娘は春休みで学校がない。
どこかに行きたいと娘は言います。
でも、どこの親も同じ考えで、土日は宿泊費が高く、更には空きも少ない。
ということで、金・土で旅行に行くことに。
妻は有給を使えない人なので、娘との二人旅です。
おそらく5年前の前々回ワールドカップのときに、ハワイアンズに行った以来の二人旅。
行先を熱海に決め打ちし、楽天トラベルで予約を取りました。
大人1人、子供1人で、旅行支援などを入れると2万円という格安旅行です。
とにかく何も決めていない無計画旅行なので若干の緊張感がありました。
さて、出発当日。
11時頃に家を出ました。
自宅からすぐ近くのおじいちゃんに挨拶。
娘はお小遣い1000円を手に入れました。(笑)
歩いてJRの駅へ。
娘のSUICAに3000円チャージし、自分用にも10000円チャージ。
東京駅に向かいます。
乗った電車がめちゃくちゃ混んでいて、結構ギュウギュウ状態。
こんな時間なのになんでだ!?
早く山手線に乗り換えよう!
しかし、これが裏目に。
上野東京ラインという東京駅に直行できる電車なのに、気づかずに山手線に乗り換えるという凡ミス。
電車が出てから気づき、マジで後悔しました。
東京駅に着いたらさっそく駅弁を購入。
そして、そこから何線に乗っていくかを決めます。
東海道線:1980円105分
東海道線:2980円(1980円+グリーン車1000円)105分
踊り子号:3840円(1980円+指定席特急券1860円)77分
新幹線:4270円(1980円+特急券2270円)45分
当初は東海道線でゆっくりと電車に乗って行く想定でしたが、やっぱり乗車時間を見てしまうと悩みますよね。
「時は金なり」ですから、熱海に着いてからの時間を考えれば早く着きたいところ。
踊り子号の空席を探したのですが、ほとんど埋まっていて、二人が一緒に座れる座席は無し。
新幹線の切符売り場に行くのも面倒なので、東海道線で行くことを決意。
ホームにあるグリーン券販売機で購入し、熱海行きに乗りました。
私は定番の牛タン弁当。娘はサンドウィッチ。
ご飯食べたりお酒飲んだりしていましたが、やはり105分はなかなか大変でした。
熱海に着いたらすぐにバスに乗ってホテルへ。
・・・ではなく、まずはやっぱり商店街でしょう。
ゆっくりと商店街を見て、温泉饅頭なんかを食べながら歩きます。
このまま歩いてホテルまで行っちゃうか!!
ということで熱海の街並みを見ながらホテルまで歩きました。
歩いたからこそ見つけた変なガチャガチャ。
娘は出発時におじいちゃんから貰ったお小遣いでいきなり散財です。
他にも、マンホールに綺麗な絵が書いてあったりして、それを写真に収めたり。
バスで行っていたら見れなかったな~。
歩くの嫌がるかと思いきや、結構ノリノリでした。
場所的にはマリンスパ熱海の近くなので、熱海駅から結構歩いたな~。
そんなこんなでホテル(サンミ倶楽部)に到着。
格安ホテルなので期待してなかったのですが、外見も古いですし部屋も古すぎ。
洗面所は自宅キッチンのシンクみたいな感じ。
鏡すらもない。
部屋は意外にも2部屋で、リビングと寝室みたいな変な構成。
なんというか、空間を効率的に使っていないというか・・・。
逆に娘は「2部屋ある~!!!ヒャッホーーー!」という感じ。
まぁ、楽しんでくれれば良いでしょう。
部屋からは海を見ることができ、開放感は抜群でした。
夕方あたりから私は片頭痛に悩まされ、頭痛薬を飲みます。
旅行の日に頭痛は最悪ですよね。
娘はハイテンションなわけで、私だけ暗くなっているわけにもいかないですから。
16時、せっかくなので温泉に行きました。
娘は一人で温泉は初めてです。
温泉はホテルの最上階にあります。
男湯は大浴場と言うこじんまりとした室内の風呂と、露天風呂があります。
室内の洗い場は4つしかありません。
外には露天風呂があるわけですが、露天風呂にも洗い場が3つ。
いやいや、これ、真冬はどうするのよ?
