
クルマ趣味な皆さんがよく口にする…
「あがりのクルマ」…
最大公約数的に言うと、趣味グルマを降りる時に乗っているであろうクルマのことなのだろうけれど…
本当に人それぞれなんですよね。
まず「あがり」とはいつのことなのか…
命が尽きるその時まで趣味グルマを維持できる羨ましい人もいれば、仕事を引退する時をもって「あがり」と考える人もいて…
そもそも「あがりのクルマ」なんて一台しかないはずなのに、何台も同時並行で持っている人もいれば、次々に「あがりのクルマ」が変わっていく人もいて…
最新のポルシェやフェラーリを発注されている方って、次々に「その先のクルマ」が登場するので、いくら追い求めようと絶対にきりがないように思います。
「最新が最終」って言いますからね、違うか(笑)
「このテスタロッサが俺のあがりのクルマだ」とか言っている人には親しみを感じますが、本当に「あがり」にできるのか、誘惑は実に多いのよね…
念願の趣味グルマを手にした瞬間の気持ちを推察しても、嬉しさのあまりできもしない決心をしちゃう人もいれば、趣味グルマなどと言う無駄遣いを家族に認めてもらうための言い訳にしちゃっている人もいるし…
私もそうでした。「これが最後、これが最後だから…」とね(笑)
私の場合、趣味グルマを持つのは仕事を引退する時までと考えていて、その時に乗っているクルマはと言うと、ポルシェでありたいと思う自分と、違うクルマでありたいと思う自分が半々で…
前者の場合、三十年が経過したクルマを今後も維持していくにはコストがかかるし、後者であれば、乗り換えには維持と同様、いや、それ以上のコストがかかるよなぁ…
あまりお金の話をどうこう言うのは本意ではないのですが、普通であれば、クルマは時の経過とともに維持費がかさみ、一方でその価値(売却額)は落ちていきますから、乗り換えるとなると新たなコストが必要になってきます。
どんなクルマが一番嬉しいか、順にざっと並べてみると…
① 維持費はかからず、高値で売却できる
② 維持費はかかるけれど、高値で売却できる
③ 維持費はかからないけれど、売却額も安い
④ 維持費がかかるわりには、売却額が安い
こんな順番かなぁ…
まあ、①のような羨ましい趣味グルマはそうそうないでしょうね。
私の場合、先代ライツ号はまさに底辺の④でした。
なのでミニクラブマンに乗り換えるのはそれなりにコストがかかりましたよ。
まあ、それが普通ですよね。
ところが、ライツ号2はそうではなくて、②であったと…
十年間でライツ号2を巡る環境が大きく変わったのだと実感させられましたよ。
そして、昨今の半導体不足で、どのメーカーも新車の納車が半年待ち一年待ちが当たり前となっている中で…
新型プリウスなんて納車は2024年になりそうだと…まだ2023年にもなっていないのにねぇ(笑)
そうした状況にもかかわらず、私の「新たなあがりのクルマ」を探す旅は、あっけなくゴールに飛び込むことになったのでした。
Posted at 2022/12/06 22:28:12 | |
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