
1月2日、旅は6日目。
目覚めて車の外に出た際に、
昨夜泊った道の駅のすぐ目の前が
錦江湾だったと初めて知った。
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西は怪しい空模様だったけど、東の空から微かに朝日が覗いた。

こんな天気でも、遠くに開聞岳を見る事が出来たのはちょっと嬉しかった。
この日の朝食は昨夜コンビニで見つけた富士山ケーキとお茶と
ジョアフルーツサワー。

ホームシック?!
こんな九州の先っぽに来て富士山の文字を見て思わず買ってしまった。
朝からケーキも如何なものかと思ったが、美味しく食べた。(笑)
この日はクワガタの角の先、佐多岬を目指そうと思った。
佐多岬に向かう途中、みん友さんの多くが訪れている
佐多自衛隊射撃場へ寄り道する事にした。
急な予定変更で西側から東側へ山を越える事になった。

峠道は凍っていた。
佐多自衛隊射撃場に到着。
東の海岸線は晴れていた。
なるほど、ココはこんな所だったのね。
そう言えば、昨年の5月、ここを訪れたお友達の(ご)さんが、
「最果ての地に来たなぁ」ってコメントしたのを思い出した。
確かにそんな感じだった。
来た道を戻って佐多岬を目指す途中、こんな看板を見つけた。
昨年夏、私は看板に書いてある北の端(宗谷岬)にいた。
今、そこから2700km離れた南の端を目指している。
自分にとってその距離は遠かったのか、近かったのか・・・・。
そんな事を考えながら先に進んだ。
カジュマルの木が覆いかぶさる佐多岬ロードパークを走り、
(許可車両以外)車両通行禁止のトンネル手前に車を停めて、
20分の道のりを雨に降られながら岬の先を目指した。
そしてついにやって来た!! ここが本土最南端佐多岬。
岬の先端に立った時、それまで降っていた雨が止み、
青空が広がりこの景色を見ることが出来た。
帰り道はここまで無事に来れた事を感謝して御崎神社を参拝。

しめ縄が何故こんな下にあるのか不思議でならなかった。(笑)
車で灯台元には行けなかったので、
この場から僅かに見える灯台と本土最南端到達の記念撮影。
お昼は旧道にある『ホテル佐多岬』で一番人気と言う岬御膳1200円也を食べた。
島泊海岸にも寄り道。
垂水あたりまでやって来た頃、鉛色の空に光が差してきた。
国道224号に入った時、西の空に青空が見え始めた。

雲が西から東へもの凄い勢いで流れ、桜島を越えていった。
百名道・桜島展望道路を湯之平展望所む向かっていると、
それまで姿を隠していた桜島が姿を現していた。
湯之平展望所で雲のとれた桜島を暫し眺めた。
この日の夕景はこんな感じだった。

向こうに見えるはこれから渡る鹿児島の街。
桜島港へ下り、フェリーで鹿児島に渡る。
市内のGSで火山灰で汚れた車を洗車して給油。
その後指宿へ向かった。
さすがに指宿まで来た頃にはお腹がペコペコになっていた。
Netで調べて向かったお店は休みだった・・・・。
仕方無しにその近くで見つけた何屋かも不明なお店で
「ご飯食べれますか?」と聞いて暖簾をくぐった。
入ったお店は女主人が一人で切り盛りしていると言う『小料理屋 花楓』。
女将に地の物を食べたいと告げ、適当に作ってもらった。

生まれも育ちも指宿と言う女将の作る料理はどれも美味しく、
食材も味もまさに指宿の地の料理だった。
そして女将と会話しながらの食事もとても楽しかった。
しかし、普段あまり入った事のない小料理屋と言うことで、
勘定が幾らになるか不安だったが、とてもリーズナブルなお値段だった。
良い女将と美味しい料理に出逢うことが出来てラッキー!!(^^)
その後『指宿こころの湯』で入浴して『道の駅 活お街道』でこの日を終えた。
明日はクワガタの角の先のもう片方を目指そう!!
1月3日、クワガタの角のもう片方、長崎鼻岬を目指した。
途中、開聞岳の裾野に広がる畑の中で朝陽を見た。
長崎鼻にやって来た。

