最後のイベント、スキューバダイビングです。
この日のためにパワーアップした水中カメラセット。
今までは水の中でも重くて大変だったのですが、フロートアームをつけたことにより水中浮力が増え、全く重さを感じなくなりました。
早速準備し、ダイビングショップへ出発!
最初は曇り空でしたが、なんと晴れ間が見え始めました。
私のテンションは今回の旅行で初めてMAXになりました。
早速出港し、第一ポイントへ。
なんかやけに珊瑚礁が白い・・・。
いわゆる珊瑚の白化現象というやつです。
本州でも7月8月と台風が来なかったように、宮古島にも来ませんでした。
すると、海水温が上がってしまい、珊瑚と共生しているポリプが逃げ出してしまいます。
このポリプが光合成をして珊瑚に栄養を与えているので、ポリプがいないと栄養が取れず死んでしまいます。
いつもはこの台風が海の中をかき混ぜてくれて、海水温を下げていたんですね。
つい先日の台風14,15,16号も、石垣の方を通ってしまい、まだ一度も宮古島には直撃していないのです。
船の上からでも明らかに白い珊瑚。
これはもう瀕死の状態を示しています。
本当に死んでしまうと藻が付着して黒くなります。
実際に潜ってみましたが、もう重症と言っても過言ではないほど白化が進んでました。
イソギンチャクも白化しています。
おそらく初めて見る人は、この白化した珊瑚を見て、「綺麗〜」と思うかもしれません。
でも、これは瀕死の状態。
潮の流れが良いところでは数年で復活するらしいですが、10年ほどかかる可能性もあるそうです。
2か月前にも宮古島に潜ったというゲストの方と会話しましたが、これだけ変わってしまって本当にショックとまでおっしゃってました。
なお、よく慶良間で潜られているそうで、慶良間も綺麗だけど宮古島の珊瑚はやっぱり違うんだよ〜とまで言ってました。
宮古島の八重干瀬(ヤビジ)という場所は大物の魚などは見れないので、珊瑚を楽しむ場所です。
その珊瑚がこういう状況になってしまうと、八重干瀬に来る意味までなくなってしまいます。
温暖化が招いた珊瑚の白化現象。
1998年にもこういう最悪の状況があったとのことですが、今年はそれ以上にやばいらしいです。
さて、2本目のダイビングはハナダイアーチというポイント。
見てのとおり、もう快晴でございます。
最後のイベントダイビングに合わせて、太陽さんが「ごめんごめん、ちょっと遅れちゃった♪」と私に話しかけるかのようでした。
ただし、北風になっており、海に入ってから船に上がると寒く感じます。
ここのハナダイはめっちゃ綺麗でした。
しかも亀も3匹。
ハナダイの舞う中での亀さんは非常に見応えがありました。
早く自宅に戻って写真を見せたいと思うほどです。
珊瑚の白化現象は残念ですが、私としては最後の最後に一矢報いたというところです。(天候についてですが)
ということで、15時頃にショップへ戻り、ログ付けして解散。
妻と娘は買い物して終わったそうです。
なんか、買い物だけでこの良い天気の中、終わってしまうのはかわいそうだと思い、娘を連れてビーチに行きました。
大好きなヤドカリ集めです。
1時間以上歩き回って遊ばせました。
何度も何度も、「今日が最後の宮古島だからね」と言い聞かせて私自身も寂しい気持ちになります。
帰りたがらない娘を説得し、車に戻ります。
憎たらしいほどの日差しに、なんでもっと早くに晴れてくれないんだというモヤモヤ感が・・・。
宿に戻って、水着などを干し、最後の夕食を取りに出かけました。
まぁ、普通の居酒屋さんで飲みました。
そしてサンエーに寄って、かりゆしウェアを2着購入しちゃいました。
いよいよ帰りの準備です。
もう、明日には宅急便で送ってしまうので泳ぎは最後です。
天候不順が多かったので、まだまだ遊び足りない感満載ですが、明日はお土産屋巡りをして終わってしまうでしょう。
とにかくダイビングの日に晴れてくれただけ、良かったと思いました。
以上で7日目が終了。
明日は宮古島とお別れ!
Posted at 2016/09/24 09:42:05 | |
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宮古島 | 日記