
デビューは1954年…
ポルシェで言えば356Aと同級生であるM型ライカですが、356とは違って現在も現役モデルであります。
まあ、現役モデルは外見こそ356の同級生ではありますが、中身はフルサイズのセンサーを備えた最新のデジタルカメラであって、初代M3とは全くの別モノです。
でも、レンズは、現行モデルでも初代M3の時代とマウントは全く同じ、レンズには超音波モーターなどは内蔵されず、何と手でピントを合わせなければならないと言う化石のようなレンズです。
画像は広角レンズである28ミリのオイラのエルマリート…
年代的には964よりさらに古く1982年、ビッグバンパーの時代…
ピンぼけで申し訳ないのですが、「LEICA」ではなく「LEITZ」と書かれていることが重要です。
現在ライカを作っている会社はライカカメラ社ですが、元々はエルンスト・ライツ社なのであって、ライツ社の作ったカメラがライカだったのですね。
だから、カメラであるM型ライカには「Leica」と刻印されていても、ライカのレンズはあくまでライツのレンズであってライカノレンズではなかったのですよ。
これは同じエルマリートでも現行モデル…
あらら、ちゃんと「LEICA」となっていますよ。
一眼レフカメラの台頭や低コストカメラの登場により経営が行き詰ったライツ社は、1974年にスイスのウィルド社に買収され、1990年にはライカカメラ社に商号変更したのですね。
なので、これ以降は、ライカはカメラの名前ではなくメーカーの名前になり、カメラだけでなくレンズにもライカと刻印されるようになったのでした。
そんで、ライツからライカとなった新しいレンズなのですが、私的にはどうも気に入らないのですよ。
どうしてかって…
数字がまるで液晶みたいにカクカクしている…
「4」とかを見れば分かりますが、何と言うか安っぽいのですよ。
一本軽く百万円を超えるノクチルックスだって同じようにカクカク…
こんなレンズは御免ですよ。
これはオイラのエルマリートの横顔…
ほら、丸いところはちゃんと丸いでしょ(笑)
これが現行モデルになるとこうなっちゃう…
やっぱり違和感ありありですよ。
もちろん、これだって電子デバイスなんて入っていないし、立派なフルマニュアルのレンズなのですが、「∞」やfeetの「e」までカクカク…
デザインを現代的に洗練させるとこうなるんですかねぇ。
「どうでもいいじゃねえか、くだらないことをネチネチ言ってんじゃねえよ」って…
ま、そりゃそうですけどね。
んでも…
この文字がカクカクになっても、何ともないの?
Posted at 2020/11/05 20:56:25 | |
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