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porschevikiのブログ一覧

2020年12月07日 イイね!

ナローのケース…

ナローのケース…前にも書きましたが、哀願いや愛玩すると言う一転においてポルシェよりライカが優れているところ…

革ケースに入れることができる(笑)

そりゃ、911を革ケースに入れたら牛一頭になっちゃいますから、そんなことはしないですね。

とにかく、掌の上に乗せて、革ケースに仕舞うと言うのは、車庫に入れるのと比べると遥かに楽ちんです。


んで、画像の革ケースはライカM3時代のものですが、本当に惚れ惚れするほど良くできていて、カッコイイ…

ライツに皮革加工部門はなかったでしょうから、どこぞの革鞄メーカーに委託して作らせていたのだと思うのですが、実に凝ったつくりで、半世紀以上の歳月を経てなおライカ好きを魅了します。

できれば我がM8に取り付けたいところなのですが、カメラの底をケースにねじ止めして固定するための三脚穴の位置が違うので、残念ながら適合しないのですよ。

名前は速射ケースいや速写ケースと言うのだそうで…

必要な時にさっと取り出して、ケースに入れた状態で素早く撮影できると。

まさに最高品質のライカのナロー、M3を保護するためのケースです。




M4の時代になると、革自体はしっかりしたもので、つくりもがっちりしているのですが、少しコストダウンされたかなぁ。

カメラそのものの出来自体は頂点を極め、円熟した930のケースと言うところでしょうか。




これはおそらくM6かそのひとつ前のM4-Pのケースではないかと…

日本の一眼レフのケースとあまり変わらなくなってきたような…

ケースそのものの工芸品としての魅力は色褪せてきたかなぁ…

それでも、ライカが空冷なカメラだった最後のケースと言えるかもね。




これはおそらく現行のデジタルライカの革ケース…

デザインはよりモダンになり、ボディだけで百万円もする、レンズを着けたらヘタすりゃ二百万円近くするカメラのケースに相応しいデザインになっていますね。

ポルシェセンターに置いておくと売れそう…

そう言えばカメラもクルマも革を使いますが、カメラは外に、クルマは中に使われるのですね。


んでも、不思議とライカ純正のこのケースを買いたいと言う気が起きないんですよねぇ。

このケースが、三十年経った時にどう言う表情をしているのか、想像できないのですよ。

ははは、もうこの世にいないからどうでもいいですね(笑)


う~ん、もはや中古しか愛せない躰になってしまったのか(笑)
Posted at 2020/12/07 21:12:54 | コメント(1) | トラックバック(0) | ライカ | クルマ
2020年12月06日 イイね!

最新じゃなくても…

最新じゃなくても…毎回変わり映えがしませんが、今日も魚を仕入れに大磯へ…

日曜日は河岸がお休みなので、鮮魚より切り身や干物が充実していますね。

今回も鯖の干物といつものさつま揚げを購入…

この鯖の干物、とってもお安いのですが、物凄く美味しい…

自家製らしいのですが、とても丁寧に作ってあって、骨がありません。

本当はもっと高級なお刺身とかを買えば良いのですが、これが美味しくてね。

アジの干物も、自家製のものは凄く美味しいらしいのですが、アジが獲れないと店頭に並ばないので、なかなか出会うことができずにいます。


帰り道に、トヨタの現行の白いスポーツカーと並走…

あっちのドライバーさんは「古めかしいクルマだなぁ」と言いたげな視線を向けてきます。

大きなホイールの奥に赤いブレーキキャリパーが…

bremboと言う文字が見えます。


ふ~ん、こっちはわざわざbremboなんて書いてないけれど、とっくの昔からブレンボなんだけどね。

で、フロントは4ポッドのようだけど、リアは2ポッドのようで…

あえて赤く塗ってbremboと書くまでもないような気がするのですが…


それに比べたら、ブレンボのブレーキにしてもレカロのシートにしても、964のそれが何と奥ゆかしいことか(笑)


帰宅してイグニッションキーをオフにした瞬間、油圧、油温、油量、燃料のメーターの指針が一斉にストンと落ちるのを見ると、エンジンの火が落ちたことが端的に伝わって来て、ああ、これもイイなぁと。
Posted at 2020/12/06 13:58:58 | コメント(2) | トラックバック(0) | ドライブ | クルマ
2020年12月05日 イイね!

