先回に引き続き、1991年製、NA1型 ホンダ NSX 3.0L 5MT仕様に関してレポート致しますが、今回は0-100km/hの加速到達タイム、0-400mの走行タイムについて、ライバル車達との比較も交えてご報告致します。対象の車両は先回このチャンネルでエンジン出力試験を実施致しましたご視聴者様のお車になります。このお車は、バンパー、ヘッドライトと言った外観部品がNA2型 NSXのものに交換されている1991年製、NA1型 初代NSXで、C30Aと言う、V6 2977cc NAのエンジンユニットをリアに横置き搭載しています。当時のメーカー公表の最大トルク、及び最高出力は5MT仕様で30.0kgfm@5400rpm、280PS@7300rpmとなっていますが、このガレージにてJISの規格に基づき各回転数でのアクセル全開で定常運転をさせた時のエンジン出力試験の結果として、28.6kgfm@6800rpm、281PS@7800rpmが得られました。中回転域ではメーカーが公表するトルク特性が実現できていなかったものの、最高出力280PSを達成できていると言う結果になりました。今回はこの計測結果から0-100km/hの加速到達タイムと、0-400mの走行タイムを計算で求める作業を行います。計算方法としては特段変わった事を行う訳ではなく、一般的な物理式で行う事ができます。算出の方法につきましては簡潔ですが、動画の中でご紹介しておりますので是非ご参照ください。さて、今回対象のお車の0-100km/hの加速タイムと0-400mの走行タイムが明らかになった後は、兄貴分でありますNA2型 NSX 3.2Lと、最大のライバルでありますフェラーリF355 ベルリネッタを、同じ計算方法で求めた0-100km/hの加速タイムと0-400mの走行タイムを比較していきます。実際に走行した訳ではありませんが、元となるエンジントルク、出力のデータは、私のガレージにて計測したものであり、データの信憑性は非常に高く、興味深い比較とっているかと思います。ホンダファン、NA1型 NSX のファンの方へは元より、スーパーカーファンの方々には絶対にお勧めしたい内容の動画となります。また、このように実際に広大な面積を持つ特殊なテストコースに行かなくても、この検証方法でかなりの走行タイムの目安を立てる事ができる事もご理解頂けるかと思います。ご質問、お問合せなどございましたらお気軽に、チャンネル概要欄に示される連絡先へご連絡を頂けたらと思います。ホンダ NSX 3.0L NA1 #パワーチェック からの0-100km/h 0-400m タイム対決。フェラーリV8とどう競うのか【Hirota Engineering】63 #nsx #na1 (youtube.com)