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ファクトリーお猿のブログ一覧

2019年01月27日 イイね!

レッドゴー ★  交流溶接機を直 流化改造し溶接してみた  ★ 極性切替

交流溶接機のレッドゴー(スズキッド製)の直流化改造後、
初めて溶接してみた。


DSC_1397
DSC_1397 posted by (C)factoryosaru





極性を替えて変化を見てみたいので、
簡単に切り替えられるようにした。


DSC_1387
DSC_1387 posted by (C)factoryosaru









テストピースは単管

最初にアースを(+)にしてみた。

一般に(+)極のほうが高温になると言われ、
(+)側である母材の溶け込みが大きくなるそうだ。


DSC_1389
DSC_1389 posted by (C)factoryosaru



溶接部分の肉は、内部にめり込んだようになっている。




内面にも溶け込んだ様子が見られる。


DSC_1390
DSC_1390 posted by (C)factoryosaru







ただ、質量の大きな母材を深層まで溶かすにはより多くのエネルギーが必要なようで、(-)アースのとき(後述)と比較すると、より大きな電流値を必要とした。

実際に70Aだと、アークスタートが非常に困難。
90Aだと、なんとか開始でき、アークを持続させることができた。

ひと度アークスタートしてしまえば、交流のときよりも遥かに安定しており、
楽しく溶接棒が進む。


(+)アースは、厚物の内部までしっかり金属を溶かし、
高強度で溶接したいときに向いている。









次にアースを(-)にしてみる。


溶接部分の肉が盛り上がり、内部にあまり浸透していない様子を窺うことができる。


DSC_1391
DSC_1391 posted by (C)factoryosaru





内面まで肉がせり出してくる様子も見られない。


DSC_1392
DSC_1392 posted by (C)factoryosaru




この場合は、溶接棒が温度が上がる(+)側となる。
細い溶接棒が高温になるにはたいしたエネルギーは必要ないと見られ、
アークスタートは70Aでも簡単。
また、アークの持続も楽勝だが、母材への溶け込みが少なくなる傾向があるので注意が必要だ。
90Aまで上げて溶接作業をしてみたが、内面まで肉がせり出してくることはなかった。

(-)アースは、薄物向けと言える。
マフラーなど、穴あきすると困るもの、性能低下に繋がる突起が内面に発生しないようにしたい場合は、
間違いなく(-)アースのほうが良い。


どちらにしても、アークの持続性は交流のときと比較にならないほど簡単。
極性の変更で特性が明らかに変わるので、目的に合わせて安定的な溶接作業が
可能。

今年は、いろいろ溶接してみようと思う。





オマケ


発熱が心配された、ブリッジダイオード部分。

殆ど温度上昇は感じられなかった。

ヒートシンクは本当に必要だったのだろうか?

その程度である。



(キャパシタ+抵抗)を極性切替部分に追加してみようと思う。
これで、特性がどう変わるか?



我が家の溶接機はレッドゴーを単相200Vで稼動しています。
溶接棒は低電圧用ではなく、普通の安いやつです。
200Vだと低電圧機・レッドゴーでも、コレで十分イケます。








Posted at 2019/01/27 19:05:41 | コメント(2) | トラックバック(0) | お猿の生息環境 | 日記

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