
写真と言っても、今使っているカメラは専らコンデジなのですが、やはり触って楽しいのはフィルムカメラなのであります。
ローライ、ハッセルなど、手触りの良いカメラは数多ありますが、やはり触り心地の良いカメラと言ったらライカですね。
ポルシェで言えばサンゴローみたいなバルナックライカはもちろん素敵ですが、やはり機械としての完成度なら911いやM型ライカですよね。
M3の過剰品質とも言える手触りは最高のもので、今でも手放してしまったことを後悔しているのですが、私の場合、そのM3を手放して、M型ライカの最終進化型にしてM型らしからぬ斬新なスタイルゆえに短命に終わったM5に走ってしまったのでした。
M5の最大の特徴は、何と、電気露出計が内蔵されていることなんですね。
ファインダーを覗きながら、ピントを合わせると同時に、TTLで露出まで合わせることができる夢のようなライカだったのですよ。
ただ、このM5にも大きな欠点があった・・・
露出計が経年劣化で壊れてくると言うのですよ、これが。
そして、一旦壊れると、目の玉が飛び出るほどの修理代がかかるらしいのです。
もちろん、今のカメラと違って、M5も基本的にメカニカルカメラですから、露出計が動かなくても撮影に何の支障もきたさないのですが、付いているのに壊れて使えないと言うのは気持ちの良いものではありませんねぇ。
製造されてから相当年数も経っているので、いつ壊れるかとびくびくしながら暮らしていると・・・
「外しちゃおうか・・・」な~んて良からぬ考えが頭の片隅をよぎる人が出てくるわけです。
なまじ電子部品なんて付いているから壊れるのが心配なのであって、最初から付いていなければ、当然壊れる心配もなく、健全な生活を送ることができるわけであります。
いや、もちろん露出計が付いていた方が圧倒的に便利なのであって、普段は当たり前のようにその恩恵に浴しているわけですが、いざ壊れてしまうと、頬っぺたにできたおできみたいに気になって仕方がなくなるんですよねぇ。
あれれ・・・これって911のエアコンとまるっきり一緒ではあ~りませんか。
これからの季節、エアコンがないなんて考えもしないのですが、最近、ガス漏れが進行しつつあるみたいで、一シーズンガスがもたなかったらウン十万円コースだという・・・
このナローみたいに最初から付いていなければ、エアコンのトラブルは絶無、安心して乗れると言うものです。
極端な考え方かもしれないけれど、同じ964でも、RSは壊れるところのない優秀な911ですね。
でも、オイラみたいな忍耐力のない人間の場合、なかなか決心できないのであります。
スポルトマチックで、クーラーが付いたナローはないものかなぁ・・・
うわっ、いけない(汗)
Posted at 2011/05/27 23:54:09 | |
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