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イイね!
2020年10月09日

誰も読まないだろうが、アンダーコート考察

伊仏のタイミングベルトの設計の違いについての記事の中で、
アンダーコートに関するコメントを頂いたので、
私なりの考えを述べてみることに。


結果からいうと、その有効性は甚だ疑問。


雪国で愛車を長く乗りたい人は、アンダーコートを
施工してもらう人が多いと思うが、本当に必要だろうか。

1999年まで本州の非降雪地域に暮らし、その後北海道に
住むようになったが、当初アンダーコートなど知らなかったし、
知った後も、当時は財務がタイトだったこともあり無視して
6年(12万キロ)くらいアルファ145を乗り続けていた。
若い頃は、雪の中を走り回ったし、毎週末スノーボードに出かけていたが、
特に錆びることなく、車検等でお世話になっていた秘密基地でも、
意外に錆びないね~と言われていた。
結構神経質に、下回りの洗浄をやっていたが。


その後、子供を授かり生活スタイルが代わり、
クルマで距離を走り回ることは少なくなった。
ノックスドールの永遠に固まらないタイプではない、
厚みをもった軟質のアンダーコートを施工してもらい、
あまり下周りの洗浄を
しなくなった。

すると次々サビが発生し・・・
サイドシルとフロアパンの継ぎ目に穴が開くようになりその後数年で
145は廃車。途中で増車したムルティプラは未だ現役だが、アンダーコートの下で広がった錆に苦しんでいる。




もっとも、新車時から年数が経ってきたので、晩年は錆の進行が
目立ったのかもしれないが、重篤な症状が見られたのは、
パネルの継ぎ目や鉄板の突端部などで、アンダーコートが途切れた
ところから、剥がれ落ち、その先のフラップ状になった
アンダーコートを剥がしながら鉄板の様子を見ると、
アンダーコートの下でミルフィーユ状錆が進行してざくざくになっていた。





錆の写真は、当ブログのあちこちにあるので、見てもらうこととして、

↓ アンダーコート下に広がる錆の画像を含む記事はこちら ↓
https://minkara.carview.co.jp/userid/398935/blog/44156913/

https://minkara.carview.co.jp/userid/398935/blog/44460711/

*後付のアンダーコートは剥がれやすい 
 メーカー純正工場での施工のものと比較すると、
 下地調整があまりうまく行かないから仕方ないのかもしれない。




先日、冬用車両を探しにあちこち中古車店を見て歩いてた時に、
興味深い車両を発見した。

テールゲートに「ブルーライオン 札幌北」のステッカーのある
10年落ち 走行6~7万キロのプジョー207

なんと、札幌のクルマなのに、アンダーコートの施工ナシ!!

そして、下回りの錆の少なさに注目!




右サイドシル 前方






右サイドシル 中央





右サイドシル 後方







右後方、燃料パイプのハンガーの周囲に錆がある。





ざっと見てココだけ錆があったが、あとは「本州のクルマ」かと
思うくらいに綺麗。


もしかすると、純正でもアンダーコートはされているので、
余計な社外後付のアンダーコートなど施工しない方が良いのかもしれない。

ホースハンガーの付け根は、フロアパネルに切れ込みが入れられているので、
その断端が錆びやすいということがわかり、この部分には
予めリフトアップした時に、浸透性のあるノックスドール等を
吹いておけば良さそうである。

この個体は走行距離が少ないので、
距離が12万キロとか20万キロと伸びた時にどうなるのかは
未知数であるが、後付のアンダーコートをしないという選択肢が
十分考慮できるのかもしれない。


なお、このブログは雪国で後付のアンダーコートを施工しようとする
愛車オーナーや、施工業者を非難するものではありません。
あくまで、一素人の経験に基づく与太話程度に捉えていただけたら幸いです。
ブログ一覧 | お猿の生息環境 | 日記
Posted at 2020/10/09 23:09:03

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この記事へのコメント

2020年10月9日 23:39
アンダーコートの塗料は、補修用のラッカー塗料と比べて水分などを吸収しやすいように感じます。
また、ちょっとした油分が付着しただけで、ヌルヌルと溶け出し始末の悪いことになります。
吹き付けて飛び散ったものは、専用の溶剤など全く必要が無く、ガソリンを少ししみ込ませたウエスで完全に拭き取りが可能です。

古いシトロエンのDSなど欧州から引いてきたものは、泥とアンダーコートが何層にも重なっており、ミルフィーユどころか芯まで剥けてしまうラッキョウのようです。(^Д^)
コメントへの返答
2020年10月10日 0:09
貴重なアンダーコートのコメントありがとうございます!
確かに、コート材の断面を見るとスポンジのような感じで、吸水しそうですね。後付のアンダーコートは、そこについていたパーツ等を外すと一緒についてきますし、車体側からはかなり剥がれやすいですね。これらが仇になって、パネルを塩カルを含んだ水分で湿潤させ、錆を進行させるのだと思います。ガソリンで取れるんですね!

