(前回からの続きです)
数回に分けてお送りしている
2024/4/20(土)~21(日)
道の駅阿蘇で開催された自転車・大試乗会。
自動車SNSみんカラにおいて需要ゼロですが
続いてちょっと変わりダネ部門を続けます。
【Pacific Cyclesbirdy】birdy
ミニベロ=小径車。
小さい車輪がキュートな見た目ですが
車輪経の小ささを活かした走り出しの軽さや
クロスバイク同等の巡行性能や
パーツ交換で性能UP・ドレスアップできる趣味性 等々…
なかなか奥深い世界だったりします。
そんなミニベロ界を代表する1台、それがbirdy!
onimasa個人的憧れのミニベロで
学生時代から欲しい自転車だったりしてw
ソレをこじらせて、奥さん用に
『コレは似た乗り味かも?!』
と考えてGiantイディオムを購入した前科がありますがw
今回、初めてbirdyの試乗ができる機会が得られたので
イディオムの乗り味が似てるか?の答え合わせができました。
その結果、
onimasaの想定は大正解。
イディオムとbirdyの乗り味・走行性能は同等!
…と言って良いと思います。
どちらもシャキッと走ってくれるので
距離50~100kmくらいを20km/hで駆け抜けるのも苦じゃなさそう。
birdyに関しては、車輪を外さず小さく折りたためるので
より気軽に電車輪行や車載輪行ができますね。
※イディオムは前後ホイールを外す必要有り。
輪行以外のシーンでも
通勤・勤務先で折りたたんで屋内保管したり…
そんな運用がピッタリとハマる都会派自転車だと思います。
…ていうかbirdy、
あっという間に小さくできる折りたたみ機構なのに
モノコックフレームやハンドル周りの構造のおかげなのか
車体に剛性感あるんですよね。
これが軽快感や走りの質感向上に繋がってるんだと思いますが
それよりなにより、メカメカしい見た目がonimasaの中の厨二病をくすぐりますよw
Giantイディオム2~3台分という価格を度外視して考えるなら
『やっぱりいつかはbirdy買いたいな~』
…と思い続ける、まさに高根の花のミニベロですね。
ちなみにbirdyにはディスクブレーキモデルも有ります。
ロードバイクだと
リムブレーキとディスクブレーキで全く異なる乗り味になっちゃいますが
小さいタイヤ、低重心、折りたたみ機構、ショックアブソーバー等々
ミニベロ特有の要素のおかげで、ブレーキシステムによる乗り味の違いはごくわずか。
リムブレーキのミニベロはタイヤ経が小さい=リムへの負担・摩耗が激しいので
ソレを考えるとディスクブレーキ化はメリットの多い選択肢なのかも?
実際に買う時は悩ましいかもしれませんw
【KHS】P-20RC
ミニベロの売り文句ではよく
『ロードバイク並みの走り』という表現が使われますが
この自転車ほど、そのフレーズがピッタリな自転車は無いかもしれません。
もうね、走行性能は完全にロードバイクのソレ。
むしろ停止状態からの走り出しはロードバイクを超えてるし
中間加速でも反応性がよくて“掛かりが良い”と感じるレベルでした。
フレームのサイズ展開も多いので自分に合ったポジションで乗りやすい点もメリットで
乗ってる間はミニベロだという事を忘れるレベルの走り。
コレは面白い自転車だな~。
この自転車を購入したユーザーで、ロードバイクを手放した人が居るってのも頷けます。
レース志向じゃないなら、この1台でほぼすべてのニーズが満たせますからw
【KHS】タンデムミラノ
P-20RC試乗の流れでタンデム(前後2人乗り)自転車にも試乗。
前後のクランクが同期して動くので
息を合わせて走れば推進力は倍増!
逆に息が合わなければ抵抗になりかねない諸刃の剣。
素人にはオススメできない
(突然の吉野家フォーマット)
…ていうか、
推進力どころか左右バランスですら危うい感じがあり
体の使い方が違うだけでゼロ発進ですらコケそうになります。
ハンドル&ブレーキは前席に座っている人まかせなので
後席に座ったら“すべてを委ねて、信じてペダルを漕ぐ”のみw
お互いの信頼関係がないとヤバイ乗り物でした。
…下りはちょっとしたジェットコースター並みの恐怖が味わえましたよ。
ちなみに、タンデム乗車エキスパートになると
平地を45km/h巡行できちゃうとかなんとかw
フロントディスクブレーキのローターサイズがバカでかい辺りから
そのポテンシャルの高さを感じますよね。
【マルイ】!CYCLES (ExclamationMark Cycles) R101!
