11月30日に予約していたキャンプ。
予想最高気温は15℃。最低気温は0℃とのこと。
特に夜の冷え込みは半端じゃなく、キャンセルしようかどうかを悩んだほど。
焚火をすれば膝周辺は暖かいのですが、足首から下はめちゃくちゃ寒い。
寒すぎて焚火を諦め、無風とはいえ寒いテント内で頑張って寝るというのがなかなかきついのです。
昨年、小型の石油ファンヒーターを購入して持っていったのですが、真冬のテント内はほとんど暖かくなりませんでした。
そこでついに我が家も石油ストーブを導入することにしました。
購入したのはキャンプ用品ではなく、一般家庭で使うモデル。
コロナの「
SL-5124」というモデル。
ちょっとレトロな感じですよね。
このモデル、アウトドア用の「
アウトフィールド」というシリーズもあり、アウトドアに合う色合いでかっこいい。
でも、暖房出力は変わりません。
違いは熱ガード部分(針金みたいな部分)が、持ち運びするキャンプでも曲がらないように強度をあげている部分のみ。
通常モデル:19800~22800円(Amazon/楽天)
アウトフィールド:33800円
だったら安い方でいいや!
となりますよね。(2024/11/27に納品されました)
ちなみに、更に大きくて暖房出力の高い「SL-6624」というモデルもあり、「SL-5124」よりも10cmほど背が高い。
値段はほとんど変わらないので、どうせなら「SL-6624」の方が自宅のリビングでも効果を発揮できると思ったのですが、10cm大きくなると、レヴォーグに載せられない可能性があるので小さい方をチョイスしました。
※レヴォーグは荷室の体積は広いけど、高さが低いので大きなものを載せにくい・・・。
これまでのキャンプでも我がレヴォーグの荷室はパンパンであり、石油ストーブ&灯油ポリタンク&サーキュレーターを載せると、何かを犠牲にする必要が出てきます。
今回犠牲にしたのは・・・なんと焚火グッズ一式でございます!
焚火台・薪割り台・斧・バトニングナイフ・着火剤・火吹き棒・・・・全部置いてきました。
これはなかなかの勇気ですよ!!
何を楽しみにキャンプをするかと言われれば焚火しながらお酒を飲むこと。
それを諦めるというのですからね。
寒すぎて焚火を早めに切り上げて、テント内に逃げ込むことを想定しての決断でした。
なので今回はお籠もりキャンプということになりました。
ということで、11/30の10:30頃に出発。
途中、お饅頭屋さんに寄ったり、スーパーで買い物をして14時にキャンプ場に到着しました。
キャンプ場に付いてすぐに椅子とテーブルを組み立て、お昼ご飯用に買った冷凍チャーハンと冷凍餃子をフライパンで焼いて食べようとしましたがガスコンロが見つからない。。。
はい、忘れてきました。。。
素直にお弁当を買っておけばよかった・・・。
いやー、ガスコンロが無いのは結構致命的ですね。
幸いにもSOTOのシングルバーナーはあるので、あの小さいやつで頑張るしかありません。
次にコットを組み立てようとすると、コットのフレーム部分が入っておらず、これも忘れてしまった。
真冬の地面からの冷気ってなかなかのものですから、ちょっと不安になります。
16時になるともう寒くなってきました。
さっそく石油ストーブに灯油を入れようとすると・・・灯油を入れる電動ポンプが動かないという自体に。
これ、自宅で動作確認するときにも動いたり動かなかったりと怪しい動きをしていたんですよね。
妻がセンターハウスに行ってよくある赤いポンプを買いに。
妻が行ってる間に私も色々と試してみましたがやっぱり動かず。
中のジャバラを伸ばしてみたり、角度を変えてみたり。
一瞬、モーターが動く感じの音はするのですが、それをなんらかのセンサーが誤反応して止めているような感じ。(乾電池は新品)
センターハウスでは赤いポンプは売ってないとのこと。
私も妻もビールを飲んでいて運転はできません。
なんでこんなことになるかな~・・・。
今回のキャンプ、忘れ物もしているし、このままストーブが使えなかったら焚火でも暖を取れない。
過去最悪のキャンプじゃないか?
妻が試行錯誤していると、モーターが動き出し、なんとか灯油を入れることに成功。
何かコツでもあったのかな・・・。
ということでなんとか暖を取ることに成功し、テント内でまったり。
妻は昼寝をし、娘は任天堂スイッチをし、私はスマホゲーム。
昼寝ができるくらい暖かいということですね。
17時過ぎには暗くなり、妻が夕食の準備を始めます。
娘からリクエストがあったクリスマスチキンとシチューの予定!