大浴場の洗い場で体を洗い、混んでいる大浴場には入らず、露天で暖まりました。
露天風呂は正直良かった。
本当は、以前行ったことのある伊藤園ホテルとかの方が駅近ですし、何よりも安い。
でも、子連れファミリー達が多く、全くリラックスできない雰囲気、そして宿泊客に対するスタッフの数も異常に少なくて永遠にテーブルの皿が片づけられないのを見ていたので却下していました。
で、今回のホテルは外観を見てやばいと思ったのですが、唯一、露天風呂だけが救いでした。
18時から夕食。
夕食は席に用意してあるスタイル。
残念ながら天ぷらは冷えてしまっていますが、まぁ、値段相応でしょうね。
ビュッフェ形式ではないので、ゆっくりと食べることができました。
また、旅行支援にて1人2000円分の地域限定電子マネーも頂けます。
ホテル内にはコンビニがあり、地域限定電子マネーで購入しました。お得♪
このホテル、UNOとか人生ゲームの貸し出しが行われていて、頭痛と戦いながら遊び相手。
十分に遊ばせて寝かしつけ、私は一人で晩酌をして過ごしました。
翌日の4/1、朝6時に起床。
部屋から見る朝日、そして海。
娘を起こして温泉へ。
男女入れ替えになっていて、朝は露天風呂無し。
でも、展望風呂と言われるだけあって、正面はガラス張りで海を見ながらの入浴。
これはこれで気持ち良かったですね。
朝食はビュッフェ形式。
7:30に会場へ。
種類は少ないけど、普通に食べれました。
9:15にチェックアウト。
これからどこに行くか?
エレベーターの中に貼られていたポスターの「来宮神社」に行くことに。
中途半端な場所なので、これまた歩いて行きました。
途中、遠回りして海沿いを歩き、そこから約1.5kmの道のり。
特に見どころもなく、ひたすら歩くわけですが、後半の坂「宮坂」がやばかった。
これはかなり急な坂で、写真真ん中にある休憩所で休みました。
10:20、来宮神社に到着。(海沿いで魚を見たりしたので1時間くらいかかった)
来宮神社は思っていた以上に観光客が多く、じっくりと見ることができませんでしたが、見ておいて良かった場所です。
大楠の木の周りを1周すると寿命が1年延びるらしい。
半周しておきました。
娘はおみくじ大好き人間で、自分のお財布から200円を出してやっていました。
この来宮神社で胸糞悪い思いをしました。
鳥居がいくつか重なっているところに並んでいたときのことです。
私達の2組ほど前にいる60歳前後のおばちゃん。
このおばちゃんの前にいた家族が鳥居を前に写真を撮っていました。
で、そのあとに鳥居をくぐって参拝したわけです。
全然普通の光景ですよね。
なのにそのおばちゃん、私にまで聞こえる声で「早くどけよっ」と言ったのです。
このおばちゃん、スマホで写真を撮りたいらしく、観光客が誰もいない鳥居を撮りたかったのでしょう。
前にいたご家族の子供(男の子)が戻るときに、おばちゃんは手で「シッシ」と払うジェスチャーをして前のご家族にプレッシャーをかけたのです。
なんだこのばばあ!非常識すぎるだろ!というのが本音です。
来宮神社は観光客でいっぱいなわけです。
そもそも、写真を撮りたくて並んでいる中、観光客を映さずに写真を撮ることはほぼ不可能。
むしろ、そこまで粘って撮影しようもんなら、後ろの人たちが黙っていないでしょう。
写真を撮りたいがために周りに嫌な思いをさせる自己中ばばあ。
更には、今度は大楠で自己中ばばあと出会いました。
これまた、大楠を観光客が入らないように撮影しようとしている模様。
娘は大楠の木の幹にある参拝所?で財布からお金を出し、お賽銭を置きました。
すると、自己中ばばあから「っんだよ!」という声が聞こえました。
娘が幹にお賽銭を置くことによって、撮影を邪魔されたと。
ちゃんとマナーを守っていた娘に対して言われた言葉。
マジで腹が立って睨みつけたのですが、自己中ばばあはスマホカメラを見ていて無視されます。
