月はおぼろに東山…　都人（みやこびと）の良心…

以前と比べたらガソリンスタンドって減りましたよね。

どうしてなのか…

私はクルマの燃費が伸びたからではないかと思っています。

クルマの燃費が、リッター10キロだったものがリッター20キロに伸びれば、走行距離が変わらなければ給油の頻度は半分になってしまうわけで…

これではガソリンスタンドもやっていけなくなるってもんですよ。


人の髪の伸びる速度が半分になれば床屋さんは商売あがったりになっちゃうし、逆に伸びる速度が倍になれば床屋さんは行列になってしまいます。

クルマの省エネ化が進むことは良いことだと思いますが、その過程で給油の不便さと言う課題は残りますね。


んで、京都の町中にはなかなかスタンドはないので、帰る途中、宇治方面に走らせている時に給油しようと考えました。

なかなかスタンドがなくて、ようやくあったスタンドはセルフではなかったのですが、まあ、いいかとクルマを滑り込ませて燃料キャップを開けて、スタンドにお兄ちゃんに

「レギュラー満タンでお願いします」と言ったら…

「すみません、当店はリッター229円でして、もう少し先に行けばセルフもありますが、どうされますか？」と…

「セルフに行きます。ありがとうございます。」と言ったら、給油キャップを閉めて笑顔で送り出してくれました。

おかげさまで、少し先にセルフのスタンドがあって、安価に給油することができたのですが、スタンドのお兄ちゃんに親切にしていただいたことが凄く私の心を打ったのであります。


やっぱり都人は違うのかなぁと(笑)

県外ナンバーで遠くまで帰るのだから一杯給油するのだろうし、さすがに可哀想だと思ったのでしょうか…

あれで商売になるのだろうか…

余計な心配をしつつも、給油が今回の京都ドライブの忘れられない思い出になったのでした。