でしたが、前日に家で仕込んでおいたシチューの具材を自宅の冷蔵庫内に忘れてきたと・・・。
もう災難すぎますね(爆)
クリスマスチキンと漬物だけが夕飯となりました。
クリスマスチキンは石油ストーブの上でじっくり焼きます。
私は先にお風呂に行かせてもらいました。
いつもは100円シャワーでしたが、やっぱり寒かったので温泉をチョイス。
たくさん来ているキャンプ場ですが、温泉は2回目ですね。
18時くらいに行ったこともあり、お風呂はガラガラ。
ゆっくりと浸かることができました。
テントに戻ってクリスマスチキンにかぶりつき、水を一気飲み。
朝起きてから水分がお酒ばかりだったので、しっかりと水を何杯も飲みました。
そしてとどめにレモンサワーを一気に飲みます。
最高ですね!!
肉をたくさん食べてると野菜が食べたくなるのですが、野菜もないのでかっぱえびせんをつまみに飲んでました。
さて、石油ストーブはというと、とにかく快適で無くてはならないものになりました。
インナーテント内(寝室)の方まで温めようとするのであれば、1つ上の6624が正解かもしれませんが、5124でもレベルが違う暖かさです。
これまで私の独断で、「我が家に石油ストーブは不要!灯油を買いにいくのも面倒だし、家に灯油を置きたくない!」と頑なに拒否していました。
でも、何度か冬のキャンプを過ごしていくと、電気毛布と布団乾燥機と湯たんぽで寒さに耐えるという修行のような時間に耐えられなくなったというのが正直なところ。
おかげでとても快適になりました。
ただ、テントを締め切って、テントの中にしかいないので、「キャンプに来たぞ!」という感じはあまりありません。
20時での気温は4.1℃。
かなり寒いです。
普段は焚火に夢中の時間ですが、焚火をしていないので若干暇(爆)
娘が持ってきたカードゲームをして遊びました。
お菓子を食べたり、するめいかを石油ストーブであぶって食べたり。
これまでのキャンプでは無かった遊び方ですね。
娘は冬のキャンプを嫌っており、今回のお籠もりキャンプの方が良いとまで言ってました。
トイレに行くときにふと空を見上げるわけですが冬の星空はとても綺麗でした。
クリスマスツリーみたいでしょ?
23時前に布団に入って就寝。
しかし・・・朝の4時40分頃に猛烈な尿意で目が覚めました。
テント内はめちゃくちゃ寒い・・・。
寝袋から出て上着を探してトイレに行こうと、スマホのライトを頼りにインナーテントのチャックを探します。
開けて外に出れると思ったら、開けたのはメッシュの換気用のチャックの方で出られず、「このくそ寒い中・・・ふざけんな!!」と心の中でキレるほど寒い。
寒いし早くトイレ行きたいのでインナーテントのチャックを探しているときに、今度は「ガシャーン・・・ポタポタポタポタ・・・」
「ん?なんだ?足がつめてぇ!!」
こぼれたのは大量の水。
「なんだよ、こんなところにコップなんて置いとくなよ!!しかもすげー水の量じゃねーか!」と心の中でキレます。
隣に任天堂スイッチがあり、私がこぼす角度を間違えてたら壊れるところだったぞ!
なんとかインナーテントから抜け出すことができ、今度はお風呂で使ったバスタオルでこぼした水を拭き取ります。
一人でうるさくしていたこともあり、妻が目を覚まし、トイレに行きたかったので拭くのを変わってもらいます。
あまりの寒さに石油ストーブを点火。
トイレに行こうとすると娘も起き、「私もトイレ行きたい」とのことで一緒に行きました。
寒さで震えながらトイレへ。
これがキャンプの辛いところです!
トイレから戻る途中、空を見上げると、これまたすごい星の数。
夏とは違う、冬の澄んだ空気だからこそ見える星空です。
レヴォーグ君の天井は凍っています。
気温は・・・-0.4℃。
ここは少し標高が高いので、実際には-1℃くらいかと思います。
もう、踏んだり蹴ったりのキャンプになっていますね。(これはまだ続く)
少し石油ストーブで暖まり、テント内が温まったところで二度寝しました。