• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

Hirota Engineeringのブログ一覧

2024年06月24日 イイね!

日産 シルビア S13 Q's SR20DE NA搭載 パワーチェック #エンジン出力試験:これがエンジンの教科書だ!

日産 シルビア S13 Q's SR20DE NA搭載 パワーチェック #エンジン出力試験:これがエンジンの教科書だ!日産自動車が作り上げたスペシャリティーカーの代名詞、シルビア S13型後期型Q'sの登場です。今回対象の車は私のチャンネル動画をご視聴されているお客様のお車になります。
alt

日産のシルビアという車は1965年に初代販売が開始された日産伝統のスペシャリティーカーで初代シルビアは同社の大衆車サニーの2倍の価格設定と言う高級車の部類に属していました。3代目シルビアは比較的売れ行きが良かったもののやはり実用品と言うよりも贅沢品と言う印象がありそれほど台数が出る車ではありませんでした。今回のS13型は1987年に発売が開始された5代目シルビアでスペシャリティーカーのコンセプトは継承されていたもののそれまでのモデルよりも幾分お手頃な価格設定であった事と非常にスタイリッシュであった事それに加えてFRの駆動系レイアウト、MT設定がありブームだったドリフト走行の定番車の位置付けとなった事などから非常に人気が高いモデルとなりました。
alt

今回対象のお車は1991年製の後期型でありQ’sと言うこのグレードにはSR20DE型と言う1998ccの直列4気筒NAエンジンが搭載されます。メーカー公表の最大トルク最高出力はそれぞれ18.2kgfm@4800rpm、140PS@6400rpmとなっておりこれをレギュラーガソリンで達成しています。また、この個体のエンジン本体はノーマルですが大径化スロットルとワンオフパイピングのインテークパイプ、5ZIGEN製のエキゾーストマニホールドが装着されます。
alt

このお客様は10代の時からこの車種に憧れを持ち19歳で念願のこのお車をご購入、以降17年間に及んでこの個体を持ち続けられています。また、この車種には同エンジン形式のターボモデルの設定もありますがこの方は敢えてNAのモデルに拘りを持って乗り続けその強い想いは現在でも変わる事がないと言う事です。日常のメンテナンス作業の方は全てご自身の手で行われています。そんなお車も20万kmの走行距離を迎えますがそれでもなおこの車を持ち続けたいという想いを持っていらっしゃり専門業者の方によってエンジンのオーバーホールが行われ今現在では23万kmの走行距離を迎えるに至ります。そんな中、私がプライベートでエンジン出力試験を行っている事をお知りになりそれを機会にこのお車の性能を是非確認しておきたいと言う事で、この度このお車が私のガレージに持ち込まれたという事になります。
alt

かつてのスペシャルティーカーの座を圧巻しただけでなく、FR、5MT、使い易さ、求め易さと言ったたくさんのメリットがあったこの車種は、ドリフト車としての地位も築き上げました。10年位前まではどこに行っても見かける事ができたこの車種は今となってはめっきり見掛ける事がなくなり、骨董品の様に非常に価値の高い車に成り代わりました。そして現在でもまだ根強い強いファンが大勢いらっしゃいます。そんなファンの方々は必見、この教科書の様にお手本となるエンジンの性能がどのような物か、必ずチェックしておきたい内容となるでしょう。

alt

Posted at 2024/06/24 22:06:33 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2024年06月16日 イイね!

日産 ローレル C35 L28型エンジン搭載 パワーチェック エンジン出力試験 :昭和と平成の掛け合わせはどんな実力か?

