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Hirota Engineeringのブログ一覧

2024年09月16日 イイね!

ホンダ NSX 4AT仕様 NA1 パワーチェック エンジン出力試験 明かされた4AT仕様の威力を徹底解説

ホンダ NSX 4AT仕様 NA1 パワーチェック エンジン出力試験 明かされた4AT仕様の威力を徹底解説またまた、大変人気のNA1型 ホンダ NSX 3.0Lに関するレポートとなりますが、今回はなんと! 4AT仕様。本チャンネル初の、AT車のエンジン出力試験となります。スーパーカーと言っても良いこの車種にAT仕様がある事が驚きですが、実は現代のスーパーカーは全部AT仕様である事を考えると、30年以上前にしてその先駆けと言っても良い車種と考える事ができるかと思います。
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今回対象の車も、私のチャンネル動画をご覧になっているご視聴者様のお車になります。NA1型、初代NSXは1990年に販売が開始された90年代の本田技研工業のフラッグシップスポーツモデルでありますが、そのコンセプトは快適なF1カーだったため、MT仕様に加えて誰にでも乗りこなせる4AT仕様も存在していました。ただ、この4ATは速く走るためのATと言うコンセプトだったため、新たなる専用設計で開発されたと言う事です。販売開始後、市場からこの発想が強く支持され国内受注の半分は4AT仕様だったと言うデータもあり、『この車のお陰で人生が変わりました』と言う高齢者、女性の方からの反響もあったと言う事です。
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エンジンはC30Aと言う、V6 2977cc NAのユニットでMT仕様と基本的には共通のエンジンを搭載しますがATとのマッチングを考慮し専用チューニングが施されました。これにより当時のメーカー公表の最大トルク、及び最高出力はそれぞれ30.0kgfm@5400rpm、265PS@6800rpmとなっています。最大トルクの値は5MT仕様と同じ値で最高出力の方は15PSデチューンされています。
今回のお客様のお車は1992年製、11万kmを走った、マフラーがNA2型の物に交換されていると言う以外はノーマルの個体となりますが、この車種の類に漏れず、極上のコンディションのお車となります。このお客様はホンダ車の大フリークの方であり、合計4台のホンダ車を所有されていると言う事です。中でも、NSXに対しましてはずーっと以前より特別な憧れを抱いていらっしゃり、人生において、様々な義務を果たし終えた現在、ようやくそれを手にできると言う願いが叶ったとおっしゃっています。このお客様は、私がチャンネルを開設してから間もなくして、ずっとエンジン出力試験に興味を持っていらっしゃったそうで、この度、計測に関するご依頼のご連絡を頂きました。ちょうどその時に、それまで精度の点で保証ができなかったAT車のエンジン出力試験の目途が立ったタイミングであったため、このお車が私のガレージに持ち込まれたと言う事になります。
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ところで今回、AT車のエンジン出力試験ができるようになるまでに、どのようにしてAT車の出力試験を行う事ができるかについて、長らく試行錯誤を繰り返しました。具体的にはトルクコンバータの仕組みと性質を理解する事でその答えを導き出す事ができましたが、本動画ではその部分の解説も付けております。これを見るとトルクコンバータと言う物がどれだけ素晴らしいものかをご理解頂けるかと思います。
AT仕様であろうとも、NA1型 NSXの市場における人気度は益々高く、市場ではかなり価格が高騰しております。それはこの車に多くのファンの方がいらっしゃる所以かと思いますので、是非ホンダファン、NA1型 NSX のファンの方へは元より、スーパーカーファンの方々には絶対にお勧めしたい内容の動画となります。結果の方は動画の方でじっくりとご確認下さい。

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Posted at 2024/09/16 23:52:52 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2024年09月10日 イイね!

