今回対象の車も私のチャンネル動画をご覧になっているご視聴者の方のお車となります。今回の車は17.9万km走行の2016年製、日産マーチ NISMO S K13改型ですが、この車はサーキット走行に主眼を置かれ使用されています。この車の元になっているモデルは4代目マーチK13型であり、1.2L NAエンジンを積む小回りの利く実用的な車となっていますが、これをスポーツモデルに改良したのがマーチ NISMO Sという事になります。搭載されるエンジンはHR15DEに変更され、エンジンの排気量は1.5Lまで高められ、NISMOの専用チューンにて15.9kgfm@3600rpmの最大トルクと、116PS@6000rpmの最高出力まで性能が高められています。これだけでも十分スポーティな走りを実現できますが、今回のお客様はそれでも物足りず、この車のエンジンを更にチューニングしています。エンジン自体はHR15DEですが、ジュークに搭載される同型のエンジンに載せ替え、同じく日産から販売されるノートNISMO S、こちらはHR16DEのエンジンとなりますが、そのエンジンのインテークマニホールド、カムシャフトなどに換装させており、トルク特性そのものを見直しています。これに加えて更にN-TEC名古屋さんという専門ショップのコンバージョンキットとECUを備え付け、よりサーキット向けのエンジンチューニングが施されています。そこで、この度、私のガレージにありますシャーシダイナモメーター ダイナパックでエンジン出力試験、いわゆるパワーチェックを行い、出力特性がどの様に改良されているかを検証します。HR15DEをチューニングしてどれだけの性能を発生することができるのか、という所が今回の見所です。また、このモデルでサーキットなどのスポーツ走行を楽しまれている方も多いかと思いますので、そういった方にも是非お勧めできる内容となっております。日産マーチ NISMO S K13改 パワーチェック:HR15DE 高回転チューンの威力【Hirota Engineering】#34 - YouTube