
964を買う時も試乗なんて全くせず、納車の日に初めて左ハンドルのクルマを運転して帰ったくらいですから、試乗するなんて考えていませんでした。
「だって、もう買うことにしちゃったんだから、買いそうな人に試乗してもらえばいいんじゃないの?」
「いえ、そんなこと言わないで、納車までに一度試乗してください」
ラゾーナのショールームに詰めていたアドバイザー氏に勧められて、結局、川崎まで出かけて試乗しましたよ。
試乗と言っても、私の場合、乗り心地を確かめると言うより普通のクルマと違う操作方法を確認してもらうのが主目的だったようです。
初代プリウスのセンターメーターで慣れていたし、動画サイトで予習していたこともあり、目の前にあるはずのメーターパネルがないのにはさしたる違和感はなかったですねぇ。
何時の頃からか、「人間工学に基づいて…」とか言って、クルマのインパネもスイッチもぐにゃぐにゃと曲がってきちゃったのですが、このテスラは、そんなことはあんまり考えていないようで…
指で押すスイッチなんて、ハザードのスイッチが上方のルームミラーのあたりにあるだけで、目の前には一切のスイッチやボタンの類がありません。
全て真ん中に鎮座する大型のスクリーンをタッチして操作するようになっているのであります。
使用感はiPadのようなものです。
…で、このとっても未来的に見える操作方法って…
普通にスイッチやレバーがあるのよりまごつくんじゃないのかなぁ…
964の場合、どうしてこのスイッチがこんなところにあるのか理解に苦しむこともありましたが、いったんインプットさせてしまえば、スイッチやレバーをいちいち目視して確認しなくても手探りで操作できてしまうものです。
それがこのタッチパネルと言うやつ、私の場合、手探りは無理です。
タップするアイコンを探すためにパネルを確認し、指を延ばしてタップする瞬間にもタップする場所が正しいかを確認し、タップしてどうなったかを確認するためにどうしても視線をタッチパネルに向けないといけません。
パネルの画面はつるんとしていて、指をガイドしてくれるようなものもありません。
パネル自体はかなり大きいのですが、タップするアイコンは思いのほか小さいので、どうしても目視で確認するしかない…
おそらく何年経っても手探りで操作できるようにはならず、ショボついた目で確認しながらと言うことになるでしょう。
この体たらくでは、モデル3にはいつまで乗り続けられるものなるのだろう…
Posted at 2022/12/15 22:18:51 | |
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