ホンダ NSX 3.0L NA1 #パワーチェック からの0-100km/h 0-400m タイム対決。フェラーリV8とどう競うのか

ホンダ NSX 3.0L NA1 #パワーチェック からの0-100km/h 0-400m タイム対決。フェラーリV8とどう競うのか先回に引き続き、1991年製、NA1型 ホンダ NSX 3.0L 5MT仕様に関してレポート致しますが、今回は0-100km/hの加速到達タイム、0-400mの走行タイムについて、ライバル車達との比較も交えてご報告致します。対象の車両は先回このチャンネルでエンジン出力試験を実施致しましたご視聴者様のお車になります。
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このお車は、バンパー、ヘッドライトと言った外観部品がNA2型 NSXのものに交換されている1991年製、NA1型 初代NSXで、C30Aと言う、V6 2977cc NAのエンジンユニットをリアに横置き搭載しています。当時のメーカー公表の最大トルク、及び最高出力は5MT仕様で30.0kgfm@5400rpm、280PS@7300rpmとなっていますが、このガレージにてJISの規格に基づき各回転数でのアクセル全開で定常運転をさせた時のエンジン出力試験の結果として、28.6kgfm@6800rpm、281PS@7800rpmが得られました。中回転域ではメーカーが公表するトルク特性が実現できていなかったものの、最高出力280PSを達成できていると言う結果になりました。
今回はこの計測結果から0-100km/hの加速到達タイムと、0-400mの走行タイムを計算で求める作業を行います。計算方法としては特段変わった事を行う訳ではなく、一般的な物理式で行う事ができます。算出の方法につきましては簡潔ですが、動画の中でご紹介しておりますので是非ご参照ください。
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さて、今回対象のお車の0-100km/hの加速タイムと0-400mの走行タイムが明らかになった後は、兄貴分でありますNA2型 NSX 3.2Lと、最大のライバルでありますフェラーリF355 ベルリネッタを、同じ計算方法で求めた0-100km/hの加速タイムと0-400mの走行タイムを比較していきます。実際に走行した訳ではありませんが、元となるエンジントルク、出力のデータは、私のガレージにて計測したものであり、データの信憑性は非常に高く、興味深い比較とっているかと思います。ホンダファン、NA1型 NSX のファンの方へは元より、スーパーカーファンの方々には絶対にお勧めしたい内容の動画となります。
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また、このように実際に広大な面積を持つ特殊なテストコースに行かなくても、この検証方法でかなりの走行タイムの目安を立てる事ができる事もご理解頂けるかと思います。ご質問、お問合せなどございましたらお気軽に、チャンネル概要欄に示される連絡先へご連絡を頂けたらと思います。
Posted at 2024/09/10 00:20:40 | コメント(1) | トラックバック(0) | クルマ
2024年08月25日 イイね!

ホンダ NSX 3.0L NA1 パワーチェック エンジン出力試験 共鳴過給の原理を探求し、中間域のトルク増大効果に納得する

ホンダ NSX 3.0L NA1 パワーチェック エンジン出力試験 共鳴過給の原理を探求し、中間域のトルク増大効果に納得する今回は1991年製、NA1型 ホンダ NSX 3.0L 5MT仕様のエンジン出力試験の結果をレポート致します。対象の車は、私のチャンネル動画をご覧になっているご視聴者様のお車になります。
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NA1型、初代NSXは1990年に販売が開始された本田技研工業のフラッグシップモデルであり、イタリアのスポーツカーフェラーリ328をライバルとして視野に入れ、ホンダが本格的なスポーツカーを目指して開発した車である事は言うまでもありません。世界初のオールアルミモノコックボディーにC30Aと言う、V6 3.0L NAのエンジンユニットをリアに横置き搭載しています。このエンジンにVTEC機構を搭載し高出力を狙っている事は言わずと知れた事となりますが、中回転領域のトルクも増大させるために共鳴チャンバー容量切替えインテークマニホールドシステムと言う機構も装着し常用域でもストレスの無い駆動力を発生しています。エンジンの排気量は2977cc、これにより当時のメーカー公表の最大トルク、及び最高出力は5MT仕様で30.0kgfm@5400rpm、280PS@7300rpmとなっています。
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今回のお客様のお車は、メーター読みで6.4万kmしか走っていない、この車種としては低走行と言うべき部類の個体となります。このお客様は青年の時からいつかは必ず憧れのスポーツカーを手に入れたいという想いをずっと持っていらっしゃり、様々なスポーツカーの購入を検討されてきました。そして最後に選ばれた車種がこの個体と言う事になります。エンジンは基本的にはノーマル、5MTのモデルとなりますが、ECUデータの方は微小に書き換えがされており、ギア比の方も一部NA2型NSXの物に交換されています。また、マフラーはTAITEC製の物に交換されている他、バンパーやヘッドライトもNA2型NSXの物に換装されているなど、数年前に購入された時には既に現在の姿だったと言う事です。大変大切に扱っていらっしゃいますこの個体ですが、お客様は当然、現在のエンジンの性能がどのようであるかに大変強い関心を持っており、この度このお車が私のガレージに持ち込まれたと言う事になります。
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計測の結果は動画の中で是非ご確認頂きたく思いますが、今回の結果は以前の別のNA1型 NSXと比較して低~中回転域のトルクに見劣りがありました。いろいろと調べていくとこの領域は吸気の共鳴効果と言う現象を利用してトルクを増大させている事が見えてきますが、今回の固体においてはどうもその効果が狙い通りに出せていないと推測致しました。これをきっかけにこの共鳴効果と言う現象をこの動画の中で解説していきます。本田技研工業のエンジニアが当時、凌ぎを削って駆動力を高めライバルに対して競争力を強めた技がこんな所にも発見できたと言う大変興味深い内容になっております。VTECと並んでかなりの大技となりますので、ホンダファン、NA1型 NSX のファンの方へは元より、エンジンファンの方々には絶対にお勧めしたい内容の動画となります。

