
前にも書きましたが、哀願いや愛玩すると言う一転においてポルシェよりライカが優れているところ…
革ケースに入れることができる(笑)
そりゃ、911を革ケースに入れたら牛一頭になっちゃいますから、そんなことはしないですね。
とにかく、掌の上に乗せて、革ケースに仕舞うと言うのは、車庫に入れるのと比べると遥かに楽ちんです。
んで、画像の革ケースはライカM3時代のものですが、本当に惚れ惚れするほど良くできていて、カッコイイ…
ライツに皮革加工部門はなかったでしょうから、どこぞの革鞄メーカーに委託して作らせていたのだと思うのですが、実に凝ったつくりで、半世紀以上の歳月を経てなおライカ好きを魅了します。
できれば我がM8に取り付けたいところなのですが、カメラの底をケースにねじ止めして固定するための三脚穴の位置が違うので、残念ながら適合しないのですよ。
名前は速射ケースいや速写ケースと言うのだそうで…
必要な時にさっと取り出して、ケースに入れた状態で素早く撮影できると。
まさに最高品質のライカのナロー、M3を保護するためのケースです。
M4の時代になると、革自体はしっかりしたもので、つくりもがっちりしているのですが、少しコストダウンされたかなぁ。
カメラそのものの出来自体は頂点を極め、円熟した930のケースと言うところでしょうか。
これはおそらくM6かそのひとつ前のM4-Pのケースではないかと…
日本の一眼レフのケースとあまり変わらなくなってきたような…
ケースそのものの工芸品としての魅力は色褪せてきたかなぁ…
それでも、ライカが空冷なカメラだった最後のケースと言えるかもね。
これはおそらく現行のデジタルライカの革ケース…
デザインはよりモダンになり、ボディだけで百万円もする、レンズを着けたらヘタすりゃ二百万円近くするカメラのケースに相応しいデザインになっていますね。
ポルシェセンターに置いておくと売れそう…
そう言えばカメラもクルマも革を使いますが、カメラは外に、クルマは中に使われるのですね。
んでも、不思議とライカ純正のこのケースを買いたいと言う気が起きないんですよねぇ。
このケースが、三十年経った時にどう言う表情をしているのか、想像できないのですよ。
ははは、もうこの世にいないからどうでもいいですね(笑)
う~ん、もはや中古しか愛せない躰になってしまったのか(笑)
Posted at 2020/12/07 21:12:54 | |
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