日産 ローレル C35 L28型エンジン搭載 パワーチェック エンジン出力試験 :昭和と平成の掛け合わせはどんな実力か?日産自動車が高貴な方にお届けするサルーン、ローレル C35型の登場です。今回対象の車は私のチャンネル動画をご視聴されているお客様のお車になります。
alt
このお車に元々搭載されていたエンジンはRB25DEという直列6気筒、2498ccのNAでトランスミッションの方は4AT仕様でした。しかし現在では1970年代の日産車に搭載されていたL28型エンジンと通称、71C型と呼ばれる5MTのトランスミッションに載せ替えられています。外観は平成もの、中身は昭和ものと言う違った世代の要素を組み合わせたこの旧車はまさにフリークの逸品です。更にこの個体は、自動車誌で有名なOption及びWeb Optionでも紹介されています。本日、この特異な旧車は一体どんなパフォーマンスを見せてくれるかがこの動画の焦点になります。
alt
日産のローレルという車は1960年代に販売が開始された伝統的なセダンで高貴な方にお届けするサルーン、いわゆるハイオーナーカーというコンセプトで販売された車です。今回のC35型は2000年製でローレルの最終型となりますがやはり4ドアセダンの高貴なサルーン、ハイオーナーカーと言うコンセプトは継承されています。
alt
この車に載せ替えられたL28型エンジンは言わずと知れた1970年代の日産の伝統的な名機で、直列6気筒、φ86のボア、79mmのストロークの2753cc、ノーマルのメーカー公表最大トルクと最高出力はそれぞれ22.5kgfm@3600rpm/140PS@5200rpmとなりますが、そのL28型エンジンの特徴を生かしつつ現代の進化した技術を取り込むことによって性能の向上を狙っています。そのためエンジンの腰下はそのままに吸気効率や燃焼効率を司る腰上に改良が施されています。一番の変更点は燃焼室形状の変更でヘッドのガスケット面を3mm研磨することで燃焼室をウェッジ形状化し、圧縮比が11.0まで高められています。更に、ポート内壁面には徹底した研磨が施され、これにより吸入効率を高めています。この吸気管に合わせてカムシャフトは280度開角のものに交換されています。また、キャブレターはこのエンジンには珍しくウェーバー製45DCOEの互換品が採用されています。
alt
alt
なお、今回のお客様は昭和のフェアレディZやスカイラインと言った旧車を得意とする埼玉県にあるリバイブ・ジャロピーさんと言うショップの店員さんでありお車の方は全てご自身の手によって製作されたものになります。小さいころから旧車と言うものに接する機会が多く日産のL型エンジンには強い憧れと拘りを持っていらっしゃいます。ただし、ボディの方は50年近く前の物となると劣化が進行している個体が多く、その割には値段が高いと言う状況に悩まされてきたと言う事です。そんな中、ある日L型エンジンを搭載したS14型日産シルビアと出会い大変強い衝撃を受け、自分もそれと同じ組み合わせの唯一無二の車を自分で作成しようという意欲が湧いてきたと言う事です。その結果として、当時ご自身が所有されていましたC35型ローレルを同じコンセプトで仕立て上げたと言うわけです。
このエンジンに求めていらっしゃるものは圧倒的に卓越した出力ではなくこの素のエンジンの性能を上手に引き出している仕様と言う事です。そしてこの仕様で元々のエンジンの素性がどれだけ引き出せているのかと言うのがこのお客様の関心事項でありこの度このお車が私のガレージに持ち込まれたという運びになります。
かつての日本業界を圧巻した日産自動車の黄金期の中心となる名車 ローレルと、これまた黄金期の名機と言っても良いL型エンジンにはいまだ強いファンが大勢いらっしゃいます。そんなファンの方々は必見、現代の世代がチューニングしたL型2.8Lのパフォーマンスは必ずチェックしておきたい内容となるでしょう。

alt
Posted at 2024/06/16 21:09:17 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2024年06月03日 イイね!

日産 フェアレディZ 240ZG L28改 3.1L パワーチェック:名車中の名車がやってきた!日本伝統のエンジンはいかに?

