
平日に夏休みを取って未明の高速道路を走ると、大型トレーラーのコンボイの中を走ることに…
コロナもあって、通販でもフリマでもオークションでも、これだけお取り寄せが増えると、頼んだ荷物が翌日には広島から神奈川まで着いちゃうのは、こうした大型トレーラーのドライバーの皆さんのおかげと、改めて有り難いなぁと。
まるで電車のように前車にくっ付いて走って、良く追突しないものだなぁと思うのですが、ああいう大型トレーラーは徹底して定速走行をしていますね。
時速90キロで走行していて、前のトレーラーが時速80キロで走行していると追い付いてしまいます。
そう言う時は、時速90キロのまま進路変更して追い抜きにかかると…
我々のように、追い越し加速を楽しんだりすることはありません(笑)
加減速を繰り返すことは燃料の無駄ですからね。
我々からすれば、目の前でよろよろと追い越し車線に出てくるように見えるし、ちょっとばかり追い越しに時間がかかると、時々イラッとしちゃうこともありますが、無用な加減速をせずに一定の速度で走行している彼らからすれば、ごく普通の振舞いなのですね。
なので、追い越しが終わると、さっさと走行車線に戻ります。
ところが、追い越される遅い速度のトレーラーが何台も連なって走っていると、それを追い越すために結構時間がかかってしい、そうなると後方からクルマがどんどん追い付いてしまって、何だか追い越し車線をノロノロと走行して塞いでいるような感じになってしまうこともあります。
そうなると、時々、しびれを切らした輩が、追い越し車線から走行車線に進路変更して、左側から抜きにかかるのですが、結局、前は遅いトレーラーに進路を塞がれちゃっているし、追い越し車線に入ろうとしても、トレーラーが詰まっているので入るに入れず、結局、元の位置に戻ってしまう破目に…
別にトレーラーのドライバーさんが意地悪しているのではなく、一定のスピードで車間を詰めて走っているだけなのですよね。
トレーラーより速めのペースで走っていると、ちょっとイラっとしてしまうものですが、追い越しを終えたトレーラーは次々に走行車線に戻るので、少しだけ辛抱して追走していれば、いずれは前方が空いてくるものです。
それでも前が空かない場合は、これはもう全車線が混雑しているわけですから、どこを走っても同じで、加減速を繰り返してジグザクに走ったところで、燃料を無駄に消費するだけであまり効果がないばかりか、大きな事故の原因になることも…
考えてみれば、大型トレーラー同士の事故なんてなかなか起こらないし、大抵は小型自動車と大型トレーラーが絡んだ事故になっていることが多いですよね。
イライラさせられているのは我々ではなく、大型トレーラーのドライバーさんの方なのではないかと。
決められた時刻までに到着させようと定速で走行しているのに、遊びに出かけると思しき小型車がちょろちょろと目障りな走り方でペースを乱しやがってと…
平日の未明の高速道路は、日本の物流を支えるコンボイの支配する世界…
ちっぽけな存在である我々こそ謙虚に走りたいものです。
…と、まあ、こんな風に考えることで、大型トレーラーに前方を塞がれてもあまりイライラしなくなりましたよ。
あっ、これはプロの大型トレーラーのことです。
そうでない勘違いトラックや勘違いダンプもいますから、そっちは注意が必要ですね。
Posted at 2022/07/11 23:58:46 | |
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