
以前にも書いたことがあるのですが、964のトリセツって、ちゃんと押さえるべきところが押さえて書かれていると思います。
ドイツのトリセツって、とても分かりやすいらしいのですね。
ライカのタナカチョートク聖人も、ドイツのトリセツは分かりやすいとおっしゃっています。
何をなすべきか、何をしてはいけないのかがちゃんと書かれていると・・・
そんな中で、またまた贅沢な要望なのですが…
もっとオーナー目線で書かれたトリセツを、オーナーが読んで、ウンウン、そうだよなぁと楽しくなっちゃうようなトリセツを作れないもんですかねぇ。
例えば・・・
ライトスイッチとサイドグリルの間にあるヘッドライト・ビーム・アジャスター・・・
車両の荷重に合わせてヘッドライトの光軸調整をする装置です。
930には見られないのですが、年式によってその場所に蓋がかぶせてあるものもあるようなので、後期型にはオプションで用意されていたのかもしれません、パッと見たところでは964から標準で装備されているみたいですね。
後席に人が乗った時は尻下がりになり、前が上がるので、光軸を下げる・・・
後席に1人乗るか2人乗るかによって、この方向だと2段階あって・・・
逆に、フロントのトランクに荷物を満載すれば重みで前が下がるので、逆に光軸を上げると・・・
荷重と言ってもたかが知れているせいか、こちらは1段階のみ・・・
んで・・・
皆さん、これ、使っていますか?
あんまり夜に乗らないので気にしたこともないのですが、今度壁にヘッドライトを当てて、どんだけ違うのか試してみようと思います。
トリセツではこのあたりのことは文字でさらっと書かれているだけなのですが、これをそれぞれのポジションにセットした時の写真で比較できるようになっていたら面白いのではないかと・・・
そして、ドイツではどうしてこういう設備が必要なのか、どのように使っているのかエピソードが紹介されていたら楽しいのではないかなぁと。
そして、今の日本の交通事情からすると、本当にセンターの0のポジションが好ましいのか・・・
オーナーさんの経験や考察なども交えて紹介すれば、このトリセツ、オーナーさんだけでなく、オーナーでない人にとっても、面白いのではないかと思うのですけどね。
リア・フォグランプはフロント・フォグランプを点灯させないと点かないとか、イグニッションがオフの時にウインカーレバーを倒すと倒した側のパーキング・ライトが点灯するとか、このへん、なかなか気が付かないですよね。
ティプトロニックのことだって、当時はマニュアルより100万円も高いオプション、きちんと解説したら、馬鹿にすることなかれ、なかなか面白いと思いますよ。
A4版を半分にしたくらいの大きさで100ページ程度の964のトリセツなのですが、版を大きくして倍くらいのページ数で写真なども数多く収録したら、面白いものができるのではないかなぁと。
バインダー式にして、記録簿などを追加してカスタマイズできたりしたら、なおイイですねぇ。
エンジンを分解したパーツをクローズアップしたのを見せて解説してくれる本は実現しているので、今度は楽しいトリセツができたらなぁと。
空冷のあるライフスタイルの紹介や、歴代空冷モデルの比較などはそろそろ食傷気味なので・・・ね。
Posted at 2017/01/09 22:41:31 | |
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