
先週の湘南T-SITEのモーニングクルーズに行けず、前日にポチッたら、当日に着弾しました。
外国のポルシェ雑誌もきっと面白いのでしょうけれど、そこまで英語がスイスイと入ってこない情けないわたすにとって、日本語版を出していただけるのは嬉しい限りです。
んで、こういった外国の雑誌の日本語版って、当然ながら内容は日本のものではないし、後で取って付けたように国内のショップの広告記事のようなものが申し訳程度にあるものが多くて、正直言って今ひとつ楽しめないものが多かったように思うのですが…
これは、そうしたものよりも一皮むけたと言うか、最後の一ページに至るまで高いクオリティを感じましたよ。
このところで何が違ってきたのかなぁと考えると…
ここで起こっている現象として、やはりクラッシックポルシェ、つまり空冷911全体に対する見る目と言うか、価値感が大きく変わってきたということがあるのではないかなと思ったわけです。
わたすが初めて964を手にした頃は、Sとかに拘らなければナローは十分射程内に入っていたし、930に至っては、カーマガジンの特集にあったように、下手すりゃ二百万円以下の個体だってありました。
逆に安過ぎるが故に「大丈夫だろうか?」と疑いたくもなるし、ナローに至っては、「買えるには買えるけど、普通に乗りたいのであればやめといた方がいいんじゃないの」と真顔で言われましたからね。
「ああ、分かっていたらあの頃無理してでもナローを3台位買っておくんだったなぁ」な~んて、今言うだけならわたすにも言えますが、少し前はそんな感じではなかった。
んで、当時売られていたナローや930のコンディションが今より悪かったかと言うと、んなはずないですよね。
そして、ナローの付加価値が上昇したのに伴って、安価に売られていた930や964までもが底を打って珍重されるようになって…
964でも「みそっかす感」のあったAT車でも卑屈にならなくてもよくなってきたし(笑)
ま、要はタマ数が足りなくなって、MT、MTと騒いでも商売にならなくなっただけのことかもしれませんけどね。
空冷911のイメージが良くなってくると、現行機種を売るポルシェAGも、より積極的に空冷911をイメージリーダーとして前面に出してくるようになりましたね。
今、ポルシェセンターに行けば、並んでいるクルマはカイエンやマカンやパナメーラばかりですが、グッズ類は空冷をモチーフにしたものが幅を利かせています。
このへんの広報戦略は、ライカでも似たようなところがあって、とても上手だなぁと感じます。
ナナサンカレラの幻影を胸に抱いてマカンを買っちゃったり、ライカM3の幻影を抱いてデジタルライカを買っちゃったりするのですからね。
そりゃ違うでしょ…
でも、ユーザーは大いに満足すると。
上手いですよねぇ(笑)
ちょっと前は、964でポルシェセンターに乗り付けると、あんまりお客さんとして見てくれていないように感じたものですが、そのへんの「待遇」にも変化が出てきたのを感じます。
そうした変化の中で作られた雑誌だからでもあるのでしょうか、得意げに腕組みするポルシェジャパンのオッチャンのインタビュー記事はともかくとして、クラッシック部門を置くポルシェセンターの記事や国内の空冷911を扱うショップの記事も、皆少しずつ違っていて、内容もなかなか面白い。
このあたりの選定は編集者のセンスなんですかね。
何よりも高級腕時計の広告がないのが嬉しいですね。
あ、裏表紙にありました(笑)
次号は6月とか…
国内の雑誌がマンネリ化してくる中で、少し方向性の違うものを、継続して出してくれたら嬉しいですね。
期待していますよ。
Posted at 2018/03/24 13:06:37 | |
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