
いくら原点ったって、空冷911に回帰なんて、そりゃ無理ってもんですよ(笑)
となると、掌の上に載るポルシェと言ったら…
もちろんライカですよ。
最初にライカと出会ったのは30年以上前…
ポルシェに乗ることなんて考えてもいなかった頃…
「ライカ同盟」を読んで、中古のM3が手の届く存在であることを知って…
それでも無理して出かけたカメラ屋さんではすっかり舞い上がってしまい…
前期型のM3とDRズミクロンのセットを持って、逃げるようにお店を後にしました。
時は中古カメラブーム真っ盛りで、江戸に春の訪れを告げる国民的行事と言われた銀座松屋の中古カメラ位置には、会社を休んで初日一番乗り、8階催事場までエスカレーターを二段抜かしで駆け上がるなんて、いやはや我ながら若かった…
その後、TTL露出計を組み込んたM5を手に入れて…
デジタルカメラがじわじわと版図を拡大する中、その頃はM型ライカがデジタル化されるなんてこれっぽっちも思っていませんでしたよ。
中古カメラウイルスは、その後、ハッセルブラッド、コンタックス、ローライフレックスへと次々と変異して…
目の前を通り過ぎて行ったのでした。
その後、しばらくはライカウイルスやクラカメウイルスは陰性の状態をキープしていたのですが…
突如としてライカウイルスが再び活性化…
それもデジタル株ですよ。
M8は最初のデジタルライカとして見直されて最近は値段も高騰しつつあるようですが、水冷になった996と同じで排気量、いやセンサーのサイズがフルサイズではなくてAPSサイズだったこともあって、964並みにフレンドリーになった時があるのよね(笑)
そんな時にM8.2と言う特別仕様のM8に出会ったと…
当たり前のことだけど、現行のM11だってピント合わせはオートではなくてマニュアルなのよね。
100万円もするカメラ(レンズは別)なのにオートフォーカスでもないなんて…
そうした中で、M型とは少しだけ異なるデジタル機まで入手してしまい…
もちろんオートフォーカスね(笑)
気が付けばM8.2の当番回数が激減してしまいました。
M8.2が最初に我が家にやってきたときには、小躍りして喜んだものなのですが…
う~ん、シャッター音が全く違うのよね。
シャッターの仕組みがまるっきり違うから、M3の幽玄と言う言葉が相応しいシャッター音は望むべくもないのであって…
空冷911を降りたことでぽっかり空いた心の隙間を埋めるのは、やはり昔ながらのあのシャッター音しかないのであって…
そんなこんなで、再び、いや三度、四度となるライカ探しの旅が始まったのでした。
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ライカ | クルマ
Posted at
2024/12/27 22:50:48