左が昨日行った佐多岬、右が長崎鼻岬。
これでクワガタの角の両先端を制覇!!
クワガタを制した私はカブトムシと言ったところか。
カブトムシならヘラクレスオオカブトがイイな!!!(笑)
開聞岳をぐるりと回ろうと思って道を先へ進んだところ、
開聞山麓自然公園の料金所に来てしまった・・・・。
料金所の尾根遺産に、
「開聞岳をぐるっと回ってみたいんだけど道はある?」と聞いたところ、
「手前を戻ったところに脇道があります。トンネルが狭いので
気を付けて行ってください!」と笑顔で教えてくれた。
尾根遺産、ありがとう!!(^^)
そしてそのトンネルの道。

細いけど所々ですれ違いが出来るスペースがあった。
開聞岳をぐるっと回ってはみたけれど、それほどいい景色には出会えなかった・・・。
その後は百名道・指宿スカイラインを北上。
錦江台展望所で昨日とは違った噴煙の上がる桜島を見る事が出来た。
須々原展望台で噴煙の上がる桜島と愛車とのツーショットを収める。
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そのまま高速で延岡まで走り、今度は百名道・高千穂神話街道を走る。

この高千穂神話街道は橋の多い道。 これは青雲橋。

そしてこちらは天翔大橋。
コンクリートのアーチ橋としては日本一長い橋なんだそう。
そしてこの九州に来たら是非行ってみたいと思っていた天岩戸神社を参拝し、
高校時代以来となる高千穂峡に寄った。

ここに着いた時、辺りはすでに暗くなっていたが、
昔と変わらない景色がそこにあった。(ちょっと探しちゃったけど)
もう一ヶ所、修学旅行で訪れた場所に行ってみようと、
今度は百名道・阿蘇山岳道路(阿蘇パノラマライン)を登って阿蘇山にやって来た。

残念ながら今はもう火口に行けなくなっていたが、月灯りに照らされ噴煙を上げる阿蘇山はとても幻想的だった。
この月明かりなら草千里はもっと幻想的じゃないかと期待したが、

残念、ガスってた。(爆)
阿蘇山の北側は晴れて星が綺麗だった。
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折角ここまで来たんだもん、ついでに百名道・やまなみハイウェイも走ってみた。

ただし山並みは見えず・・・・。(当たり前)
ガスった山道を越えて長者原まで来た時、そこに素敵な景色が待っていた。
月夜に照らされた雪景色の長者原ストレート。

夜の雪道を苦労してここまで来て見る事の出来たこの素敵な景色を、
私は一生忘れる事はないだろう・・・。
多分ね。(笑)
やまなみハウェイを走り切り、湯布院から大分自動車道に乗り、
宇佐別府道路を経由して東九州自動車道に乗った。
九州側の関門橋の脇のPAで土産を買って遅~い夕食。

九州最後の食事を最も九州らしい豚骨ラーメンで〆た時は既に日付を跨いでいた。
この後本州を一気に駆け抜けようと思ったら、
中国自動車道が美祢東ICから先が通行止めになっていた。
仕方なしに下関JCTから山陽自動車道に回り、周防灘PAで力尽きて寝た。
旅も最終日(と言っても昨夜既に日付を跨いでいたが)、そして私の誕生日の4日。
自分の誕生日の朝陽を運転しながら眺める。

昨夜の通行止めの一件で、この日は一日中高速移動となりそうだった。
瀬戸PAで昼食とシャワータイム。

下津井たこ飯うどんセット650円也は安くておいしかった。
京都の渋滞を避けようと名阪国道に回ってもう直亀山と言うあたりで夕景。
亀山-四日市の渋滞を避けようと下道に降りるもこちらも渋滞・・・・。
空いている道を彷徨いながら四日市まで来て、
走っている時に目に入ったお店で夕飯を食べた。

通りすがりで入ったお店は『キッチン&カフェ ブルート』
頂いたのはお店の一押しハンバーグステーキ(和風おろし)セット。
そして、ささやかながら誕生日ケーキ代わりの抹茶パフェ。
料理も美味しく、そして何より家族経営?!のアットホームな雰囲気で、
接客がとても良く料理の味を倍化させていた。
食事を済ませた、四日市から伊勢湾岸道に乗り一気に帰宅と行きたかったが、
豊田東から音羽蒲郡まで渋滞17kmと出ていたので刈谷PAで仮眠。
久しぶりに富士を見たのは5日の深夜2時少し前だった。
夜中の2時過ぎ、無事帰宅。
車から荷物の下すのは朝起きてからにしようとそのまま布団に潜り込み、
総走行距離4160kmの'14-'15年末年始放浪の旅を終えた。
しかし、私の旅はこれで終わりではない。
想いはまだ見ぬ彼の地へ。
次の旅(未定)へつづく・・・・・。