クロモリ、ダブルレバー、シルバークランク
…という一見すると懐古趣味全開!
30年前の自転車風の構成なのに
その実態は
現代的なパーツ構成や
フレーム後輪側の△が小さくなっている現代的なフレーム構造で
反応性UP、乗り心地改善を狙ってて
走るとシャキッと爽やかに走る自転車でした。
乗り心地と反応性が両立されていて、乗っていて気持ちいい!
乗車中はニヤニヤが止まらない類の自転車ですw
(不審者案件)
最新カーボンロードバイクと並べても遜色ない走りなので
『“変わりダネ部門”にノミネートすべきなのかな???』
…と一瞬悩みましたが
何とも独特な雰囲気を醸し出す自転車だし
“現代的パーツ構成で懐古趣味な自転車を組んだらこんな感じ”
…という現在の王道から敢えてハズしたコンセプトが面白いので
“変わりダネ部門”って事でw
ちなみに、この自転車のアイコンとも言える
フレーム中央に鎮座するダブルレバーの変速機
実はコレ、TTバイク等で使われるパーツ(バーコン)流用品だったりします。
変速時にハンドルから手を放して操作する必要があるので
慣れないと不安になる人もいるかもしれませんが、、、
慣れれば全く苦じゃないし
ハンドル周りは操作が軽くなるし
レバー操作で一気に数段飛ばしで変速できるし
自分で整備するのも楽々だし
人と違った見た目の自転車に仕上がるし
レバーガチャガチャ動かすのが楽しいしw
クルマで例えるなら、
“シンプルなライトウェイトスポーツカーをMTで乗る”みたいな感じで
ハマる人にはハマる自転車だと思いますよ。
カラーリングが現時点では1色展開なので、
『多色展開&カラーコーディネートできるといいかな~?』と思ったり。
まだリリースされたばかりの自転車なので今後に期待します!
【マビック】COSMIC SLR 40
今回の大試乗会ではホイールメーカーも数社出店されてました。
自分の自転車に組み付けて試乗したり
他社試乗車に組み付けてもらって
“僕の考えるサイキョーの自転車”を実現してみたり
他の展示・試乗イベントでは味わえない楽しみ方もできたりして!
組付け・調整が必要になるので『サッと試乗する』というよりも
『ジックリ話を聞きつつ時間をかけて試乗する』といった風情で
どうしても1ブース当たりの滞在時間が長めに…
結果的に、今回の大試乗会では
マビックさんのブースのみでしかホイール試乗できませんでした。
ゴキソやGIOOのリムブレーキ用ホイールも試してみたかったんですけどね~、残念。
その楽しみはまた次回の試乗会に取っておく事にして、、、
マビックさんで借りたホイールの話を進めますね。
ラインナップ・仕様を全く把握していないので
『一番良いリムブレーキ用ホイール貸してください』
…というスタッフさんを困らせるオーダーで登場したCOSMIC SLR 40。
ワイドリム、ワイドフランジの最新スペックを纏ったホイールで
業界がディスクブレーキ旺盛な昨今ではむしろ珍しいホイールです。
ある意味、リムブレーキ用ホイールの集大成みたいな1本で
自分の自転車が違う自転車になったかのように錯覚するレベルでめっちゃ良かったです!
今の自転車用に良いホイールを購入して
将来購入する自転車に転用する…みたいな流れがいいのかな???
なんていう想像を掻き立てるには充分な試乗でした。
…より悩み事が増えたという説もあったりしますがw
さて、久しぶりにまとまった文章を書くに至った
『道の駅阿蘇・自転車 大試乗会』ですが、これにて幕を閉じたいと思います。
…駄文・長文にお付き合い頂きありがとうございました!
なお、大試乗会は来年も開催される見込みだとか?!
今回体験できなかった皆さん、来年をお楽しみに~。