欧州から中古並行ですか!
怖くて踏み出せないマニヤック過ぎる範疇ですw
向こうの人はテキトーだから、汚れも古い塗膜も落とさずそのまま塗ってそう!
ラッキョですかー、
芯までなくなったら、あて板ですね。
怖い怖い
2020年10月10日 0:11
連投失礼します。

芯まで無くなったところにガムテープを貼って、その上からアンダーコートを吹き付けている例が多々あります。(;。;)
コメントへの返答
2020年10月10日 0:15
いやはや、凄すぎて言葉も出ません。
錆は、嫌ですね!
2020年10月10日 9:48
リフトに上げて気がつきたのは錆びている車は遅ちょい古めまでの日本車、ドイツ車が多い気がします。エンカルを撒いているのは札幌近郊で旭川方面は砂を撒いているので錆は少ない感じです。
コメントへの返答
2020年10月10日 21:14
コメントありがとうございます。
旭川の車って、本当に傷んでないですね。走行13万キロのうちのムル(札幌)と、走行15万キロ以上で長年放置していたのを貰ってきた部品取り号(旭川)を比較すると一目瞭然。殆どサビがないので唖然としました。
ニッ○ン車のちょい古めのやつは凄い錆びますね。
2021年4月29日 15:55
初めまして。
私自身も多少のアンダーコートへの疑問と、整備する時にベタベタしてデメリットも多いと感じてました。
私は足回りの防錆メンテを兼ねてたアームの塗装は何時もラッカーにしてます。
アホな板金屋は2液性のが丈夫で錆に強いと板金屋の強みを優位に語り仕事を取りたがるのですが、私から見れば2液塗料は塗膜が強くて見える部分だけは綺麗でも、塗装膜の下で錆が進行している例を観ると早期発見の遅れにしかならない、デメリットにしか見えないのです。
多くの方が、既に錆が発生した状態で錆を落とさないで上塗りで隠すだけが多いから、アンダーコートをしても錆が進んでダメなのでは?
っと感じてます。

私が乗っている車は日本仕様の北米生産車ですが、前輪から飛び石が来る部分(リア周辺)に日本生産車にはないアンダーコート、リアダンパーには飛び石用のスポンジゴムが貼られてたりします。
北米仕様にはアンダーカバー類、錆びやすい場所にはちょっとしたプロテクター類が標準で付いています。
(北米は除雪が間に合わない広大な国土で雪対策が凄いです)

アンダーコートよりも、下回りの洗車、特にシャンプー洗車(アルカリ)とアンダーカーバーによる防御が一番ではと思ってます。
コメントへの返答
2021年5月2日 9:03
コメントありがとうございます。
生産国によって、対策の違いがあるのは興味深いですね。
プロテクターの件は至極納得で、樹脂製燃料タンクの陰になっている部分のアンダーフロアは、全く錆びていません。
物理的に融雪剤をく含んだ雪が付着しない場所の傷みは明らかに少ないですね。
後から塗布する塗装は、敢えて弱いものにしておき、毎年点検するほうが良さそう。
私もそう思っています。
お互い長く乗れるように知恵を絞って頑張りましょう!
2024年12月24日 14:55
アンダーコートの検索でこちらに辿り着きました。ポルシェにアンダーコートを施工しようか迷いましたが、こまめな下回り洗車で対応しようと思います。
コメントへの返答
2025年1月1日 13:44
初めまして。
ポルシェなどの 欧州車は、下回りのアンダーコートがしっかりなされているはずなので、余計なことはしない方がいいと思います。
やはり 下回りの洗浄と、パネルの合わせ目などにミネラルオイルなどを拭いておくことが予防となるでしょう。
別のブログでも触れていますが、カナダの JAF のようなところが そのように ウェブサイトで触れています。

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