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通勤電車の中の出来事です。

白杖を突いた女性が乗ってきて、たまたま優先席の前に立ちました。

座っていたお兄ちゃん、ちらりと目をやったのですが、一向に立ち上がる気配がありません。

よく見る光景が、寝ていたり、あるいは寝たふりをしているパターン…

このお兄ちゃん、それならまだましなのですが、イヤホンを耳に、スマホでテレビか何かを見ているのですよ。

もちろん、優先席は優しく譲る席であって、もしかしたらそのお兄ちゃん、風邪をひいて熱があるのかもしれず、実は具合が悪いのかもしれません。

でも、一心不乱にスマホを見入る姿は、どう見ても具合が悪そうには見えません。

んで、このお兄ちゃん、結構お洒落なつもりなのか、ブランドモノの服や鞄で固めているのですよ。

大きなロゴマークで、誰の目にも一目でそのブランドであることが分かります。

私も含めて、周囲の人も皆そのお兄ちゃんをガン見しています。


「お客さん、代金をお返ししますので、商品をお返しください。そして、二度と我が社の商品を身に付けないでいただけまますか。」

ここにそのブランド企業の社員がいたら、きっとそう言いたくなるだろうなぁ…


これがさっと立ち上がって席を譲れば、展開はその逆に。

そのブランドの商品を欲しくなる人がいるかもしれません。


服や鞄でもそうなのですから、クルマはそれ以上にインパクトがあるでしょうね。

乗り手の立ち居振る舞いを見て、周りの人がどう思うか…

そうか、こうやって見られているのだな。


そんなに目立たないとは言え、ドイツの伝統あるスポーツカーメーカーの看板を背負って走る…

皆が見ている…

自分流もいいけれど、もっと周りのことにも気を付けないと…ね。