春ではないけど小川は行くよ…

春ではないけど小川は行くよ…ポルシェの工学博士は、重要度の高い順番に、中心から端に向けてメーターを配置しているのだと思います。

その重要度は、メーターの大きさにも表れていますね。

ドライバーの真正面には大きなタコメーターがドンと鎮座し、その左側には、左端に向かって油圧計、油温計、油量計、燃料系と並びます。

これらの指針を総合的・俯瞰的に把握しながら走ることが空冷乗りの醍醐味ではないかと思います。


油圧計は、いつもそれを見ながら走るようなものではないと思うのですが、エンジンの潤滑だけでなく冷却までオイルに依存するところが大きい空冷エンジンにとって、オイルが適切に循環することは生命線…

アクセルの踏み加減によって油圧がきちんとかかっているか、つまりオイルが隅々まで圧送されているかどうかを、逐次感覚的に把握しておくことは予期せぬトラブルを回避するために有効だと思います。


油温計は、964の場合、油温が上がってくるとオイルクーラーに設置された電動ファンが作動するので、真夏の炎天下の渋滞中でも指針がレッドゾーンに達することはありません。

指針の動きは急激なものではなく、じわじわ上がってじわじわ下がると言った感じでしょうか。

走行中、エンジンに十分に冷却風が当たっている時は、指針は適度な位置に保たれています。


油量計は、油温計に比べると指針が良く動きます。

様々な場面で言い尽くされていることですが、空冷911の油量計は、油温が十分に上がった状態で車体が水平に保たれている場合に正しい値を示すようになっているのですね。

走行することによってエンジンの回転が上がって油圧がかかり、オイルがエンジン各部の潤滑と冷却のために出払っている状態では、油量計の指針はゼロを指し、知らない人が見たら「すわ一大事、オイルがない!」と言うことになりますが、信号待ちなどで停止してしばらく見ていると、じわじわと指針が上がって来て、それなりの場所で止まります。

リアのオイルタンクから各部に出動していくオイルは、一定の温度に達すると、サーモスタットが働いて、フロントにあるオイルクーラーへとホースで圧送されるようになります。

その際、配管の中をオイルの流れる音がドライバーにはっきり聞こえるのですが、この音がチョロチョロと何とも風流で、まるで「小川のせせらぎ」のようです。


以前、先代ライツ号をショップで受け取って、運転して帰宅する途中、つまり生まれて初めて空冷911のハンドルを握った時、交差点で信号待ちをしていて初めてこの音を聞き、水冷エンジンではないのにどうして液体が流れる音がするのかと、ブッたまげてショップに電話で確認した記憶があります。

今となっては笑い話ですが(笑)


テレビなどで走行中のボディの軋みや風切り音などに目ざとく気付いて指摘するモータージャーナリストさんたちがこのせせらぎ音に気付かないわけがないと思うのですが、不思議なくらいこの音に言及する人がいません。

業界のタブーなんですかねぇ。




と言うことで、空冷乗りの方にとってはお馴染みの「せせらぎ音」…


私にとっては「エンジンが元気に動いている証拠」のように聞こえるのですが、皆さんはどんな風に受け止めているのでしょうか。
Posted at 2020/12/05 17:11:25 | コメント(2) | トラックバック(0) | ポルシェ | クルマ
2020年12月05日 イイね!

ライカの次は…

ライカの次は…我がライツ号2と同世代にこの世に出た毎日カメラムック「カメラこだわり読本」を通してライカブームを俯瞰する投稿をしてきましたが、その続きを…

このムック本がライカ一色に染まった95年版を、私は初めてリアルで、つまり新刊本を書店で購入したのですが、ライカM4を分解する特集ページに鼻血が出そうになりましたよ。