日産 フェアレディZ 240ZG L28改 3.1L パワーチェック:名車中の名車がやってきた!日本伝統のエンジンはいかに?日本の名車中の名車、S30型 日産フェアレディZ 240ZGの登場です。今回対象の車は私のチャンネル動画をご視聴されているお客様のお車になります。
alt
S30型は初代の日産フェアレディZでその前までに販売されていたオープン2シータースポーツダットサン フェアレディの後継の位置付けになります。当初は北米市場のユーザーをターゲットに主眼を置いてデザイン、動力、使い勝手まで研究され開発が行われたとの事で、北米に広く受け入れられたモデルとなりましたがそれは日本でも非常に高く評価されました。
alt
今回対象の240ZGグレードは1971年に販売が開始されたモデルで当時のラインナップの中では最上級グレードに位置します。外観上の特徴は透明なカバーで覆われたヘッドランプとGノーズと呼ばれるFRP製のフロントバンパー一体型のエアロパーツとオーバーフェンダーです。これらの装備によって空力性能が向上する上、他のグレードのモデルと違った雰囲気を醸し出しています。
このお車に元々搭載されていたエンジンは直列6気筒2.4Lのあまりにも有名な日産のL型エンジンL24となりますがこのお車には後のフェアレディZや大衆車に搭載される2.8LのシリンダーブロックL28のシリンダーボア径をφ89に拡大されたものが採用されています。更にこれにディーゼル用のLD28エンジンに採用された83mmストロークのクランクシャフトを装着する事によって排気量を3096ccまで拡大させています。これはL型エンジンチューニングの定番のひとつでフリークの間ではL28改3.1Lと呼ばれ親しまれています。カムシャフトにはWAKO75S、キャブレターはこのエンジンの定番とも言えるソレックス製がチョイスされています。
alt
今回のお客様のお車は1971年製の個体であり半世紀以上前に製造、販売されたと言う事もあってはっきりとした現在の走行距離は不明です。ただし名車中の名車と言う事だけはあって50年以上前の車には全く見えない状態の個体となります。現在の仕様にエンジンが組み直された15年前時点の
シャーシダイナモメーターによる出力計測の結果は300PSを超えていた様です。そして現在、このお客様は新しい仕様のエンジンをご自身で組まれておりそれをこの個体に乗せる計画で活動されています。そこで、新エンジンが搭載される前後でどれくらいエンジンの性能が変化するかを把握されたいと言う事で、この度このお車が私のガレージに持ち込まれました、と言う運びになります。
alt
本日の状態としましては、エンジン組み立て後2.5万kmを走っていると言う事ですが、L28改 3.1L完全メカチューンのエンジン出力を実施できる機会はそう多くはないので今回の計測から得られるデータサンプルは相当貴重なものになります。
日本の自動車史を代表する様なS30 フェアレディZ L28改 3.1Lはどんなパフォーマンスを見せてくれるのでしょうか?ファンの方のみならず自動車好きに方であれば必ずチェックしておきたい内容の動画となっています。

alt

Posted at 2024/06/03 21:04:27 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2024年05月20日 イイね!

ホンダ ビート PP1 パワーチェック リベンジ:吸入系パーツの徹底洗浄でメーカー公表の性能を再現できるのか!

ホンダ ビート PP1 パワーチェック リベンジ:吸入系パーツの徹底洗浄でメーカー公表の性能を再現できるのか!今回は1991年製、PP1型 ホンダ ビートのエンジン出力試験の結果をレポート致しますが、この車は私のチャンネル動画をご覧になっているご視聴者様のお車で、2023年4月に一度エンジン出力試験の結果をレポートしている個体であり、今回はその再挑戦と言う事になります。
alt
ホンダ ビートは1991年に登場したオープン2シータースポーツカーで軽のエンジンをリアに横置きに搭載した販売当時、日本には無かった新しいジャンルを築き上げたモデルとなります。
エンジンはE07Aという直列3気筒656ccのNAでエンジン骨格は同社の軽トラや軽乗用車に装着されるものと共通となりますが、各気筒に1つずつ独立したスロットルバルブを持つMTRECと言う機構が採用されている部分がこのエンジンの特徴でそれにより鋭いアクセルレスポンスを達成しています。
今回のお客様は、昨年私のガレージにて行われましたエンジン出力試験の結果に満足されなかった訳ですが、すなわちそれは、メーカー公表の最大トルク/最高出力、6.1kgfm@7000rpm、64PS@8100rpmに対して、当時15.4万kmを走っていたこのお車の計測結果として最大トルク、最高出力がそれぞれ5.4kgfm@6800rpm、54PS@7600rpmでありましたので、数字の上ではメーカー公表値に対して見劣りする結果となった訳です。
alt
そこで本来のメーカー公表の性能を取り戻すべくこのお客様はその対応策を打った訳ですが、その内容は、徹底した吸入系部品の洗浄という事になります。その方法としてAZ製のFCR-062と言うポリエーテルアミンを含む燃料添加式内部洗浄剤を規定量ガソリンタンクに注入して走行し燃料が掛かる部分のカーボンデポジットを除去すると言う手段が取られました。
alt
このお客様は15.4万km走行時にこの燃料添加式内部洗浄剤の注入作業を行い約半年間このお車を普通に使用しながら定期的にカーボンデポジットが洗浄されていく様子を捉えていました。2000km走行後、インテークポート内部壁面のカーボンデポジットはかなりきれいに洗浄されアルミ色の鋳肌が確認される状況となりました。ピストン冠面につきましては、燃料が掛かるインテーク側はアルミ色の鋳肌が見える状況となりました。このほか、スロットルバルブの全開位置の角度調整、更にエアクリーナーエレメントの新品交換も行われ、結果として、空気吸い込み口からピストン冠面まで吸気系の全管路に渡って徹底的に洗浄が行われたという事になります。
ここまでの洗浄作業は全てお客様ご自身で行われ、お客様は今回のエンジン出力試験の結果に自信満々の様ですが一体どれだけのエンジン性能がリカバリーされるのでしょうか?私のガレージにてエンジン出力試験を実施すればそれが非常にはっきりと検証できます。さあ、是非どうぞ、その対応策の効果がどう出るのかお楽しみください。
alt

Posted at 2024/05/20 21:16:23 | コメント(2) | トラックバック(0) | クルマ
2024年05月03日 イイね!