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Posted at 2024/08/26 00:06:50 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2024年08月12日 イイね!

ホンダ シビックタイプR FD2 触媒なし仕様 パワーチェック エンジン出力試験 少女が疑問に思う”触媒が出力発生に及ぼす影響”を明確にする

ホンダ シビックタイプR FD2 触媒なし仕様 パワーチェック エンジン出力試験 少女が疑問に思う”触媒が出力発生に及ぼす影響”を明確にする今回は2007年製、FD2型 ホンダ シビックタイプRのエンジン出力試験の結果をレポート致しますが、対象の車は、以前私のガレージにてエンジン出力試験を実施致しましたお客様のお車であり、リピーター様と言う事になります。ただし今回は、前回の完全フルノーマル仕様に対して、触媒を外した仕様での出力発生の差を明らかにするという事になります。加えて、触媒の排気ガス浄化装置の仕組み、素晴らしさをご説明させて頂きます。
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FD2型シビックタイプRは2007年に本田技研工業により販売された生粋のスポーツカーと言うべきモデルであり、K20A型という1998cc 直列4気筒 DOHCに、可変バルブタイミング・リフト機構VTECとインテクーク側に連続可変バルブタイミングコントロール機構VTCを組み合わせた本格的な高性能エンジンを搭載しています。メーカー公表の最大トルク、最高出力はそれぞれ、21.9kgfm@6100rpm、225PS@8000rpmとなっておりますが、以前にこのガレージにて計測を行った結果ではそれぞれ、22.9kgfm@6000rpm、223PS@8000rpmを確認しており、メーカー公表値同等以上の驚異的な結果を記録しています。
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さて、今回のお客様のお車は以前の私の動画の中でご説明させて頂いている内容から変化はなく、2007年製、17.5万km以上を走っている固体となります。このお客様はこのお車を日常の足に加えて、サーキット、ジムカーナの競技にもご使用されています。このお客様は触媒が環境保全に対して非常に重要な役割を担っている事は十分ご理解されている反面、これが出力発生に対してどれくらい程度影響を及ぼしているかについて大変強い興味を持たれていらっしゃいました。そのため、今回はあくまでも実験的な目的でその計測を行う事にしました。
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エンジン出力試験の結果に関しては、動画の中でご確認頂ければと思いますが、より重要なのはその後でご紹介する、触媒の排気ガス浄化装置の仕組み、素晴らしさであり、本動画ではそちらの方を重要視致します。最近時、地球温暖化、環境の観点から、ガソリン自動車に対する風当たりが大変大きいと感じております。CO2、二酸化炭素を排出している事自体が地球温暖化を促進しているとされており、燃料を燃す事自体がかなり厳しい局面に立たされております。そうなってくると、触媒を装着する、しないの議論とは異ってきますが、我々ガソリンエンジン自動車好きは、排気ガス浄化の理論をきちんと理解した上で、ルールに基づいて適正にガソリン自動車を楽しんでいますよ、という様に胸を張って説明できるようになって、世間から害としてガソリンエンジンが扱われないようになってほしいと言う想いを願ってこの動画を作成してみました。ガソリンエンジンファンには絶対にお勧めしたい1作となります。
また、女性の視点から見たこの車種の生の声も収録しております。是非どうぞ最後までごゆっくりお楽しみください。

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Posted at 2024/08/12 21:03:01 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2024年08月03日 イイね!