空冷911のエンジンをオーバーホールする本に通じるものがありますね。

…と言うことで、これまで自分の中のライカブーム元年の95年版から時代を遡ってきましたが、今回は時代を進めてみます。




はい、これが95年版の次号となる96~97年版です。

定価二千円もするのですが、これもリアルで買いました。

表紙の写真はライカではなくて、オイルに浸かったニコンS2のマリネ…

火災現場から救出された、ギャゼットケースに入った状態で高熱に晒され、水を被り、現場検証の終わるまでの半年間放置されていたものを復活させようと、錆取り剤に漬け込んでいるのだと…

戦場で銃弾が貫通したライカなどと比べるとややショボい感じがしなくもないし、自分だったら絶対にやらないところですが、他人がやるのを見るのは面白いもので…

ははは、ポルシェのエンジンのオーバーホールと一緒ですね(笑)




これが目次…

ライカ専門誌ではないからライカばかりを連続して特集するわけにもいかないのか、それでも膨大なページをライカに割きつつ、巻頭にローライフレックスを持ってくるなど、編集の苦労の跡が窺えますね。




ローライフレックスって、ライカ、コンタックスと並ぶドイツを代表するカメラメーカーで、クルマならメルセデスとBMWとアウディみたいなものですかねぇ。

ローライフレックスだけがミディアムフォーマットで、これがミディアムなのにフルサイズフォーマットより大きいと言う、何とも紛らわしいことになっているのですが、要は6センチ×6センチと、普通の35ミリフイルムよりもフォーマットが大きいのですよ。

ライカのようにレンズは交換できないものの、縦に二つ並ぶレンズは、水平対向6気筒エンジンに対するV12気筒エンジンのようなもので、とにかくガタイが大きいので迫力が違うってもんです。

部品点数も、ローライの方が圧倒的に多いらしく、ナローのコンパクトなボディがとか精密なエンジンがとか言っても、メルセデスの300SEL6.3が隣に並んでいるようなもので、それもライカに比べたら値段もお値打ちとなれば、ライカは増車できなくてもローライなら増車できるだろうと…

そうやって回り道ばかりしていたから、いつまで経ってもライカが増車できなかったのね(笑)




んで、おそらくこのローライのオーバーホール記事にすっかり参ってしまい、嬉しいことに、いや困ったことに私もローライフレックスに手を出してしまったのでした。


ライカはデジタル化されましたが、ローライフレックスはデジタル化されていないので、全モデル空冷エンジンのようなものですね。

新しいモデルは電子化されてフォルムも洗練されましたが、基本的なスタイルは不変…

ああ、クルマのことを書いているのかカメラのことを書いているのか分からなくなってきました。

幸いなことにローライの場合は、911とは違って、基本的に新しいモデルと古いモデルの価格の逆転現象が起きないので、予算に余裕のある方は、より完成度の高いツァイス・プラナーの着いた2.8Fを買われているようで…

どのモデルを買おうかと思案した結果、納車したのが画像のD型です。

レンズはプラナーではなくシュナイダーのクセノタールですが、描写に孫色はありません。

貼り革も合成皮革ではなく本革で、本革はオーバーホールの際に剥離するのが大変だそうです。

私の買った個体は、ローライのメンテナンスで有名な修理屋さんがオーバーホールしたものらしく、書く部の動作は滑らかでした。

カメラでもクルマでも、メンテのされた個体を選ぶのが肝ですね(笑)


ローライフレックスのレンズ繰り出しノブのところに露出計が組み込まれるようになったのがE型で、F型になると露出計がシャッタースピードと連動するようになります。

そりゃ、撮影の利便性を考えると最新のF型が最善であることに疑いの余地はないのですが、このセレンの露出計が経年劣化で壊れてくる個体が多い…

もちろん、露出計やエアコンが壊れようと、本来の機能に何ら影響はないのですが、あるものが正常に機能しないと心配で夜も眠れなくなっちゃうのが世の常であって、そういう人っていますよね(笑)

