ｐｏｒｓｃｈｅｖｉｋｉのブログ一覧

東日本大震災のあった年でした。

先代ライツ号を手放してしまったのは。

その後、後継機としてミニクラブマンを選んで…



これはこれでとても楽しいクルマで満足していたのだけれど…

楽しい中で、いつもどこか満たされない自分がいました。


そんな暮らしを1年あまり続けて…

どうしても思いを断ち切り難く…

また元に戻ってしまいました。

ははは、当時は売る時も安かったけど、買うのも安かった(笑)

まだこんなことが気軽にできた時代でしたよ。


納車して、すぐさま訪れたのがこの聖地…

先代は並行輸入、いやドイツ本国フルパワー仕様だったので、ここを経てデリバリーされた個体ではなかったのですが、今度のライツ号２は正真正銘のディーラー車、ドイツから輸入され、いったんPDIセンターであるここで納車前整備を受けてからデリバリーされた個体です。

MIZWAのステッカーも貼ってあります。


ポルシェを降りて、久しくお邪魔していなかったにもかかわらず、スタッフさんは覚えてくれていて…

クルマが変わったことも…


また戻ってこれたことがとても嬉しかったのを覚えています。

ポルシェの総輸入元のPDIセンターである富士小山デポが開設されたのは1980年のことだと…

学生時代、山中湖方面に用があってバイクで何度も出かけていました。

高速代を節約するため、国道246号線を御殿場方面に向かい、途中、小山町で山中湖方面に右折して…


富士霊園の入り口の交差点を直進して須走へと向かう途中、左手にいつもこのクレストを目にしていました。

サーキットの狼世代ですから、これがポルシェのマークであることは百も承知していたのはもちろんですが、当時はポルシェを所有するなんて考えてもみませんでしたよ。

通りかかるのは決まって朝か夜で、いずれも営業時間外で門が閉まっていましたが、朝はガラス張りのショールームに入れ代わり立ち代わりポルシェが置かれていたのを覚えています。

もちろん、門が開いていたとしても、とても入る勇気はなかったであろうと…


そして、夜は、人里離れたあの一帯は真っ暗になってしまうのですが、暗闇の中にあのクレストと赤いPORSCHEの文字が光り輝いていて、ホッとなったものです。


多感な時代に何度となくあのクレストと赤いロゴの文字を目に焼き付けたことが、後の運命を決定付けたのかもしれません。

こちらには何も書かずに投稿をお願いします。

もっと前から通りかかってはいたけれど、初めて中に入ったのは2009年…

もう13年も前なのね。

この画像は3回目となる6月のこと。

本当に楽しい時間が流れていましたよ。

小田原の鈴廣かまぼこの駐車場にて…

地下駐車場の一角にぽつんと佇むライツ号２を見ていて…

隣に停まったトヨタのハイブリッドカーと比べて…

車体は遥かに小さいのに、車重も軽いはずなのに、重量があるように感じたのですよ。


重量感と言うより、中身が詰まっている「みっちり感」、オーラのようなものかもしれません。


デカければ感じると言うものではありません。

トラックやバスで感じるものではないのでね。

あと、私の場合、最近のやたら幅が広くて背の低いカメムシを思わせるスーパーカーを見ていても、あんまり感じないのですよ。

な～んか、みっちり感ではなくて、軽い感じがしちゃう…





一方で、こう言う素敵なクルマが、排気量は小さいながらも、センター出しの排気管から軽い地響きを立てて走り去る姿にオーラを感じたりします。


この不思議な感覚…


まるでそこだけが空間が歪んでいるのではないかと…



そんなはずないか…



歪んでいるのは空間ではなくて…



自分の視神経の方ですよね(笑)