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porschevikiのブログ一覧

2022年12月05日 イイね!

第三章へ…その2

第三章へ…その2先月にこんな投稿をした時は、先代ライツ号のことを考えていました。

一度は手放してしまったものの、どうしても思いを断ち難く、再び巡り会えたライツ号2を前に、気力の続く限り維持するぞと誓って…

それから、たかが十年されど十年…



これまでに製造された七割?が現在も現役で走っていると言うポルシェ…

まだまだクルマの歴史なんて新しいものですが、空冷911などは、今後、持ち主の寿命を超えて時空を旅していくのだろうなぁと…




だからポルシェはメーテルみたいだと思ったわけです。


「大河ドラマ」なんて言ったところで、取り上げられるのは長い歴史の中のせいぜい70年、ほんの瞬き程度の時間に過ぎない…

人の寿命はどんどん延びたものの、それでもクルマに乗れる期間となれば、どんなに頑張っても60~70年程度…

時を超えるクルマを前にしては、マックイーンだってカラヤンだって愛車を後世に託さなければなりません。

そうした中で、当初は雨の日も風の日もポルシェを走らせていた自分が、いつの間にか「守りの姿勢」に入っていることに気が付いて…

丁寧に乗り、適切なメンテナンスが必要なのは言うまでもないのですが、このままこのクルマを「床の間カー」にしちゃっていいのだろうかと…


自分がこのクルマにしてやれたことは、エンジンのフルオーバーホール…

サンルーフもリアワイパーもないので、内装はまだまだ大丈夫だろう…

エアコンは前の持ち主が大掛かりに手を入れているし…

次の大きなメンテナンスは次の世代に任せて…

必要なのは走り続けることなのではないか…




と言うことで、熟慮の結果、いや、衝動的に、時の流れに委ねることを決心したのでありました。


未練がないのかと言われれば、それはありますよ。

何台もの趣味グルマを維持できる環境にあれば…ねぇ。


964を二度にわたって所有することで、所有する前とは気持ちの持ちようが変わったと思っています。

そうそう、ライカと同じ。

ライカが欲しい…どうしても欲しい…と熱病に冒されたような状態だったのは、ライカを所有する以前のこと…

ライカがある…自分のものではなくても中古カメラ店に行けばたくさんのライカが並んでいる…その中には自分が所有した一台が含まれているかもしれない…

今は、そう思うことで満足できている自分がいます。


道行く964に眩しい視線を送り…

足腰が怪しくなった時、目の前に停められた一台の964に目を細めて、ひょっとして自分が乗っていた個体なのではないか…

そう思えるのもポルシェならではの楽しみだと思いませんか?


ああ、ダメですよ、車台ナンバーを確認しようとしちゃあ(笑)
Posted at 2022/12/05 19:47:27 | コメント(2) | トラックバック(0) | モノ語り | クルマ
2022年12月04日 イイね!

第三章へ…

第三章へ…以前にも同じようなことがありました。


なかなか物事を決められないタイプなのですが…










今、万感の思いを込めて警笛が鳴る。


今、万感の思いを込めて積車がゆく。


一つの旅が終わり、また新しい旅立ちが始まる。


さらばメーテル。


さらば銀河鉄道999。


さらば少年の日よ。




不思議なくらい後悔していない自分に驚いています。



Posted at 2022/12/04 17:47:14 | コメント(1) | トラックバック(0) | モノ語り | クルマ
2022年12月03日 イイね!

序章…その7

序章…その721世紀に間に合っちゃった初代プリウスって、20世紀のクルマだったのですよね。

993あたりと同期(笑)

片や1960年代のオリジナルのナローの亡霊をそのまま引きずって生きながらえてきたクルマ…

片や21世紀には到来するであろうEV時代との懸け橋として、トヨタが採算度外視で世に問うたクルマ…

考えてみれば時代が被っているのよね…




こんな感じで。


新型プリウスでは、ついにセンターメーターに決別したのだと…

確かにセンターメーターはプリウスの「未来感」を演出するのに一役買っていたと言えます。




んでも、良く見るとカセットテープだったのよね(笑)

そして、インテリアの素材はチープなペコペコのプラスチックでしたが、空調関係のスイッチは三つの丸いダイヤルにまとめられていて、見た目は未来的でも何でもありませんでしたが、手探りでも操作できるスグレモノでした。




どっちが操作しやすいかな(笑)


…と、今となってはかなり昔のおぼろげな記憶を書き連ねてきました。

当時としては「未来感」を楽しく味わったものの、小僧の頃からの憧れをどうしても断ち切り難く…




当時は今とは違って930や964の価格が非常にフレンドリーだと言うことに気が付いて…


第二章へと飛び込んでしまったのでした。


途中、ちょっとだけミニクラブマンの横道にそれた時期もありましたが、第二章は、少年の頃の夢をかなえた貴重な時間でした。



今さら第二章のことは書きません。

延々と投稿してきましたから(笑)



問題は第三章…
Posted at 2022/12/03 23:26:55 | コメント(0) | トラックバック(0) | モノ語り | クルマ
2022年12月02日 イイね!

