が言いました。
「あ!!YouTuberだ!!」
そう、熱海駅で観光客が注目しているところにカメラを置いて絵を描くYouTuberらしき人がいたのです。
私は全く見たことがなく、誰なのかが分かりませんが親子でその人に話したり、学生らしき5人組が絵を描くのを見たりしていました。
今、私も検索してみましたが、誰なのかは分からず。
でも、それなりの人が反応していたのでそれなりに知られている人なのかな?
私は全く知らないのでスルーしてNEWDAYSで夕食を購入。
そして帰りの電車をスマホで調べます。
熱海駅から東京駅までは東海道線で帰れます。
ここには踊り子号が通っていて、行きは踊り子号に乗ってきたわけです。
驚いたのが価格。
踊り子号の特急券はチケットレス購入で大人1480円、子供740円で合計2220円だったかと思います。
しかし、普通の東海道線のグリーン車の指定席は大人も子供も関係なく1550円で、合計3100円だったのです。
今までのグリーン車は50km未満は事前予約で750円。
50km以上で事前予約で1000円だと思い込んでいました。
それが、料金形態が変わり、
・50kmまで750円
・100kmまで1000円
・100km以上1550円
に変わっていたのです。
踊り子号の方が早く着く上に安いじゃん!
これは正直ショックでしたね~。
でも、東海道線のグリーン車に乗ってみましたが、古い踊り子号よりも綺麗で良いかも・・・。
たしかに東海道線のグリーン車は2階建て構造で天井までの高さが低く、更には荷物を上に載せられないという弱点はあります。
でも、社内はグリーン車の方がすごく綺麗に感じましたね。
踊り子号は古い車両なのでガタが来ている感があるのです。
まぁ、これだったら仕方が無いか・・・と思うようにしました。
電車に乗り込み、さっそくお酒をのみつつ晩飯です。
娘は新6年生になるというのに、うどんの汁を洋服に飛ばしながら食べたり、箸を落として食べれなくなったりと、本当に6年生か!?と思うほど。
でも、数駅ごとに見回りに来る車掌さんと仲良くなって最終的にハイタッチまでしていたり、大人になっているのか子供のままなのか、よく分からないですね。
そんなこんなで地元の駅に着き、無事に自宅に到着しました。
毎年1回の春休み二人旅、今年も行くことができました。
昨年は格安ホテルに格安交通費でお金をかけずに旅に出るのがコンセプトでしたが、今回は5万円くらいはかかっていると思います。
今回はあまり観光地を回らずにただただ海を見たりするだけの旅でしたが、記憶に残ってくれたら嬉しいな~と思います。
ということで、娘との二人旅でした。