んなら、露出計もエアコンも、そもそも最初から付いていなければ壊れることもないのであって…

そんな心配から解放されるのがD型…

964のRSのような感じですかねぇ、エアコンもティプトロニックも電動サンルーフも電動シートも、最初からないのだから、絶対に壊れない…


アクセサリーはライカほど充実していないのですが、ローライフレックスはネックストラップの取り付け部が独特なので、普通の汎用ストラップでは合わないのですよこれが。

F型の取り付け金具は通称カニ爪と言われる特殊なもので、こっちは結構出回っているのですか、D型には取り付けられない…




銀座松屋の中古カメラ市で、「D型用」の革製ネックストラップを見つけた時は嬉しかったですねぇ。

今まで全く見たこともなかったですから、さすが銀座のカメラ市だと思いましたよ。


このストラップを取り付けて首に下げたローライフレックスはあまりにも重くて、同じローライでも世界最小の35ミリカメラであるローライ35と比べたら、漬物石でもぶら下げているような感じです。

その後、実際に外に持ち出す機会はほとんどないのですが、空冷911と同じく、過去からの授かりものですから、どこかで未来に託すのだと思います。


とにかく、この号を手にしなかったら、ローライフレックスなんぞに手を出すことはなかったわけで…



バカヤロ~


じゃなくて



ありがと~
Posted at 2020/12/05 12:48:44 | コメント(1) | トラックバック(0) | ライカブーム | クルマ
2020年12月03日 イイね!

この下ぶくれがタマラナイ…

この下ぶくれがタマラナイ…一般的に言って「下ぶくれ」と言うのは、あんまりカッコイイ感じはしませんよね。

んでも、911の好きな人は、不思議なことに「垂れ尻」とか「下ぶくれ」とかが好きな人が多い…

キュッと上がったお尻…はイイはずなのに、尻が上がるのは良くないと…




あんまり関係ありませんが、こんなものが無性に気になったりする…

これは、M型ライカの前身のバルナックライカの時代に使われていた外付けファインダー…

コードネームはVIOOH…

バルナックライカと言うのは、ポルシェで言えば356のようなものですね。

このカメラのファインダーに内蔵されていたフレームは50ミリだけだったので、広角の35ミリとか望遠の90ミリとかのレンズを着けると、正確なフレーミングのために外付けのファインダーを着けたのだと…




こうやって取り付けると…




こう言う外付けファインダーとはずいぶん違う…

これは21ミリなら21ミリと、一つの画角のフレームしかないので、レンズの数だけファインダーが必要になるわけです。




ところが、これはギザギザのローレットを回転させると、35ミリ、50ミリ、90ミリ、135ミリとフレームが変化するようになっているので、これ一つ取り付けておけば、4種類の焦点距離のレンズに対応できるわけです。

んでも、このファインダーだと、画像の倍率が変化するのではなく、35ミリの視野が50ミリ、90ミリになるにつれて単純に視野が狭まっていくだけなので、135ミリの視野なんて物凄く狭くて、あんまり実用的とは思えません。


このファインダーにもバリエーションがあって…



うわ、こんな下ぶくれがあるのかと…

初期モデルが「樽型」と呼ばれているのに対して、これは「琴型(Lyre Shape)」と言うのだそうで…

Lyreって調べてみると…




おお、確かにこれですねぇ。


バルナックライカより遥かにファインダーが進化して、見え味も良くなり、数種類のブライトフレームがレンズの焦点距離に応じて自動的に切り替わるファインたーを持つM型にわざわざこれを装着することもないのですが、あの「下ぶくれ」を見たらポチッと(笑)




う~ん、マンダムじゃなくて、イイですよ(笑)




M8に装着するとこうなる…

ファインダーは35ミリまでしか対応しておらず、28ミリの視野は足りないのですが、M8だとセンサーがフルサイズより少し小さいので、28ミリのレンズを装着すると、実質的に35ミリになり、このファインダーでも使えるのですよ。

見え味はM型の進化した素通しのファインダーの方が良いのですが、複数のプリズムを通って接眼レンズに導かれるVIOOHのファインダー像は、素通しのファインダーとは見え味か違って、これはまたイイものです。


まあ、ないと使えないわけじゃないし、飾りと言えば飾りですが、何だかイイじゃないですか。

この戦前のキュッとしたくびれが(笑)
Posted at 2020/12/03 23:51:53 | コメント(2) | トラックバック(0) | ライカ | クルマ

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ずっと憧れ続けていた空冷911。まさか本当に乗ることになるとは・・・ 6年間乗った後、何の心境の変化か、突如ミニクラブマンに乗り換えました。 その後...
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