書こうかどうか・・・迷いましたが、書くことにします。
御存知の通り、原発の件を発端に東日本では野菜や飲料水に関する放射線問題が顕在化しています。
なかでも
”水”については、人間にとって無くてはならない物ですよね。
それが”飲めないかも”という不安から、各地で”ペットボトルの水”が手に入らない状態が発生。
さらなる混乱につながってます。
さて、ココからが本題。
僕の小学校時代からの親友が東京に2人います。
その二人の家庭には、昨年
生まれたばかりの子供がいます。
そんな二人にとって
、”国の乳児(0歳児)の飲用基準(1キログラムあたり100ベクレル)を超える放射性ヨウ素を検出”は一大事なワケで、親として 家族を守りたい一心で、
『水を送って欲しい』という悲痛な叫びともいえる連絡がありました。
僕にとっての”親友”という以上に、
”子供の親”としてどうにかしてあげたい。
その思いから、金曜日は近所のスーパーやドラッグストア、ホームセンターや自動販売機・・・
考え付く限りの場所を回り、それなりにまとまった量を確保して配送業者に預けました。
すでにどの店も完売状態で、かき集める作業も丸1日がかり。
金曜日の時点で、熊本から”ペットボトル入りの水”が消えたと思います・・・。
ただでさえ熊本は”日本一美味い水道水”といっても過言ではない、
阿蘇の伏流水が源の地下水が飲める地域なので、ペットボトルの水の需要が少なく、在庫数 微少。
今回みたいな
特殊な需要に対応できるワケがありません。
・・・でもこれは熊本に限らず、恐らく全国的にも同じ状況かと。
現在、関東方面に水の需要が集中的に発生していて、供給が追いついていないイビツな状況。
それに対して各飲料水メーカーはフル稼働で生産を行うはずなので、(全く根拠はありませんが)
感覚的に1~2ヶ月以内には需要が安定すると思うし、現在のパニック状態も収束に向かうのでは・・・と思います。
それらを鑑みて、今回は
約40リットル(各家庭 20リットル)を確保しました。
事前に乳幼児の1日辺りの必要水分量を調べましたが、
体重10kgの乳幼児の場合、約1リットルとの事。
その為、目標値として20日分を設定して行動に移しました。
正直な話、色々な方が情報として挙げてくれている通り、今回の放射線量であれば実際の影響は微少だと・・・僕も思います。
それを分かっていながらも購入した僕は
非常識な”買占め”をしてしまったかもしれません。
購入の為に走り回ったガソリン量が無駄なのかもしれません。
配送料は義捐金に回したほうが良かったのかもしれません。
輸送に関するインフラを圧迫する行為かもしれません。
・・・でも、やっぱり何もしないワケにはいかないんですよね。
”子を思う親心”が痛いほど分かるので。
その上で僕としては”今 手に入るミネラルウォーターは本当に必要な人を優先に消費して欲しい”と思います。
優先順位として、僕が思うのは・・・
被災地の皆さん ≧ 放射線基準値を超えた地域の乳幼児 >基準値を超えそうな地域の乳幼児
成人の方おいては、冷静な判断を取って頂ける事を切に願います。
『安全な西日本から、何を言ってるんだ!』という反論もあるかもしれません。
政府が出してる指標が曖昧な上に、対処法も曖昧。
見えない脅威に対する言い知れぬ恐怖感があるとも思います。
そんな中でも
”乳幼児の飲用基準を超えた”という発表が1度でも出された現在、明確な恐怖を感じている人がいるんです。
・・・自分がやった”買占め行為”を正当化するつもりはありませんし、反省もしてます。
それでも、この行為で少しの安心が得られる人がいるので・・・胸を張りたいと思います。
遠い熊本からだけど、ガンバレ! Tくん、Kくん!!
Posted at 2011/03/26 22:46:49 | |
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