序章…その6

序章…その6今となっては珍しくも何ともなくなったハイブリッドカーですが、当時はガソリン車とは異なる非常に新鮮な気分を味わいましたよ。

まず、アイドリングストップ…エンストしちゃうんですから焦りますよ。

スタートするとまずは電車のような音を立ててモーターだけで動き始め、少し遅れてショックもなくエンジンがかかってさらに加速…

巡航してアクセルを緩めるとまた電車のような音がしてバッテリーへの回生が開始される…

モーターを発電機としても使う優れたシステムです。




初代プリウスには当時のクルマとしては珍しくディスプレイがビルトインされていました。

本来はナビが表示されるのだと思いますが、私はナビはオーダーしませんでした。

高価なうえに精度も良くなかったそうなのでね(笑)

その代わり、そのディスプレイにはエンジンとモーターがどのように動力を伝えているのかが表示されるようになっていて…

① モーターのみで走行

② モーターとエンジンで力強く走行

③ エンジンのみで走行

④ エンジンの動力をタイヤとモーター(発電機)に振り分けてバッテリーに充電

⑤ ブレーキをかけると、モーター(発電機)を介してバッテリーに充電

こうした複雑な走行モードを、走行状況に応じて素早く切り替えて、それが刻々とモニターに表示されるのですから、見ているだけで感心させられましたよ。

一般的なクルマにあるトランスミッションもなく、プラネタリーギアを活用した動力分割機がこの複雑な制御を担っていて、故障することもなかったのですから、このシステムを考えたトヨタは本当に凄い!


ちなみにDレンジからBレンジに入れると、回生ブレーキが強めにかかるようになって、エンジンブレーキのような使い方が可能です。

普通のクルマだと、長い下り坂でフットブレーキを頻繁に使うのはタブーですが、プリウスは先に回生ブレーキが効くので、ブレーキパッドが焼けるようなことにはなりません。


プリウスには、ひたすら燃費を追求した結果、笑っちゃうほど非力なエンジンが搭載されていて、それをモーターのパワーが補うことで一人前のクルマとしての性能を出していました。

箱根とかの峠道をハイペースで登っていくと、最後にはバッテリーの電力を使い果たしてしまいます。

するとメーターパネルに亀のマーク(笑)が点灯し、そうなるとプリウスはそれまでとは打って変わって非力なエンジンのパワーだけで喘ぎ喘ぎ走る超とろいクルマになり下がってしまいます。

この時ばかりは「使えない感」もありましたが、こうなることは滅多にないし、頻発する前に黙ってバッテリーを交換してくれていました。

トヨタだから乗り越えることができたハイブリッドカー普及前の黎明期だったと思います。


プリウスの車格が上がってしまった現在、初代プリウスの正統な後継機種はアクアでしょうね。

初代プリウスに乗った身としては、現行プリウスよりもアクアの方に親しみを感じてしまいます。

今は皆さん、当たり前のようにハイブリッドカーを運転していますが、改めてこの原理を見るといたく感心させられます。

モーターしかないEVなんかよりずっと複雑ですからね。


そう言えば新型アクアってあまり見かけませんね。

半導体不足で納車が遅れているのか…

売れていないということはないと思うのですが…
Posted at 2022/12/02 22:05:19 | コメント(0) | トラックバック(0) | モノ語り | クルマ
2022年12月01日 イイね!

序章…その5

序章…その5「気付いたことがあれば何でも言ってくださいね」

トヨタのセールス氏に言われて、トヨタの社会実験に参加しているような気分で乗るプリウスはなかなか楽しかったですよ。

んで、伝えた意見としては…

電動でクリープ走行している際、前方の人にクルマが接近していることを知らしめるための「ヒュヒュヒュヒュ…」と言う今やお馴染みの音…

あの音を意図的にカットするスイッチも付いていたのですが、「これは切らないでください」と最初に言われました。

それは良いのですが、あの音ではまだ気付いてもらえないことが多かったのですよ。

道路の真ん中で井戸端会議をしているおばちゃん達をびっくりさせてしまうことも一度や二度ではなかった…


「小田急ロマンスカーみたいなチャイムを付けてほしい…」

これは実現しませんでしたが、今でもロマンスカーを見るたびにやってほしいと思います。


「セダンもいいけどやっぱりハッチバックがいいなぁ…」

「バッテリーがあるので無理です!」と、即座に否定されてしまいましたが、次のモデルチェンジではちゃんと実現しましたね。

ライカM8ではセンサーのサイズをフルサイズにできないと言われていたのにM9では当然のようにフルサイズになったようなものです。


と言うことで、初のフルモデルチェンジがなされて、ハッチバックとなったプリウスは爆発的に売れるようになったわけですが、私にとってのこの変化は、911が空冷から水冷になったよりもよっぽど大事だったと言うか、すっかり萎えてしまったのでした。

あのカッコいいのか悪いのか何とも分からない独特のプロポーションは、初代だけのものでしたよ。

これが911だったら、初代のスタイルが脈々と受け継がれて、半世紀経っても後世のモデルを呪縛することになるのですが、初代プリウスなんてあっと言う間に忘れ去られてしまったのでありました。


少し前ならまだ走っていた初代プリウス…

964より後に作られたのに、今は本当に走っていませんよ。

新型クラウンだってレクサスだって、きっと同じ道を辿るのよね(笑)
Posted at 2022/12/01 21:39:57 | コメント(1) | トラックバック(0) | モノ語り | クルマ

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「[整備] #ノートe-POWER 高速燃費はこんなものかなぁ… https://minkara.carview.co.jp/userid/368036/car/3642352/8444103/note.aspx
何シテル?   11/23 08:57
ずっと憧れ続けていた空冷911。まさか本当に乗ることになるとは・・・ 6年間乗った後、何の心境の変化か、突如ミニクラブマンに乗り換えました。 その後...
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