今回はJW5型 ホンダ S660の再登場です。1990年代に軽スポーツカー カテゴリーを築き上げたビートの復活版を思わせるこのモデル。ところが同じMRレイアウト、オープン2シーターでありながら性格は別物。その根本の違いは何と言ってもターボ。このS660を専門に扱っていらっしゃる44Gさんと言うチューンド・カーが本日のお車です。このショップさんは、ピークパワーの高さを求めるよりも、普段乗りの使い易さを追求したチューニングを施されたと言う事ですが、その点に関して、実際の走行性能を理論的に検証、解説して参ります。S660は本田技研工業が2015年に販売を開始した軽規格の2シーターオープンスポーツカーでありエンジンはS07Aという直列3気筒 658cc でインタークーラーターボ付き、エンジンの特性はPP1ビートは全くと言って良いほど異なります。10.6kgfm@2600rpm/64PS@6000rpmがメーカー公表の最大トルク、最高出力となっています。今回対象のお車は、エンジンはノーマルのままですが、44Gさんと言うS660専門ショップによるカスタムデータがHKSフラッシュエディターによって書き換えられています。その他にもHKSさんの主に排気系を中心としたチューニングパーツが組み込まれている仕様になります。今回のお客様は、ご自身のお車を非常に大切にされる方で、見た目も傷ひとつない、まるでデモカーの様なお車でした。2021年製、走行距離も3.7万kmと少な目です。このお客様が大切にされているのは見た目だけでなく、エンジンに対してもですが、その反面、普段乗りでもう少しパンチが効いた加速が欲しいと言う事で、今回のショップさんが提供するECUデータが選ばれたと言う事になります。その心は、エンジンに負担が掛かる最高出力点の高さを追うよりも、ターボエンジンが得意とする中回転領域のトルクを太らせる事で、普段乗りの乗り易さと心地よさを追求されていると言う点に需要が一致した、と言う事です。そこでこの度、そのチューニングの結果として、エンジンの特性がどの様に変わったかを明らかにするためにこのお車が私のガレージに持ち込まれたと言う事になります。さて、この乗り易さ重視のチューンド・ECUが組み込まれたS660 は一体どんな性能を見せてくれるのでしょうか?今回は、エンジン単体の出力試験だけでなく、そこから得られる駆動力の算出も行い、どういう動力性能が得られるかも検証致します。またその方法につきましても本動画の中で詳しく解説しています。軽規格のスポーツカーを愛してやまない車好きの方は数多くいらっしゃいます、その代表格となるS660、ファンの方々に絶対おすすめしたい内容となっていますので、是非じっくりと最後までご覧頂きたく思います。改訂版 ホンダ S660 6MT JW5 #パワーチェック #エンジン出力試験 44Gチューンは街乗りジューシー! 駆動力を徹底検証【Hirota Engineering】77 #JW5 #s660