ホンダ シビックタイプR FD2 パワーチェック:素敵なくノ一参上!高性能スポーツカーを乗りこなす女子に直撃インタビュー

ホンダ シビックタイプR FD2 パワーチェック:素敵なくノ一参上!高性能スポーツカーを乗りこなす女子に直撃インタビュー今回は2007年製、FD2型 ホンダ シビックタイプRのエンジン出力試験の結果をレポート致します。対象の車は、私のチャンネル動画をご覧になっているご視聴者様のお車になります。
alt
FD2型シビックタイプRは2007年に本田技研工業により販売された生粋のスポーツカーと言うべきモデルであり、その気になればそのままサーキット走行もできてしまうような走る側にかなりの重きを置いた設計となっています。ベースとなっているのは2005年から販売が開始された8代目シビックの4ドアセダンであるため実用車としての使い勝手も良く、世帯持ちの方々にも広く受け入れられた事がこの車の価値を高めたと言う事です。
alt
エンジン骨格そのものはDC5型インテグラ タイプRに採用されていたK20A型となります。すなわち、1998cc 直列4気筒 DOHCにホンダのシンボルであるVTEC機構に加えてインテクーク側に連続可変バルブタイミング機構VTCを組み合わせたi-VTEC機構が採用されている部分がこの高性能エンジンの特徴になります。
ただしFD2型のK20Aにはスロットルボディの大径化、インテークマニホールドの単管ショート化、ヘッドポート表面の滑らかな仕上げ加工が施されその結果として吸気効率が向上しています。更に圧縮比を11.5から11.7まで高めエキゾーストマニホールドの専用化で同エンジン骨格のDC5型インテグラ タイプRのエンジンに対して0.9kgfm高い21.9kgfm@6100rpmの最大トルク、5PS高い225PS@8000rpmの最高出力を公表値としています。排気量1Lあたりの発生出力、すなわちリッター出力は112.5PS/Lとなり超高性能であることのひとつの目安である100PS/Lを10%以上、上回っているという事になります。
alt
さて、今回のお客様はなんと!若い素敵な女性となります。このお客様はこのお車を購入される際に別案としてFK7型 シビック1.5Lターボも検討されており双方を試乗されたようですが、結果としてFD2型 シビックタイプRの方に軍配が上がったと言う事です。その理由はよりホンダらしい車だったから、と言う事です。また、このお客様はこのお車をジムカーナーの競技の方にも使用されておりその目的にぴったりな走行性能であることもこのお車が気に入っている点であるとおっしゃっています。ターボではなく、純なNAのエンジンが搭載されるこの車、一体どんなホンダらしさを見せてくれるのでしょうか?
alt
近年この車種は大変人気で、程度が良い個体は値段が跳ね上がっております。その価値にエンジン性能が追い付いているのか?HONDA ファン、VTECファンには絶対にお勧めしたい1作となりました。
また、女性の視点から見たこの車種の生の声も収録しております。是非どうぞ最後までごゆっくりお楽しみください。

alt

Posted at 2024/05/03 22:16:48 | コメント(1) | トラックバック(0) | クルマ

プロフィール

「ホンダ バラード スポーツ CR-X Si AS パワーチェック エンジン出力試験 これが機関摩擦低減のお手本である http://cvw.jp/b/377010/48630430/
何シテル?   08/31 21:33
Hirota Engineering 代表 一般的な会社員でありながら趣味で車を楽しんでいる者です。 車を楽しむ中でも、特にエンジンや動力系の部分に趣を...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/9 >>

 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930    

愛車一覧

ホンダ CR-Xデルソル ホンダ CR-Xデルソル
1992年製 CR-X delSol SiRに乗っています。 現在の車には無い魅力があふ ...
フェラーリ 308 フェラーリ 308
2003年に中古で購入。以来、現在に至るまでこの所有していますが大きなトラブルもなく元気 ...
日産 シルビア 日産 シルビア
S15 シルビア スペックRに乗っています。そもそもは自分でいじり倒すUS12 FJ20 ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation