
カーグラフィックを毎号買うことはできないけれど…
時々出てくるネオクラッシックという増刊号?
来月に登場する号に964が出てくるようなので、気になっていますよ。
誰が名付けたのか、ネオクラッシック…
検索すると、ちゃんとネオクラッシックの定義らしきものが載っていて…
一般的に、1980~90年代に製造された自動車に対して使う呼び方で、”ネオクラ”などと呼ばれていると…
何でも短縮しちゃうのは世の中の動きがせわしないせいなのか、あんまりいい感じがしないですねぇ。
スーパーカーブームの頃、ランボルギーニをランボだなんて言う人は周りに一人だっていなかった…
ベンベー(BMW)をビーエムなんて呼ぶ尾根遺産をだせぇと思っていたけれど、結局俺らが田舎者なだけだった(笑)
とは言え、今でもフェラーリを短縮して呼ぶ人がいないのはなぜだろう…
“ネオ”には「新しい」という意味があるので、「クラシックカーより新しいが、現在から見たら十分に年式が古く、趣深い車両」というまとめ方が適切だと…
911で言えば、ナローは完全にクラッシックカーとなり、930は途中からネオクラッシックになり、964と993はネオクラッシックどストライク、今となっては水冷エンジンとなった996ですらネオクラッシックにカテゴライズされると…
思えば、初めて964に乗るようになった頃、964はネオクラッシックなんて呼ばれていなかったと思うし、価格もとってもお安かった…
ネオクラッシックと言う言葉、私にはちょっと業界が商売上の都合から仕掛けたような匂いが感じられるのですよね。
クルマも多様化、価値観も多様化、な~んて言われているものの、結局売る側だけではなく買う側まで「いくらで売れるのか」の一点を気にするようになり、ひどいものだと買う前から売る時の価格ばかり気にしている有様…
少し前までは、ポルシェを買った人は誰もが「死ぬまで乗りたい」と思っていたはず…
色々事情があって売却を余儀なくされることはあっても、少なくとも買う時点で売ることばかり意識していることはなかったと思います。
そりゃ、商売は安く買って高く売るのが基本ですから、当たり前なのではあるけれど、今やすっかり一億総転売ヤーのようになりつつある中で、ネオクラッシックなる概念は、中古車市場を活性化させるうえで好都合なのでしょう。
んにしても、ネオクラッシック…
まあ、日本語にすれば、初老ってことですよね(笑)
初老車なんて、何とも格好悪い…
今となっては初老となっちゃった人が若かりし頃に憧れたクルマ…
「初老車と過ごす休日」な~んてムック本では売れそうもないものね(笑)
Posted at 2022/05/20 22:28:37 | |
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