
フェラーリ308GTS キャブレターの電子制御化①の続きです。
電子制御化を行うにあたり、先回のレポートではカムシャフトの軸上にクランク角センサーを取り付けて、そのセンサー出力をMoTeC M150 ECUに認識させ、エンジン回転数の算出と気筒判別を行うところまで報告致しました。
今回は機械式デストリビューターを取り去らい、代わりに独立ダイレクト点火コイル を各気筒に装着し、それをMoTeC M150 ECUで制御させ、更にエンジン出力試験、いわゆるパワーチェックを実施しノーマルの計測結果と比較を行うという内容です。
ただし今回はまだ機械式キャブレターを用いて燃料供給しています。電子制御はあくまでも点火部分のみです。
以前に私のフェラーリ 308 GTS のエンジン出力試験をダイナパックを用いて私のガレージで実施しましたが、結果、トルク/出力はメーカー公表値 29kgfm、250PSには全く届いておらず、26.5 kgfm/208 PSだけでした。
今回は上述の変更でどれだけの出力/トルクが向上するのかを明確にすることが目的となります。
↓デストリビューターを独立ダイレクトコイルに置換しました
↓取り外したデストリビューター、コイルプラグコードなど
エンジン出力試験の結果はいかに・・・結果はYouTubeチャンネルの方でご確認頂きたく思いますが、点火制御のみの電子制御化でも結構な効果がある事が分かりました。
今回、点火の電子制御化でトルク/出力の向上が確認されましたが、その理由と点火時期セッティングの方法も徹底解説しております。
こちらもご覧ください。
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Posted at
2023/01/31 22:24:50