2025年02月05日
娘のお受験
5年生に入ってすぐに「受験をしたい」と娘が言い出しました。
とはいえ、これまでの娘の習い事を見ている限り、急にみんなと一緒に塾でスタートというのが合わない性格。
分からないまま授業が進んで、ただただ時間が過ぎてしまうことを危惧し、まずはタブレットで講義を受けられるオンライン受講に申し込みました。
しかし、6年生になっても、追い込みの夏休みになっても、一向に勉強をしないのです。
妻もイライラして娘に強烈にぶち切れるようなシーンも2か月に1回は発生。
妻の短気すぎる性格が災いし、説教は1時間以上にも及びます。
よくそんなに怒ってられるな~と思ってしまいます。
更には今怒っている理由(勉強しないこと)とは関係ないこと(片付けなどの私生活)までブチ切れて言うという最悪の展開。
説教時間が長すぎる。
しかも説教の内容が「叱る」のではなく「怒る」だけである。
相手の成長を促すための「叱る」ではなく、自分の感情(不満)をただただぶつける「怒る」になっている。
そして強烈なプレッシャーの中、「思うことがあるなら言ってみなさいよ!」と言い、娘が意見するとまたそれについて怒りが増幅して長くなる。
妻が思っている不満を1時間かけて全て言い放ったって、子供は何を直せばいいか理解できるわけもない。
例えば仕事でミスして、お客様から1時間ひたすら文句を言われ続ける精神的ダメージが多い状況の中、その内容が多岐にわたるものだったら・・・議事録すら書けない状況で言ったこと全て直せと言われても大人でも対応できない。
子供からしたら、定期的に訪れる嫌な時間なだけで、「また始まったよ・・・」くらいにしか思わないでしょう。
説教の途中で私が割り込まないと娘は精神障害になるんじゃないかと思うようになり、止めるようにしていました。
妻には上に書いたようなことは全て伝えているし、娘には怒らずに、真意を伝えてきました。
あれだけ長い時間怒っていたけど、結局は何が言いたいの?というのが娘の真実だろう。
改善を求めるなら端的に伝えないと意味はない。
妻は娘に対し、「分からなかったら聞きにきなさいよ!!!」というが、聞きにいくと「何その態度?」「姿勢が悪い!」「集中してんの!?」とまたブチ切れる。
そんなの、聞きに行くわけがない。私でも行かない。
だって、聞きに行ったら怒られるのが確定しているわけですから。
妻からはさらに追い打ちで「受験なんてやめなさい!!もう受験させない!!」とまで追い打ちをかける。
「何か言うと怒られる」と思いこんでる娘は妻に本音を喋らなくなり、何か言われたら口癖のように「ごめんなさい」と言う。
「ごめんなさい」と言うべきではない場面でも言うようになる。
正直、私が見ていても異常者か?と思ってしまうくらい怒るわけで、娘は常に母親の顔色をうかがって過ごしているように見えました。
間違いなく娘の中では「勉強→怒られる→嫌い」となったはずですし、お母さんと会話すると怒られるという方程式もできたと思います。
短気は損気、これは妻の悪いところが出た結果かなと。
娘にそう思わせてしまったのは妻ですから、これは妻がしっかりと向き合わなければいけない問題。
私自身が中学受験を経験しており、週6で塾に通い、土曜日なんかは朝9時~17時まで勉強というすさまじい環境だったわけです。
娘はオンライン授業も見ず、ただただ机に座って勉強しているふり。
あ~~、これは絶対無理だな。。。と思っていました。
結局は本人がやる気を出さないと無理ですから。
で、12月あたりから急に娘の勉強への姿勢が変わったのです。
毎日しっかりと勉強しているのは確認。
机に向かって勉強のふりをしているわけではない。
たった2か月間ですが、受験の2月までそれが続けられました。
5年生から真面目に勉強している子と、2か月だけ頑張った子。
それはもう、やっぱり無理ですよね。
試験はそれなりの手ごたえを感じていた娘ですが、やっぱり「不合格」でした。
運も悪く、昨年の入試の倍率を見ていたこともあり、「もしかしたら!?」という期待があったのですが、今年は急に倍率が異常に上がってしまい、おそらくですが受験した学校の偏差値は上がっていたような気がします。
娘も「まぁしょうがないか!」と言ってましたが、内心はかなり悔しかったようでした。
受験失敗については親にも責任があることを忘れてはなりません。
やっぱり子は親を見て育つわけで、普段から親が勉強している家庭では勉強が当たり前で、子供も勉強への抵抗が少ない。
そういう意味では私は仕事しかせず、仕事が終わった後に何かを勉強するという姿を見せることができなかった。
そして、上にも書いた通り、「本人がやる気を出さないと意味が無い」という考えだったので、娘に対してどのようにやる気をださせれば良いかの答えが導けなかった。
更に言えば、私の中学受験のときに楽勝で今でも解ける算数の基本問題で、娘が苦戦しているのを見て「この時期でこんなのもできないの!?やばすぎるぞ!」という発言をしてしまったことも非常に後悔しています。
私は算数は得意教科、娘は算数が苦手教科であり、なんでできないのかが分からないことからの発言。
これは娘を傷つけただろうと思います。
また、過去の自分との比較をしてしまって娘を褒めてあげることができなかった。
褒めて伸ばすべきだという考えがありつつも、褒めてあげられる基準が私の得意な算数ということからハードルが高すぎたというのがまずかった。
そして妻の定期的なブチ切れ事件が娘を勉強嫌いにさせてしまった。
これが、私の所感です。
おそらくですが、勉強できる子はできるし、できない子はできない。
私の子供ですからIQは低いだろうし、「鳶が鷹を生む」なんてことは期待していないわけで、なるようになったのかな~と。
むしろ、ギリギリになって頑張る的なダメな考え方は私と妻そっくりじゃないかな~と。
そんなこんなで、不合格ではありますが受験というイベントが終わり、勉強から解放された娘。
4月からは中学生。
中学に入るまでは思い切り遊んでくれれば良いかな~と思います。
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Posted at
2025/02/12 01:42:45
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