ちゃんと並んでお賽銭を払った娘としては何も悪いことはしていない。
文句の1つも言ってやろうかと考えましたが、こういう自己中な人は正論を伝えたとしても正論を理解できない人が多い。
娘が手を合わせている間に、敢えて、自己中ばばあと大楠の間に入り込んで撮影の邪魔をしつつ、手を合わせている娘を待つ形にしました。
「あ~もうっ!」と、後ろから声がしました。
せめてもの抵抗でした。(全然すっきりしないけど)
こういう自己中ばばあは周りの事を何を考えずに行動してるんでしょうね。
だから友達もいない。だから一人で観光に来る。
そう思うと、自業自得だけど寂しい人だな~と思ってその場を去りました。
11:00 来宮神社を出て近くの来宮駅へ。
11:16発の熱海行きに乗り、熱海駅に戻ります。
11:30 熱海駅の地下にあるラーメン屋さんで昼食。
本当は海鮮を食べたかったのですが、娘はラーメンが良いと。
海老つけ麺、なかなか美味しかったです。
「そろそろ帰るか~!」と言うと、「え~~せっかく来たのにもったいないよ。どっか行こう」と言われてしまい、熱海サンビーチに行くことに。
この計画性の無さですね。
熱海サンビーチは泊まったホテルからすぐ近く。
無駄に行って戻ってきた形。
またもや歩いて熱海サンビーチに到着。(12:30)
私はもう既に疲れていて、一緒に遊ぶことなく休んでいました。
さすがに娘も一人で遊ぶのに限界があり、ビーチを出て近くのカフェで休憩。(13:00)
コーヒー1杯600円もするちょっと高級なカフェ。
娘はシフォンケーキ(\800)を頼み、トッピングでブルーベリーといちご。
ブルーベリーを食べた娘の口は紫に変色。
一生懸命おしぼりで拭いてました。
ここで地域限定電子マネーも残額がゼロになりました。
14時にカフェを出て、今度こそ熱海駅に戻ろうと思ったところ、バス停発見。
1時間に3本しかないバスですが、6分後に来るという良いタイミング。
「熱海城まで行っちゃうか!?」と娘を誘い、今度はバスで熱海城へ。
14:30に熱海城に到着。
桜がめちゃくちゃ綺麗!
熱海城でお団子(\500)を食べたいというので1本購入。
「たかっ!」と思って1口貰いましたが、めちゃくちゃ美味かった。
桜を見ながらビール飲みたくなりましたが、ここは我慢。
そして熱海城への入場チケットを買おうとしたところ、嫌な文字が。
熱海城:1100円
トリックアート:1100円
共通チケット:1800円
娘は見た瞬間から、「両方行く!」と。
「トリックアートは那須で見たからやめようよ」と言っても断固拒否。
さっそく熱海城から入っていきます。
熱海城の最上階からの景色は桜もあって最高でした。
なぞなぞコーナーなどもすごく楽しんでました。
一方、トリックアートは入るまでに結構な行列。
やっぱり子供に大人気なんですね。
人が多すぎてじっくりと写真を撮ることは難しかったですね。
というよりは疲れていて、早く回り切りたい私でした。
※トリックアートは人が多すぎて写真は割愛。
16:10、トリックアートを終えバス停へ。
バスで熱海駅へ。
バスも本数が少ないですから、20分くらい待ったと思います。
熱海城は駐車場も少ないので、車で来なくて良かったです。
バスでは娘は熟睡。
私も停留所2個分くらい意識を失いました。
熱海駅でお弁当とお酒を購入。
じっくりとお土産を選ぶことができなかったのですが、駅のNEWDAYSでうなぎパイ、駅の中で温泉饅頭を購入。
17:30 東海道線のグリーン車に乗り、ゆっくりと帰りました。
いや~・・・とにかく疲れた。
いつもは私が娘の遊び相手になっている間に、妻が色々と調べてくれるのですが、同時にやるのはなかなかしんどいですね。
トリックアートは余計でしたが、無計画だった割には限界まで楽しめたかと思います。
歩き回ったせいか、翌日・翌々日は筋肉痛で体が重かった・・・。