2.0L 4気筒 NA エンジン パワーチェック大会 2.0L NAカテゴリーで1番の駆動力を獲得するのは誰だ!

2.0L 4気筒 NA エンジン パワーチェック大会 2.0L NAカテゴリーで1番の駆動力を獲得するのは誰だ! 今までこのチャンネルでは、数多くのモデルのエンジン出力試験、いわゆるパワーチェックを実施して参りました。今までは個々のメーカーが公表するエンジンのトルク、及び出力の特性と実際にこちらで計測値する事によって得られた特性とを比較して参りましたが、本日は2L 4気筒 NAエンジンモデルどうしのエンジン出力試験の計測結果を同じグラフ上に描写し、相対的にエンジンの性能を検証していきます。
更にその結果から、個々の車種の駆動力、いわゆるエンジンが車体を前に押し出す力の特性も比較していきます。これにより、どのエンジンのどの部分がどのように優れているかを相対的に検証、比較していきます。

本日、比較を行う車種は
AP1型 ホンダ S2000 無限チューニング仕様 9.3万km走行
AP1型 ホンダ S2000 ノーマル13.8万km走行
FD2型 ホンダ シビックタイプR ノーマル17.5万km走行
FN2型 ホンダ シビックタイプRユーロ ノーマル 15.6万km走行
ZN6型 トヨタ 86 ノーマル7.3万km走行
S13型 ニッサン シルビアQ’s 23万km走行
ただしエンジンオーバーホール後3万km走行
の6台となります。
計測は私のガレージにありますシャーシダイナモメーター、ダイナパック2000を用いて行いました。
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どのエンジンも同じ2L 4気筒 NAエンジンにも関わらず、エンジンによってトルク特性が全く異なり、どのエンジンもエンジン回転数に対するトルクの値は目まぐるしく変化している事に気付きます。その最も大きな理由は、エンジン回転数によってエンジンが吸い込める空気量が異なるからです。慣性効果、脈動効果、共鳴効果と言った吸気管内に生じる吸入空気の疎密波がその特性を形成しますが吸気ポートの長さ、径、吸気チャンバーの容量を計算し意図的にトルク特性をデザインする事が可能です。更に、VTEC、VVT、VTCなどの可変動弁系機構で吸気効率を高める事ができます。その他、ボアスト比、圧縮比、点火時期の適正化による燃焼効率の向上、排気ガス排出性、機関損失の低減などでもトルク特性は変わってきます。このようにトルク特性は数多くの要因が複雑に影響し合って形成されるので、人間の顔と同じように、世の中に星の数ほどの存在するエンジンの種類の中に2つとして全く同じトルク特性を示すエンジンは存在しません。
本日は、エンジン回転数に対するトルクと出力の特性だけでなく、それから得られた駆動力の比較も行い、各車速、ギア段でどの車がどれだけ車体を加速させる能力があるかを定量的に比較していきます。本来、車を購入する際はその目的によってこの特性を見て車種を選ぶものと思っておりますが、最近ではどの車も走行性能が高く、ATやCVTが普及しているため、この特性を気にすることがなくなりました。そのため、以前のカタログにはほぼ100%掲載されていたこの特性も見掛けなくなりました。これは寂しい事ですね・・・
それでは、このパワーチェック、駆動力の大会では、どの車種が勝利を収めるのでしょうか?じっくりと御覧頂きたく思います。

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Posted at 2024/08/03 22:29:32 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ

プロフィール

「ホンダ シビック タイプR EK9 パワーチェック エンジン出力試験 B16Bのロマンに浸る http://cvw.jp/b/377010/48746717/
何シテル?   11/03 20:52
Hirota Engineering 代表 一般的な会社員でありながら趣味で車を楽しんでいる者です。 車を楽しむ中でも、特にエンジンや動力系の部分に趣を...
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