
この記事は、
カメラ散歩【三保半島編】
について書いています。
海賊さんにお願いしてカメラ散歩にお供させて頂きました。
ちなみにサブタイトルは、
『海賊さんと行く! 拷問!! 三保カメラ散歩』です!(笑)
写真はクリックすると大きくなります。
フォト蔵に飛ぶものもあります。
今回のカメラ散歩、撮影地と海賊さんからのお題がなかなか難しく、
私にとってはまるで拷問の様でした・・・。(笑)
なので、『どうしてこう撮ったのか』と言う注釈を写真に付けてみました。
私の苦労を少しでもお分かり頂ければ、
冴えない写真もきっと素敵に見える?!事でしょう!(笑)
まずは三保半島の真崎海岸へ。
ここでのお題は『海と愛車をカッコよく撮る』でしたが・・・・、
人と車が多くて構図決めに苦労しました。
まずはこの一枚。

車に寄って来た鳩たちを入れ込む事によって画全体にヌケ感を出し、
さらに全体を淡く暈しふんわり現像した事で、春霞掛かる穏やかな海と
午後のマッタリした時間を表現してみたつもりです。
次はコレ。

ここがどこかと言うことが分かるように、海賊号の背景に松林、
手前には場所の象徴となるタイルを入れ込みました。
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続いては三保半島の最先端、真崎灯台へ。
ここではお題がなかったような・・・。
ココには真崎灯台があったのですが、正直この灯台、
小さくて形もカッコイイものではありませんでした・・・。

そこで、対岸のキリン群も一緒に入れて、
『いつか自分も対岸のキリンの様に大きくなるぞ!』と言う
小キリンとして撮ってみました。
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真崎海岸から少し移動して三保飛行場に来ました。
『ココは何もないけどヤレた感じがイイ!』
との事だったので、お題はそのまま『ヤレた感じ』です。
しかしそれが超難しかった・・・・。
一応頑張って撮ってみましたけど・・・、

右奥に管制塔替わりのバス、立ち入り禁止の看板、転がった馬、
左手前の花の咲く雑草の配置をジグザクとなるようにして、
この場所のヤレた感じを出してみたつもりなのですが・・・。
そして滑走路。
SKE48がここでMVを撮ったそうですが、その時は48の数字が書いてあったハズ。
(MVを見ていないので憶測ですが・・・・)
今は15と言う数字でした。意味は分かりません。

既に草ボウボウに場っていたので、そのまま写せば誰が撮っても
ヤレ感が出るのではと思いますがどうでしょう?
しかし、あまりにも何もないうえに、お題が難しすぎる・・・・。
ヤレた風景を見ていたら、私自身がヤレて来ました・・・。(^^;
だんだんと拷問の様なカメラ散歩になってきた・・・。(--;
そこで、海賊さんに泣きを入れて場所変更をお願いしました。
そして移動。(^▽^)
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今度はボート置き場に来ました。
お題は・・・・。
既に気に出来る状態ではなかった様で覚えていません。(^^;
先程の三保飛行場とは違い、色彩も被写体も一杯あるのですが、
私のスイッチがまだ切り替わっていなかった様です・・・。

真ん中の灯台をアクセントかつ視点の始点として、海の上を行く稼働中の船、
岸にある稼働停止中の船、そして手前の朽ち果てて行く船。
上から下に時系列を作って哀愁漂う一枚に仕上げてみました。
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今度は三保灯台にやって来ました。

風見鳥が天女だったせいでしょうか?
灯台そのものに女性的感じを受けたので、『天女の灯台』と勝手に命名し、
気品と優しさが出る様に撮影・現像しました。
その灯台のすぐそばにあったここで50年やってると言う『焼肉センター』。

店のネーミングと良い、トタン屋根の錆びれ具合と良い、昭和感たっぷりなお店でした。
なのでそのレトロな昭和感を出すため、少し彩度を落として現像しました。
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そして三保の松原の中心部と言っても良い『神の道』にやって来ました。
この木道、なんと一億円をかけて整備したそうです・・・・。
そうなると、『神の道』ではなく『金の道』ですね・・・・。
様は世界遺産認定の陰には利権がらみの事業があるって事です・・・・。

一億円を掛けた『神の道』は『犬の散歩道』である言う、ちょっと皮肉を込めた一枚です。
まぁ、ある意味、近所の方に大いに活用されていると言う事ですね。(笑)
『神の道』の側道からも海賊号を撮ってみました。

一時は枯れかけて復活した樹齢200~300年と言われる松並木。
その力強さを意識して撮影・現像しました。
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三保を離れ、国道150号にやって来ました。
海賊さんが、
私が伊良湖のロングビーチで撮った写真の同イメージを
ここの右折禁止の看板で撮りたいとの事でした。

ちょうどそこへ、右から左へ船が来ました。
それをただ単に右から左へ受け流さずに・・・(笑)、
船の進行方向と、看板の矢印方向、止まれ矢印方向が一致した、
ナイスタイミングの一枚となりました。
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そして丸子宿にやって来ました。
ココでのお題は私が勝手に『ノスタルジー』にしました。
この一角で一番お洒落な北欧家具の店『クラフトコンサート』の横で撮りました。

建物と青モミジ(カエデ?!)と小路の感じが良かったので、そこに愛車を入れて、
全体のバランスを考えて撮りました。
最後はとろろ飯で有名な『丁子屋』の前で。
ココは安藤広重の東海道五十三次丸子宿の場所です。

看板にある、いにしえのこの場所と、現代のこの場所を対比させ、
その比較が出来るように看板の画が確認できる位置で撮りました。
横断歩道は現代を象徴する良いアクセントになっていると思います。
そして、
海賊さんの写真AbbyRoadへのリスペクトでもあります。
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撮影終了後は葵区にある『中村屋』で反省会と夕飯。
親子丼(上)ととりのあみ焼き。

ご飯は白飯ではなく、炊き込みご飯で、上に乗った具とも、
味は程よくしっかり付いていて、とっても美味しかったです。
もちろんあみ焼きも美味しかった。
最後はこの日の一番のお気に入り写真で〆たいと思います。

私の持つ『神の道』のイメージ、薄暗く荘厳かつ神聖な感じを
上手く表現出来たと一枚だと思います。
そんな『神の道』を、神をも恐れぬ北欧の海賊が横切る!
と言うちょっと洒落っ気も入れた一枚です。
海賊さん風に言うと、
うん、満足った。 (笑)
今回のカメラ散歩、一部拷問の様な仕打ち受けましたが、
私にはとてもいい経験になりました。
そして、この日私がファインダー越しに覗いた
この何も無くシュールな世界こそが、
世界遺産・三保松原の真の姿なんだと痛感しました。
海賊さん、お付き合い頂きありがとうございました。
またよろしくお願いします。(^^)